大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(喫茶とgallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

いつかどこかで


今年は梅が豊作でした。シュトーレンやフルーツケーキにも入っています。さらっと生きていたはずが、あの、ひとりでいるのにはもう飽きたな、と心底思った日から家族を持つ方向へ歩き出し、私にはそれが楽しくもあり、多くもあり、という連続でした。

時々その荷物を軽くしてくれていた西荻での友達が実生活でいない場所へ移り、自分で軽くする方法を見つけなくちゃ、とできる限りのことはしてみたのですが、今の体で抱えられるものが前より少なくあるべきところ、すぐにキャパを超えてしまい、好奇心や意欲とのバランスが難しい。

減らすことを学ぶために、今年はお茶を始めました。これは、とてもワクワクする体験で、これまで手探りでやってきたことの答えが全て詰まっているように感じました。希望を感じています。

書いておきたいこと、たくさんあったのだけど、2つ3つ。

★移住して初めての冬、雪の中でピタゴラみたいなのをやりたい、と思ってから14年。息子1旅立ちの前に、春休みに子どもたちと3人で数日かけ、かなり長い装置を実現。息子1の工夫や、思いのほか辛抱強く取り組んだ息子2の様子など、子どもの育ちが実感できてとても充実した気持ちになりました。

★眠れない夜を支えてくれた中学2年生の教室みたいなクリーピーナッツのラジオが終わってしまった時に愕然としていた私たちを「みんな、私の胸で泣いていいよ」と優しく受け止めてくれたフワちゃんには感謝の念が耐えません。オールナイト周遊しても行き場が見つからなかった中、長らく抜群のサービス精神に楽しませてもらいました。

ラジオが好きだけど、同質のノリや笑いを野放しにして面白がってたのに社会批判を浴びたとたんに切り離す世知辛さ。松永さんの時も、フワちゃんも。失言を弁護する必要はないけれど、失敗がリカバリーできる社会だといいなぁ。


14年を何とか溺れずに生きてゆくために、この場に、どれだけ救われたことでしょう。ここで見守っていただいたおかげで、私は森の中でもぽつんと子育てをしている感覚には全然ならず、皆さんに見守ってもらいながら、全然ダメな時も何とか向こう岸に泳ぎ切ることができました。本当にありがとうございました。


この14年の間に、戦争や大きな災害、遠い場所でも色々なことがありましたね。被災地の皆さんが平穏な暮らしを取り戻せますよう、ずっと祈っています。


柚子湯の回で書いた通り、長らく見守っていただいたねこひ日記を一旦一区切りとさせていただきます。またいつかどこかで。
その時は、ここにご案内しますね。

Instagramは続けています。
もしよかったら、引き続きよろしくお願いします。
2025年もその先も、ずっとあなたの未来が明るく照らされていますように🌟

感謝と祈りをこめて
nekohi


Â