@ledsun blog

無味の味は佳境に入らざればすなわち知れず

Ruby

RubyでWebSocketクライアントを書く その3

RubyでWebSocketクライアントを書く その2 - @ledsun blog でWebSocketコネクションが確立できました。 今回はWebSocketを使ってサーバーとメッセージを送受信します。 #!/usr/bin/env ruby # frozen_string_literal: true require "erb" require "socket" r…

RubyでWebSocketクライアントを書く その2

RubyでWebSocketクライアントを書く - @ledsun blog で、ソケットからレスポンス文字列を読み出すところまで実装しました。 今回はレスポンス文字列に含まれているaccept digestを検証します。 module WANDS class HTTPResponse attr_reader :header def par…

RubyでWebSocketクライアントを書く

RubyでつくるWebSocketサーバーにprotocol-websocket gemを取り入れる その6 - @ledsun blog でWebSocketサーバーが作れました。 今度はWebSocketクライアントを作成します。 #!/usr/bin/env ruby # frozen_string_literal: true require "erb" require "asy…

RubyでつくるWebSocketサーバーにprotocol-websocket gemを取り入れる その6

RubyでつくるWebSocketサーバーにprotocol-websocket gemを取り入れる その5 - @ledsun blog で機能するようになりました。 リファクタリングします。 TCPServerっぽいインターフェースにします。 まずはWebSocketクラス。 確立されたWebSocketコネクション…

RubyでつくるWebSocketサーバーにprotocol-websocket gemを取り入れる その5

RubyでつくるWebSocketサーバーにprotocol-websocket gemを取り入れる その4 - @ledsun blog で、HTTPリクエスト文字列、HTTPレスポンス文字列の処理をWEBrickで行うことにしました。 今回はWebSocketのFrameの読み書きをprotocol-websocketを使って行います…

RubyでつくるWebSocketサーバーにprotocol-websocket gemを取り入れる その4

RubyでつくるWebSocketサーバーにprotocol-websocket gemを取り入れる その3 - @ledsun blog ではWEBrickを使ってHTTPレスポンス文字列を作成しました。 今度は protocol-websocket を使ってHTTPレスポンス文字列を作成します。 require 'socket' require 'w…

RubyでつくるWebSocketサーバーにprotocol-websocket gemを取り入れる その3

RubyでつくるWebSocketサーバーにprotocol-websocket gemを取り入れる その2 - @ledsun blog でリクエスト文字列の解析をWEBrickに置き換えました。 今度はレスポンス文字列の作成にWEBrick::HTTPResponseを使います。 require 'socket' require 'webrick' r…

RubyでつくるWebSocketサーバーにprotocol-websocket gemを取り入れる その2

RubyでつくるWebSocketサーバーにprotocol-websocket gemを取り入れる その1 - @ledsun blog ではaccept_nonceの計算にprotocol-websocketを利用しました。 今度はヘッダの解析に使います。 Async::WebSocket gemの素振り その8 - @ledsun blogでは、HTTPリ…

RubyでつくるWebSocketサーバーにprotocol-websocket gemを取り入れる その1

Async::WebSocket gemの素振り その8 - @ledsun blogにてRubyでつくるWebSocketサーバーにprotocol-websocket gemを取り入れると良さそうなことがわかりました。 やってみましょう。 require 'socket' require 'protocol/websocket/headers' server = TCPSer…

Async::WebSocket gemの素振り その8

Async::WebSocket gemの素振り その7 - @ledsun blog で残された最後のAsync::WebSocket依存::Async::WebSocket::Connection.callを取り除きます。 require "protocol/http/body/readable" require 'protocol/websocket/framer' require 'protocol/websocket…

Async::WebSocket gemの素振り その7

Async::WebSocket gemの素振り その6 - @ledsun blogでAsync::HTTP::Body::Hijack.wrapを使うようになりました。 今回はAsync::HTTP::Body::Hijack.wrapを展開します。 require "protocol/http/body/readable" require "protocol/http/body/writable" requir…

Async::WebSocket gemの素振り その6

Async::WebSocket gemの素振り その5 - @ledsun blog で::Async::WebSocket::Response.forが気になりました。 ::Async::WebSocket::Response.forのソースコードです。 def self.for(request, headers = nil, **options, &body) if request.version =~ /http\…

Async::WebSocket gemの素振り その5

Async::WebSocket gemの素振り その4 - @ledsun blog でブロック呼び出しの入れ子が増えてしまったので、再度展開します。 理解しやすくするため、エラー処理も消します。 require 'async/websocket/response' require 'async/websocket/connection' require…

Async::WebSocket gemの素振り その4

Async::WebSocket gemの素振り その3 - @ledsun blog にて、ブロック呼び出しが入れ子になっていたのを解消しました。 次にAsync::WebSocket::Adapters::HTTP.openを展開します。 require 'async/websocket/response' require 'async/websocket/connection' …

Async::WebSocket gemの素振り その3

Async::WebSocket gemの素振り その2 - @ledsun blog でAsync::WebSocketのプリミティブな使い方をしてみたものの、ブロックの動きがイマイチ上手く追えません。 もっとシンプルになるようにWebSocketサーバーを改造します。 require 'async/websocket/adapt…

Async::WebSocket gemの素振り その2

Async::WebSocket gemの使い方がどうにもイメージできません。 Async::WebSocket gemの素振り - @ledsun blog より、もう少しプリミティブな使い方をしてみます。 準備 bundle init bundle add falcon async-websocket サーバー require 'async/websocket/ad…

RubyでEchoサーバー

自分のWebSocketの理解が曖昧な気がしてきました。 RubyでシンプルなWebSocketサーバーをゼロからつくってみたを読みながら実装したら理解が深まるかと読み始めました。 するとTCPソケットの理解が怪しい気がしてきます。 そこでclass TCPServer (Ruby 3.3 …

Rubyのrefinementsを使ってrespond_to?メソッドが定義できない現象にあった。最小コードでは再現しない

ruby.wasm用のコードを書いている最中に、Rubyのrefinementsを使ってrespond_to?メソッドが定義できない現象に出会いました。 念のため以下の最小コードで試してみます。 class Hoge < BasicObject; end module Fuga refine Hoge do define_method(:respond_…

町田 SE Meetup

最近、会社で地域勉強会 第3回 町田 SE meet up ~ベテランエンジニアのLT会~ - Machida.rb | Doorkeeperをやってます。 そこでライトニングトークという体で20分ほどしゃべりました。 デモしてたら発表時間が長くなっちゃったのですが、オチはライトニン…

WSLgでrabbitを動かす

Rubyで作られたプレゼンテーションツールにRabbitがあります。 GUI部分がGTKを使って作られています。 Windowsで動かすのはすこし面倒な印象があり避けていました。 いまならWSLgがあるため、WSL上で動くGUI付きのアプリケーションを無設定で動かせます。 と…

RubyでBasicObjectを継承しつつ、Objectの一部のメソッドをつかうには

RubyではほとんどのクラスはObjectクラスを継承しています。 極まれにObjectクラスの機能が多すぎることがあります。 そういうときはBasicObjectを継承します。 しかし、Objectの一部の便利なメソッドだけは使いたい。 そういうわがままな要望があります。 …

PyCallでsendメソッドを直接呼び出せるのか?

ruby.wasmからのWebSocket - @ledsun blog にてruby.wasmからJavaScriptのWebSocket.sendを直接呼び出せませんでした。 Rubyから他言語のオブジェクトのメソッドを呼び出す先輩にはGitHub - mrkn/pycall.rb: Calling Python functions from the Ruby languag…

Ruby in Browserへのモチベーション

2000年代後半にRubyistの間で「ブラウザでRubyが書ければいいのに」という冗談がありました。当時はDartもありませんでした。ブラウザに任意のプログラミング言語が組み込まれるアイデアが一般的ではありませでした。Google Chromeの中の人であれば、技術的…

僕の脳内でイメージするRactorの絵

脳内でイメージするRactorの絵です。 Ractorを最初に知ったときは右のイメージを持ちました。 Threadの中に複数のRactorがあるイメージです。 RubyKaigi 2023でMaNyの発表を聞いて、間違いに気がつきました。 左に更新しました。 今日、Ractorの話をしながら…

#RubyKaigi2024 の思い出 その3

Day 3 Ruby Committers and the World Rubyコミッターの皆さんの写真 shopifyさんは35人エンジニアがいて 8人がインフラ(?)チームで 4人がコミッターだそうです。 エンジニア数の少なさにびっくりします。 自社が40人くらいなことと比較して考えると、レ…

#RubyKaigi2024 の思い出 その2

Day 2 Leveraging Falcon and Rails for Real-Time Interactivity Samuel Williams さんの非同期に関する発表です。 具体的にはAsyncやFalconの話です。 GitHub - socketry/flappy-bird を動かす話です。 動くソースコードが公開されています。 git clone gi…

#RubyKaigi2024 の思い出 その1

Day 0 移動日でした。 生憎の雨でしたが、ホテルから那覇港船客待合所まで歩いて行きました。 夜の那覇はブレード・ランナーっぽさがあります。 埠頭近くのステーキ屋さんを遠くから撮った写真 永和システムマネージメントさん提供のクルージングに参加しま…

RubyKaigiで心の洗濯

RubyKaigiで自分よりすごい技術者、技術に真剣に取り組んで深い洞察を得ている技術者を、目の当たりにすると、自分の慢心に気がつきます。 会社では、それなりに上位の技術者です。色々な技術を少しずつ取り組んでは素早く判断をしている日々です。それはそ…

沖縄の人もダジャレが好き

RubyKaigi2024 0日目です。 夕方那覇に着いて、散策中に見つけたお店たちです。 愛魚人(あいうぉんちゅう) Ocean Boo 煙人(えんじん) 写真の向きがおかしいです。

JavaScriptを書くのがダルく感じた

TextAEの修正をしようとしたときに、ふと「JavaScriptで書くのダルいな、Rubyなら…」という思いを抱きました。 具体的にどの文法という話ではないし、難しい修正でもなくて、機能変更前の機械的なリファクタリングです。 TextAEもJavaScriptも長いこと触って…