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2009/06/30

オーバーチュアの地域ターゲティング設定がGoogle Chrome 非対応なのはChrome 側のバグ

Google Chrome でオーバーチュアの管理画面を開き、地域ターゲティング(地域による広告表示の絞り込み)を設定しようとすると、うまく表示されないのだそうで。

下記画像の通り、地域セグメントをかけようとした場合は、通常は対象地域を選ぶことが可能なのですが、Google Chromeの場合、地域セグメントをかけることができません。(中略)オーバーチュアのサポートに電話してみたところ『知らなかった』だそうです。殿様や。。。
オーバーチュアがGoogle Chromeに対応していない

Google ChromeでOvertureを使うと、地域指定ができず、日本全国を選ばなくてはならない。地域を指定する機能が表示されないからだ。囲い込みのつもりだったらやめたほうがいい。
ChromeでOverture


へー。ちなみにオーバーチュア管理画面の推奨ブラウザはWindows でMicrosoft Internet Explorer 6.0以上もしくはFirefox 2.x以上、MacintoshでFirefox 1.5x以上、Safari 2.x以上、Opera 9.x(Mac OS10以上)と記載されている。ただし「2007年8月1日現在」ということで、じゃっかん記述が古い感も。

また本家Yahoo! Search Marketing のヘルプにはSupported Browser の記載は見当たらないが、近しい関係にあるYahoo! UI Library では、以下の"A-Grade Browser" をサポートの対象としている

A-Graded Browser

競合のブラウザをはじくなんていう面倒な(しかもリスクの高い)手法をとるはずもなく、単にシェアの問題だろう。まあ別に一般人が知る必要はないのだけど。


同じWebKit を使うSafari ではどうか

自宅環境がMacintosh なので、Google Chrome と同じレンダリングエンジン(WebKit)を使っているSafari のバージョン 4.0(5530.17)で地域ターゲティングの設定を試してみた。以下のとおり、問題なく指定できている。

Safari でオーバーチュア管理画面から地域ターゲティング設定

で、アドワーズ広告のヘルプ内にGoogle Chrome に関する記述があるのだが、
Google Chrome では Apple Safari と同じオープンソースのレンダリング エンジン (WebKit) を使用しているため、Apple Safari と同じようにサイトが表示されます (Internet Explorer や Mozilla Firefox とは異なって表示される場合があります)。互換性を高めるため、何百万というサイトで Google Chrome ブラウザをテストしました。
Google Chrome ブラウザでも他のブラウザと同じようにウェブサイトが表示されますか?

なのだそうだ。その上で「Google Chrome で表示したときにサイトが適切に動作しない場合は」以下の方法で報告するようユーザーへ協力を呼びかけている。
  • Google Chrome と Apple Safari の両方でサイトが適切に表示されない場合は、http://webkit.org/quality/reporting.html (英語のみ) の手順で webkit.org にバグを報告してください。
  • Apple Safari ではサイトが適切に表示されるが、Google Chrome では表示されない場合は、http://code.google.com/p/chromium/issues/list で Google Chrome のバグとして報告してください。

ということで、上掲の両名はすみやかにGoogle Chrome のバグとして報告すべし。

2008/05/14

ブラウザによるURL の補完

某所にて、とあるサービスのプレゼンを受けていた時のこと。「実際の画面を見せますね」といいながらブラウザのURL 欄(Firefox でいうロケーションバー、Safari でいうアドレスフォーム)に「http:// 」から手入力をされたので驚いた。参考までに以下にSafari のヘルプを示すが、

ブラウザによるURL の補完に関するSafari のヘルプ

こちらにあるとおり、Internet Explorer も含めた現在の主要なブラウザは「アドレスの主要な部分を入力すると、残りの部分が自動的に入力」されるようになっている。たとえば、
「http://www.cats.com」にアクセスするには「cats.com」と入力します。
といった具合。必ずしも「http://〜 」から打つ必要はないわけだ。当たり前だと思っていたが、意外に知られていないのだろうか。ちなみにプレゼン担当者はインターネット関連の外資系企業で社長を歴任されてきた方であり、決してリテラシーは低くないはず。

何でもまず検索する時代になって、URL を直打ちすることも減っているとは思う。が、こういったちょっとしたTips がどこまで普及しているかによって、例えば「canon.jp 」「panasonic.jp 」といった表記でURL をマス広告上に記載することの評価も違ってくるのではないか。機会があればブラウザまわりのあれこれについてアンケートをとってみたいものだ。

#久々の更新ながら小ネタ。まじめな話は気長にお待ちを。