軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2020-01-01から1年間の記事一覧

誰も責任を取らない(取れない?)1年だった!

”コロナ、コロナで一年過ごす…”と歌いたくなるような年だった。「師走」とは「医師と看護師」が走り回る年だとは知らなかった。 シナから”国賓”を呼ぶとかで、判断が狂ったのがボタンの掛け違いの始まり。”民度の高い国民”に支えられてここまで被害を抑えて…

「神」が信じられなくなった米国民の将来

アメリカ合衆国のドル硬貨に印字されている「IN GOD WE TRUST」とは、「我々は神を信じる」という米国家の公式標語であるという。 11日にテキサス州が「大統領選挙が不正に行われた疑いがある」とした訴えを米連邦最高裁が却下した事に激怒したテキサス州は…

米国で民主主義の”崩壊”が始まっている

いま世界は武漢コロナ対策に忙殺されているが、発生から1年過ぎても混乱が続いているのは何故か? それは未だに有効な対処法が確立していないからだろう。その中心ともいえる米国を傍観していると、大統領選挙で露見した「共和党と民主党の対立」が裏にある…

武漢コロナ禍・結局は自衛隊頼みか?

ついに武漢コロナ対処で苦闘している医療体制支援のために、自衛隊の看護官(初めて聞く名称だが)を「災害派遣名目」で出動されることが決まった。 9日の産経は【医療人材限界「最後の手段」】だと書いている。 コロナ事案が公になってからほぼ1年経過し…

”詐欺組織”による「正義を忘れた」米大統領選挙!

12月8日、今日が何の日かご記憶にあるだろう。そう、日米開戦の日(現地時間は12月7日)である。 当時在ワシントン日本大使館に”避難”していて胸騒ぎを覚えていた海軍武官補佐官の寺井義守少佐は、大使館に出勤して呼び鈴を押すが返答がない。 郵便受…

「はやぶさ2」の快挙を祝う

小惑星探査機「ハヤブサ2」が、小惑星リウグウの試料が入ったとみられるカプセルを無事に地上に向けて分離することに成功したあと、別の小惑星1998KY26に向かった。11年後に到達して探査を続けるという。 初代はやぶさは故障続きでハラハラさせら…

”現代科学者”は目に見えないものを信じない!が…

先日フジTVの「なんだこれ?」と題する番組で、UFO特集が放映され、以前講談社のα新書から上梓した「実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO」に登場した、織田邦夫元空将が出演したので驚いた。 彼が小松基地時代にスクランブルで体験したことが…

三島由紀夫自決50年、改めてその死を悼む

50年前の今日、三島由紀夫は市谷台で自決した。私は当時、浜松で戦闘機操縦教官を務めており、1等空尉であった。 学生との空中戦闘訓練を終えて着陸したばかりの私に整備員が「佐藤教官、三島由紀夫が死にました」と告げた。 「衝撃を受けた私は、彼の著…

「英霊の聲」・三島由紀夫、自刃後50年に思う

ある政党の機関誌に、三島由紀夫が昭和41年6月に著した「英霊の聲」が出ている。改めて読み返すと、50年前に彼はすさんだ日本の今日の姿を予見していたことがよくわかる。まさに天才であり、予言者だったのだ。 そう、戦後日本の政治、文化は“道徳”と言う美…

米国の“正義”はどこへ行った?

「ワシントン時事」によると、【3日の米大統領選と同時に行われた連邦議会の上下両院選は4日、開票作業が続けられた。上院選(定数100)では、与党共和党が事前予想を上回る奮闘を見せ、野党民主党が目標とする6年ぶりの過半数奪取は困難な情勢だ。 下…

国の守りを語らぬ議員たち

旅行が規制されていた東京都から”脱出”して、長らくお参りできなかった福島のお墓参りに行ってきた。几帳面な土地柄らしく、衛生観念が発達しているので、どこもかしこも消毒が徹底していた。 泊まったホテルもGotoトラブルで振り回されていたようだが、県独…

”コロナ禍”で失われてはならない人間性

武漢コロナのおかげで、活動が制限されたのが文化とスポーツ関連だろう。まず、東京五輪が”延期”になった。 各種スポーツ活動も、無観客試合を要求されたし、音楽などの文化活動も大きく影響された。 今でも交響楽団などは活動が制約されていて苦しい立場だ…

学術会議新会員候補6名を首相が任命拒否

10月1日、学術会議が推薦した新会員候補105人の内、6人を菅首相が任命拒否した件に関して、「学術会議の独立性や学問の自由が損なわれる」などとまたぞろ野党が吠えている。政府機関であるのだから総理大臣が拒否するのは当たり前であるし、年間10億円の税金…

徹底的非武装諭を信じるマスコミが「国」を滅ぼしている!

トランプ大統領が「フェイクニュース」と言ったので有名になったが、情報操作で食いつないでいるメディアは枚挙にいとまがない。活字とTV画面に”弱い”民衆は、それが”嘘”だとは感じていないからなお恐ろしい。支那事変のころも、大東亜戦争のころも、従軍…

安倍前首相の靖国参拝”スルー”を残念に思う

総理大臣ではなくなった安倍晋三氏が靖国神社に参拝した。 その裏に解説記事が出ているが、その中に靖国”スルーの本音”が透けて見える。 記事には「ここで私が行くと、次の菅政権に負担をかけることになる。それに退任直前に行くと、それは(英霊の追悼目的…

安倍内閣総辞職 2度目の任期途中辞任

安倍晋三首相は16日午前の臨時閣議で全閣僚の辞表を取りまとめ、安倍内閣は総辞職した。2006~07年の第1次内閣を含む首相の通算在任日数は16日で3188日、12年12月の第2次内閣発足以降の連続在任日数は2822日で、いずれも歴代最長となったが、第1次内閣に続き…

「戦中版教科書に見た『優しさ』」に私も教えざるの罪を思い出した!

いささか旧聞に属するが、9月3日の「直球&曲球」欄を見て私も幼いころの体験を思い出した。演習を終えた兵隊さんが、民家に泊まるという風習は私には当たり前のことだったから、何ら疑問を感じなかったのだが、戦後生まれの若い葛城女史には”不思議な?”感…

安倍総理辞任、事情をよく知る副総理が代理を務めるべきだ!

総理の辞任が公表された。6月ごろから体調不良だったようだが、潰瘍性大腸炎は”難病”に指定されている。 一時「アサコール」が効果を発揮していたようだが、継続すると効き目は半減する。 ご本人は相当きつかったろうが、何よりも意思に反しての発病に、戸惑…

先祖を敬わなくさせる”コロナ対策”

23日の産経「日曜に書く」欄に、山上直子論説委員が「消えゆくお盆と光秀の霊」と題して、「仏教徒先祖信仰」心が”コロナ禍”で失われつつあるのを憂いている。 【初盆は来年ですね。四十九日がまだ済んでいないので、先月に身内の葬儀があって今年は初盆だと…

この秋、世界的食糧危機到来か?習近平、飲食浪費を禁止!

今朝の産経抄氏は、次のような”食糧危機?”を示唆している。 14億の人民を養っている?中共政府は、3か月も続いた「ノアの洪水」に適切に対処できずに、既に二百万人が家屋を失い避難生活に追い込まれている上、農作物の被害は計り知れない。CCTVなどでは9…

意見広告=「日本の政財界指導者たちへ」に思う

前回、「軍事研究」誌の市谷レーダーサイト欄に北郷源太郎氏が「このまま行けば大丈夫ではない」というコラムを書き、▼それにしても、この数年での政治家と官僚の劣化は目を覆うばかりである、と軍事研究ならぬ「政官界の人事研究」を書いたことを紹介したが…

大事なものが置き去りにされつつある夏、に思う

お盆を迎える8月は、我が国では大半の国民がお墓参りに詣でてご先祖と対話する月になっているが、今年は「コロナ」で制限されたため、異様な月になった。 一般家庭の墓参りもそうだが、それに輪をかけて薄れていくのが戦没者に対する供養の心だろう。今年は…

”内なる敵”・・・各界に潜入している「引き込み女」を洗い出せ!!

河野防衛大臣が、”アジア周辺諸国側”に立った質問をした記者を”詰問”したことは、ブログやユウチューブでかなり反響を呼んでいる。今まで”撃たれっぱなしであった”大臣が、当然の疑問を呈しただけだが、そんな”専守防衛”に徹する大臣らに若者たちが飽き飽き…

河野防衛大臣の”非常識極まる記者”に対する「正常な指摘」

「言葉のひと解き」欄に清湖口記者が尖閣に対する中国の態度を非難したが、見出しのタイトルは「やられたらやり返せ」とあった。そんな暴力肯定的なタイトルが付くのは久しぶりだったが、そろそろ世論の最先端を行く記者さんも、周辺諸国の”横暴ぶり”に業を…

天晴れ!照ノ富士関、それに比べて「神事」である事を忘れた相撲部屋の醜態…

14場所ぶりに幕内復帰した前大関の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が、30場所ぶり2度目の優勝を果たした。 千秋楽は、負ければ優勝決定ともえ戦にもつれ込む本割の関脇御嶽海との一番を制して、13勝目を挙げ15年夏場所以来の優勝が決まった。殊勲賞、技能賞の三賞2…

李登輝元台湾総統を悼む

早8月、セミの声もちらほら聞こえる時期になったが、相変わらず世間はコロナコロナと喧しい。メディアはそんなに金になるのかな~~ そんな中、李登輝元総統が30日台北で死去された。97歳の大往生だった。 靖国神社を参拝された李登輝元総統ご夫妻 現役時代…

アマビエ:日本の民間信仰「神話」について考える

連日続く「コロナ感染者数」「各国の現状」「To Goによる経済支援」など、耳にタコができる話でうんざりしているが、今朝の産経にこんな写真が出た。疫病を収めるといわれる妖怪・アマビエのアートである。 そこでいささか旧聞に属するが、「アマビエ信仰」…

日本はどっち?「同盟国」は“日本も武漢蝙蝠か?”と疑い始めた

産経の古森記者は27日「米国の戦略国際問題研究所が安倍首相側近を「対中融和派」と名指し」したと報じた。 【米国の有力政策研究機関「戦略国際問題研究所」(CSIS)が米国務省の支援で7月下旬に作成した報告書に安倍晋三首相の対中政策を大きく動かす…

中共の正体を知ったトランプ政権に、やがて「踏み絵」を迫られる!

今朝の産経は一面トップでポンペオ国務長官の決意(米国の)を報じた。 米ソ冷戦を終結に導くためのニクソンの戦略であった「米中蜜月」は、キッシンジャーらにより、中共も経済的に豊かになれば、やがて自由主義陣営に加入するだろう、という甘い考えで中共を…

非常事態下に「文人」の言葉遊び(修飾語)が目立つ!

共産党一党独裁国らしく、北京政府は”人為的”な洪水を巻き起こしているが、家や家財はじめ、家畜さえも失っている人民の哀れさが見て取れる。どうしてこの国は「天子様」に恵まれないのだろう? 自分ら(党員)が生き残るために、人民を切り捨てている国家には…