2005/10/27

Ask.es-スペイン語も正式版に

執事解雇のうわさ(?)に揺れるAsk Jeeves のスペイン語版が、ベータから正式版に格上げされた。
Ask Jeeves Blog: Ask España: Out of Beta and Into the:
"Just 8 months into its vertiginous transoceanic existence, Ask España is out of beta and has brought a unique and differentiated search experience to Spanish Internet users. Check it out at www.ask.es."

文中では「www.ask.es」となっているが、アクセスはhttp://es.ask.com/ へリダイレクトされる。Ask.jp 同様、キャラクターとしてのJeeves(ジーブス)氏の画像は表示されるが、タイトル等には名前が表示されていない点、押さえておきたい。日本語版には存在する「ジーブスについて」の説明ページも用意されていない。

このスペイン語版や英国版本家Ask.com と比較すると、Ask.jp のトップページがいかに雑然としているかがよく分かる。「Ask.jp 5つのメリット」などのコンテンツはよいと思うが、肝心の検索窓が目立たないくらいいろいろ配置してしまっているのは感心しない。また、せっかく「全世界最大シェアのブログ&ニュースリーダー」とBloglines を紹介しながら、新着件数が表示されないのはもったいないのでは? (*他の各国版では新着件数を表示してくれる)

2005/10/22

CSSによる隠しテキスト、間抜けな注釈つき。

Google のMatt Cutts氏が彼のブログ「Matt Cutts: Gadgets, Google, and SEO」で、間抜けなSEOスパムの実例をさらしている。
SEO Mistakes: Unwise comments

ぱっと見はきれいなMusic Box(オルゴール)のオンラインショップ。ところがCSSを外して確認すると、「visiblity:hidden」による隠しテキストのてんこ盛り。そしてこのスパムを指南したどこぞのSEO業者が、ご丁寧にもその前後に間抜けなコメントを残している。



……「ここに隠しテキストを入れてください。<H1>タグを忘れずに」って、バカ過ぎ。

2005/10/20

命名「Google」……今回は本物

スウェーデンに住むWalid Elias KAI とCarol KAI の間に9月12日、待望の男児誕生。そして夫婦はこの子を「Oliver Google KAI」と名付けた。

……と聞くと思い出すのは、今年1月に流れたニュース。いわく「ルーマニア・トランシルバニア地方の夫婦が、男児に「Yahoo(ヤフー)」と名付けた」というものだったが、のちに記者による捏造と判明している。

今回の件はGoogle KAI の写真が掲載されたWebサイトもあり、また父親が検索エンジンマーケティングに関わっていること、Google Blog でも取り上げられたことなどから信憑性は高い。しかしよく分からないのが、KAI 氏からGoogle Blog へ送られた文中の、次のくだり。
"When we first knew that my wife Carol is pregnant, I said, 'we will name our child Google.' Everyone laughed and did not take me seriously. My brother said, 'Yeah, name the next one yahoo fuji nikon."

もくろみを聞いた周囲の人はみな、当初は本気と受け取らず、KAI 氏の兄弟は「じゃあ次はyahoo fuji nikonと付けなよ」といったとのこと。しかし「Yahoo!」はともかく「fuji」と「nikon」はいかにも唐突な感あり、気になる。

2005/10/14

Google の所有ドメインリスト

幅広いサービス展開に伴って、またTyposquatting(タイポスクワッティング)を回避しようと考えれば、企業の所有するドメインは自然と増えていくもののようだ。Search Engine Watch Blog経由で、
google domains: "Domains Registered to Google Inc."

Google の所有しているドメインが一覧で確認できる。「Adsbygoogle.com」なんてのはさもありなんという感じだし、以前に話題となった「GBrouser」も「.com」「.net」「.org」で取得されている。面白いところでは、つづりをひっくり返した「Elgoog.com」(ほか「.net」「.org」)も押さえているが、「Elgoog」といえばこちらを思い浮かべてしまう私は、オールドタイマーなのだろうか。

ちなみにネタ元となったエントリーには、先般リリースされたGoogle ならではのRSSリーダー「Google Reader」に関して

The Googlereader.com domain was originally registered by a person in Seattle in April 2004. This registration expired in April 2005.
(*超訳:「Googlereader.com」はシアトル在住の個人が登録していたが、今年4月に期限切れとなり、その後にGoogle が取得した)
とある。このシアトルの方が更新していたら、Google はこのリーダーをなんと名づけていただろうか、などと想像してみるのも面白い。