2006/02/27

Jeeves Leaves:そして誰もいなくなった

前もって聞かされていても寂しいものだ。http://www.ask.com/ から、あの執事の姿が消えてしまった。各種ツールが右側に移動され(Bloglinesの新着件数が表示されなくなっている……)、余白の増えたトップページデザインが余計に寂寥感をさそう。



#直前には、いつもの温厚な執事とは違う
もうひとつの顔を見せてくれたりもしていたのだが。

気になるのは、新生Ask.com が今後もファンを獲得してゆけるのだろうか、ということ。1月に発表されたKeynote(旧名Vividence)による「Customer Experience」ランキング調査では、
"Ask Jeeves received the greatest jump in brand perceptions once new or infrequent users had searched on their site."
(意訳:ユーザーが実際に使った後のブランド認知ではAsk Jeeves がもっとも高い伸びを見せた)
と評価されていたが、そのかなりの部分はJeeves 執事の親しみやすさに拠るところが大きかったのではないだろうか。

なお、Ask.jp からもJeeves 執事の姿が見えなくなっているが、こちらはむしろ、ごちゃごちゃのトップページを整理できたことのメリットのほうが大きいだろう。 :p

2006/02/19

Jeeves vs. Matt Cutts

今週、一番わらったのがこのMatt Cutts 氏(Google エンジニア)のエントリー 「Road trip: Ask Jeeves in Campbell」と、それに対するAsk Jeeves Blog の「A Visitor Among Us」。英文ではInside Google が簡潔にまとめているが、あらためてご紹介。

キャンプベルへ食事に訪れたCutts 氏。近くにAsk Jeeves がオフィスをオープンさせたことを思い出し、場所を調べて立ち寄ることに。ビルへ首尾よくたどりつき、カメラ付きケータイを片手に向かったが、朝早すぎたため事務所には誰もおらず。窓から覗き込んでみると、受付カウンターの中にはJeeves 執事のボードが置かれていたので記念にパチリ(写真の赤でかこまれた部分にJeeves 氏が)。

Cutts 氏がこの訪問についてエントリーを上げた2日後、Ask Jeeves Blog に事務所内を撮影しようとしているCutts 氏の姿が掲載された。なんでもJeeves 執事のボードには監視カメラが仕込まれていたそうで、右手でケータイを掲げて写真を撮るCutts 氏がはっきりと映っている。家政婦ならぬ「執事は見ていた」訳だ。

2006/02/10

A gooooood Subject!

Inside AdSense より、「A gooooood question」。あまりにも件名が秀逸なのでつい。

内容は読者からの「なんで"Ads by Google"じゃなくて"Ads by Goooooogle"って表示されるの?」という質問に答えるもの。「面白いからやってみた、記憶にも残るのでいいんじゃないかと思ってる(意訳)」というのがその答えだ。ちなみにこのエントリーの後半には
So why label our ads at all? The "Ads by Google" label helps distinguish clearly between content and ads, thus providing a more positive user experience. It also distinguishes Google ads from other ads so that when users click on Google ads, they know they can trust Google to provide high quality ads targeted to their interests. This trust provides value to both publishers and advertisers.
……広告部分とメインのコンテンツは明確に分けておきたい、その上で「Google の印が冠された広告については安心できる」というくらいの品質・関連性の高さを保ってゆきたい、という彼らの理想が語られている。それでこそサイト運営者や広告主の利益にもかなうのだと。