大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(喫茶とgallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

12/1 店舗販売最終日・息子1匹の場合


春に息子1が寮へ巣立って、夢中で駆け抜けたあっという間の営業期間でした。3人暮らしにも慣れてきたものの、困った時に息子1がどれほど助けてくれていたかも思い知っています。

辛かった時、そっと支えてくれた息子1。先週は久しぶりに帰ってきたのに、昼ごはんを用意しなきゃ、と店からアワアワ戻ってきた私に焼きそばを出してくれました(涙)。

思えばまだ小さかった頃から、なぜか安定感があり、頼りにしてしまっていい気がしてしまう包容力がありました。重い時もあったでしょう。でも、この15年はそうするしかできなかったから、彼にもいい影響もあったと信じるしかない。

赤ちゃんの時から、手をつなぐとなんだかホッとして、どちらが親かわからないような頼りない私だったけど、何とか巣を出るところまで(時にはカッコウのように他の巣にお世話になりながら)たどり着けたと安堵しています。

お店に来たお客さんみんなが見守ってくださったような子育てでした。学校や学童はもちろん、地域の方、友達。東京でもすごーくたくさんの方に手伝ってもらった子育て、通算一体どれだけの人にお世話になって息子は成人を迎えるのでしょう。

核家族にしては、なかなかないくらいの人数の手をお借りして大きくなったことは、きっと彼の大切な財産となったはず。

兄がいなくなって急成長した息子2は、すごく助けてくれるけど気まぐれだから、頼りにすると肩透かしをくらうのでなるべくカウントに入れないよう心掛けています(笑)が、その代わり、やるとなったらやる時のたくましいことは見惚れるばかりです。

朝ごはんやお昼を自分で作って食べられるまでに成長し、言わなければ自分の分だけやる堂々とした子供らしさが頼もしく、決して無理な重荷を背負わない様子にほっとします。怒られた時と、私が本当につらい時にはそっとお茶を入れてくれる優しい子です。

長らく続けてきた「石や」は、明日をもって卒業することになりました。小学校までにしよう、と親子で話し合ってありました。楽しんでくださった皆さん、ありがとうございました。

明日は店舗販売最終日。ゲーム時間の「取引」で確約した息子2のお手伝いありで、最後まで皆さんに大沼を楽しんでいっていただけたらと思います。アップルパイたくさんご用意してお待ちしてますね!

*冬の間もオンラインショップや道の駅、大沼公園駅隣の観光案内所での販売は続きます。よろしくお願いします。

Â