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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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『14歳』追記

そういえば,『15才』の映画のことを書かなくちゃ。

偶然とはいえ,『14歳』をみてしまったことは,この二つを
両方考えろという示唆なのか。

『15才』は山田洋次監督の作品だけあって,ほろりとくる。
出てくる人間はみんないい人。
主人公の不登校の子も,出会う大人や青年もみんなやさしさに
満ち溢れている。

ちょっと考えたら,こんなことは現実にはありえないことで,
一種の物語・ファンタジーのようにも思えてしまう。

でも,この主人公の15才の子どもの屈託のなさ,感情を
おおっぴらにだし,大人のふところにするりとはいってしまう
柔軟さがあることは,なんといってもいい。
こうでありたいと,わたし自身モデルにしたくなるくらい。

こういう希望・未来の描き方があってもいいと思うのだ。

『14歳』は,もしかして『15才』に対する挑戦なのだろうか。

こちらの映画のコメントを名越さん(最近テレビでもよく出る
精神科の臨床医。内田樹さんとお友だち。アドレリアン)が
書いていた。

 「この映画には希望がある」と。

どんな希望なのだろうか。

おびえや不信感や無力感・裏切り・あざけり,その裏返しにある暴力。
こういうものが満ち溢れている中での希望ってなに?

実際の学校はどうなのだろう。

たぶん,『15才』的明るさと『14歳』的な退廃は混在している。
どっちにもいく綱渡りというところではないだろうか。
教員も,生徒も綱渡り。

光と影は明るい面にも含まれているし,暗い中にもある。

それでもなんとかしようという楽観的ななにかをもてるかどうか
なのかもしれない。

『15才』を夢みながら,『14歳』のなかで生き抜く。
そうできたらいい。

具体的な話になっていませんで,恐縮です。
おやすみなさい。
by KATEK | 2008-09-28 22:58