2015/03/09

大きなミスほど見逃されやすい、の例( #Googleセキュリティ月間 から)

すっかり乗り遅れたが、先月(2015年2月)の前半、Google の公式Twitter アカウントが、オンラインで安全に過ごすための一般的な注意点を紹介する「Googleセキュリティ月間」なる取り組みを行っていた。セキュリティに関する問題を画像付きで出題し、追ってその答えを解説するというスタイルだったが、その2日目にちょっとしたミスがあったとのこと。こちらのエントリー(↓)にうまくまとめられている。

Google Japan 公式 Twitter、セキュリティ月間で問題を出すも、正解とは別のところで突っ込まれる | WWW WATCH

要約すると、
  • 本来の出題意図は「本物と見間違いやすいURLにご注意を」というもの
  • しかしURLの先頭が「http://」ではなく「http//:」になっていたため総つっこみを受ける
  • 気を取り直して、修正した画像にて再出題
という流れ。 気を取り直した後の「正しい」画像はこちら:
解答はこちら:
URL の確認が重要であることに異論はないが、米国国旗の星の数よりもっと大きなつっこみどころがあることに読者諸賢は気づかれただろうか? それはここ:


……外貨預金なのに、なぜ日本円が対象になっているのか。しかも筆頭。計算してつっこみどころを入れたのならすごいが、まあ違うだろうなあ。
(*参考:画像検索「外貨預金」

筆者の経験上も、雑誌のゲラを確認する際、見出しなど目立つところほどミスが発見しにくかったりしたが、今回の事象も同じようなことかと推測する。まあ取り組みとしては有意義だし、それなりに面白いものだとも感じたので、これにめげずがんばっていただきたい。