軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

平成21年お年賀

「変」な年から、まともな年へ!

昨日は久しぶりに地上波の「テレビタックル」を見た。前段の「政治喜劇?」には辟易したが、これが今の政治家の実態なのだろう。いっそのこと、テレビ芸人に転向するが良い。 後段には田母神前空幕長が出たが、スタジオは一変、議員達の発言が急に減った。 …

中東危機と国連と日本

26日から東北地方へ恒例の墓参りに出かけたが、今年は想定外の強風と大雪で苦労した。那須高原付近から雪、福島は積雪、住職様に挨拶したら「こんな大雪の中・・・」と驚かれた。墓に着くと不思議なことに薄日が差したが、墓前の花立の水は凍結している。新し…

海自艦、日本籍船を護送

24日産経のトップニュースである。中国海軍艦艇3隻がソマリア沖に出航したので、あわてて?『警備活動を適用』し、海自艦艇を差し向けるようだが、記事を読んで思わず吹き出した。1、『対象が2300隻以上にのぼるため、当面は日本籍船に限って護送を…

75歳以下はジュニア!

月刊誌「WiLL」2月号に、97歳の日野原重明氏と86歳の小野田寛郎氏が、「75歳以下はジュニア」「75歳になってシニア」とお元気な対談をしている。 佐賀での講演で私もそれを痛感したが、私なんぞジュニアの仲間に入れてもらえないのでは?と思う。そ…

国民は良く見ている!

昨日21日は、早朝から羽田を離陸し福岡に向かった。快晴の中部以東に比べて、四国以西は雨雲でべったり、機内で朝日、読売新聞に目を通したが、日曜日とあってかさっぱり読むところがなかった。これじゃ赤い朝日が赤字になるのも理解できる。読者の目は節穴…

尖閣を日中台で共同調査?

今朝の産経新聞5面に、「尖閣、中台と共同調査」と大浜石垣市長が発言し、仲間議員の質問で撤回したという記事が出ていたので驚いた。記事のリードにはこうある。 「沖縄県石垣市の大浜長照市長が市議会で、日本固有の領土である東シナ海の尖閣諸島(中国名…

教育を『国家戦略の中心に』

今朝の産経トップに表記の記事が出た。麻生首相は「自然資源に恵まれない日本では人材が一番の資源になる。そのためには質の高い教育、信頼できる教育が大変に重要だ」と述べたそうだが、その通りである。 教育再生懇談会の第二次報告書は「改正教育基本法と…

国連、海賊制圧許可!

16日、国連安保理事会は、ソマリア沖での海賊行為を制圧するため、ソマリア国内での追跡などを含む、陸上での軍事作戦を可能にする決議案を全会一致で可決した。 決議は「ソマリア国内で必要とされるあらゆる措置をとることが出来る」とされていて韓国や欧米…

「靴のサイズは10!」

イラクを電撃訪問したブッシュ大統領は、記者会見でイラク人ジャーナリストから「別れのキスだ。犬め!」などと叫んで靴を投げられた。 CNNが「たった今入ったニュース」として報じたのを見たのだが、隣に立っていたマリキ・イラク首相が1足目に全く反応…

少年漫画脳?内閣

12日の産経新聞・23面「断」の欄に、評論家の潮氏が「『少年漫画脳』内閣の偏差値」と題して、「漫画の是非以前に、麻生首相の愛読誌は文字通り『少年』向けである。そろそろ卒業されてはどうか。他方、麻生『最高指揮官』に解任された田母神前空幕長は…

わが国は「紛争当事国」である!

昨日の産経新聞の読後感を少し書いておきたい。1、中国船領海侵犯 8日、中国の調査船が約10時間にわたって尖閣諸島沖を領海侵犯した問題について、産経は『主張』に「極めて深刻な主権侵害だ」と書き、今朝も桜井よしこ女史が「中国にクギを刺せ」と「麻生…

理性ある服従

昨夜放映されたNHKのクローズアップ現代「空幕長論文問題」を録画で見たが、尻切れトンボで要点がつかめなかった。何が言いたかったのだろう? こんな番組を貴重な時間帯に放映する暇があったら、先日の「国会の査問風景」を中継すべきだったろう。また、…

田母神問題と領海侵犯と

今日は午後にやることがあるので掻い摘んで表題中心にメモしておきたい。1、昨日APAの表彰式があったが、参加した友人から「田母神将軍が日本国が悪い国だという人が自衛隊のトップとなり日本国が素晴らしい国だというひとが首になる。こんな国家ってあ…

67年目の12月8日

6日台湾問題講演会のあと、夜は場所を新宿に移して仲間20人ほどで座談会?を実施したが、田母神論文問題で防衛問題に対する関心が非常な高まりを示していることを痛感した。台湾問題で軍事的関心が深い新聞記者氏も、極めて常識的で熱心な問題提起をした…

台湾の危機に学ぶ

昨日は靖国神社に昇殿参拝の後、台湾の元教授の話を聞いた。228事件に参加したため拷問投獄、政治犯として火焼島での獄中生活14年7ヶ月。 獄中は勿論、出獄後も渡米して勉学に励み、宝石学の教授となる。ところが皮肉にも、新聞に掲載された宝石に関す…

塀の中の懲りない面々!

3日夕方、渋谷に出て作家の浅野裕子さんと雑誌の新春号の対談をしてきた。作詞家としても有名で「甘く苦い大人の恋愛を描く小説世界は独自の輝きを放つ」作家だけあって話題豊富、「2009年の自衛隊はこうあって欲しい(仮題)」という枠を超えて論壇風…

解任劇はもう止めよ

インターネットの世界は情報が早く量も多い。田母神前空幕長の解任劇と、その後の彼の講演、TV出演の状況が、動画で掲載されていて、手元でゆっくり見られるのだから便利である。昨日は、友人たちから送られてきたそれら動画などをゆっくり見たが、今までこ…

迫る四面楚歌

今朝の産経抄子は「私は、女房(かない)に当たりました」という劇作家、宇野信夫のエッセーを紹介している。「知り合いのクリーニング店の主人が、こう言い切るのを聞いて驚いた。長野県出身のこの人は、東京で洗濯の修行をし、やがて結婚して、小さな店を…