ADXDMIは
トレンドの系のテクニカルツールです。
◆◆ 使い方 基本編 ◆◆
DMIは、
+DI(PDI)、
-DI(MDI)、
ADXの3本から構成される指標で、一見複雑に見えますが、実はとてもわかりやすいテクニカル指標です。
DMIは、日本語に訳すと「方向性指数」となり
、
トレンドの方向やその強さを見るために用いられます。
見方は非常に簡単。
+DIは上昇の可能性、
-DIは下降の可能性の大きさを表します。
簡単に言うと、
+DIが
-DIよりも
上に位置していれば上昇トレンド、一方、
-DIが
+DIの
上にあれば下降トレンドと判断します。
売買ポイントは、移動平均線と同様に、
+DIが
-DIを
上抜いた時が買い、
+DIが
-DIを
下抜いた時が売りのポイントとなりますが、これだけでは結構
ダマシも多いようです。またそれぞれを単独で見て、極端な数値を取った場合、逆張りをかけることもあります。
しかし、DMIの大きな特徴は、
ADXというトレンドの勢いを示す指標があることです。これは、
+DIと
-DIの乖離の大きさを示しており、
ADXが上昇しているときは、トレンドが発生している状態
下降しているときは、トレンドのない状態
ということができます。つまり、
下降から上昇の転換がトレンドの発生、
上昇から下降はトレンドの終局とみれます。
◆◆ 使い方 活用と応用編 ◆◆
以上の3本のラインを売買ポイントとして使う場合は、2本のDIがクロスした後、
ADXが下降する-DIを上抜いたときが買い、クロスの後、
ADXが下降する+DIを上抜いたときが売りとします。
実際多くのトレーダーは、このテクニカル指標を使って、売買ポイントを探り出すというよりは、ADXによる
トレンドの強弱を見ているトレーダーが多いようで、私もその一人です!
ADXが上昇しているときには、トレンドが発生中
ADXが下降しているときには、レンジ相場と考え、オシレーター系が得意な逆張り狙い
いう利用の仕方です。
ただ、こちらも単体として使うのではなく、
他のテクニカル指標を併せる事によって、勝率は高くなると考えます。
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