いつのまにか回想。
2008年 09月 22日
最近,と書き出す癖がわたしにはある。
毎回,最近はというのもへんだという気がするが,
「むかしむかしあるところに・・・」というお決まりの文句と
いっしょだと思って・・・まぁ使ってしまいましょう。
最近わたしはようやくいろんなことをちょっと遠くで感じる
ことができるようになったようだ。
小さい頃のわたし。
けっこうがまんするてことを強いられて,辛い思いをしてきた
らしい。
「らしい」と書くのは,当時辛いという感覚がなかったから。
つらいというより,思ったように出来ない自分が悔しかった
気がする。
人前でトイレにいけず,がまんにがまんをしておもらしして
しまったときだって,つらいというより悲しくて情けなかった。
(小学校に上がった前後,数年家以外のトイレに行けなかった。
緘黙していた時期と重なるけれど,トイレに行けなかった
期間のほうがずっと長いから,けっこうしんどかった。)
なんでそうなのか,小さい頃はもちろん考えたこともなかったし,
親もおもらししたという結果しか知らないから,わたしの
気持ちをきくということもなかったようだ。
そういう小さい頃のの自分に,今ごろになってやっと
「つらかったねぇ。よくがまんしたねぇ。」といってあげる
ことができるようになった。
親を責めるよりも,まず自分に声をかけてあげられる。
親のこと,家族のことをここ十年くらいずっと考えてきたけれど,
いまさらそんなこと考えるより,今の自分を楽にさせてあげたい,
そう強く思うから。
ここの部分については,感情と理屈が一致してきた。
なかなかだ。
ところで,そうやって育ったわたしなんだけど,
傍目には,わりと落ち着いているようにも見えるようだ。
でも,実は頑固者だし,乱暴物だし,攻撃性が高い。
なかなか弱みを見せられないというか,殻にこもる。
結婚したての頃は,相方とけんかして,本を破いたこともある。
(当時,持っていた本が重なっている場合が多々あって,
そういう本の中から一番破いてもさしさわりがないものを破いた。
何を破いたかというと・・・『家畜人ヤプー』ちょっと変?)
ある時期から怒りをむき出しにすることがいけないことだと
思い始めて,たぶんかなり自己規制していたから,相方と
いっしょになったとき,一時的に噴出したんだろう。
まぁ,なんやかやとあって今にたどり着いたわたし。
今が今までで一番怒りを怒りとして感じられるし,
(怒っている自分がいることをちょっと遠くで見られるし)
イライラしている自分も感じられる。
ここまでくるには時間がかかったけれど,それでよかった
そう思っている。
ブログにはなんだかかっこよさげなことばかり,
いかにも「ステキな」生活をしているかのような書き方を
しているけれど内実は違う。
住処に関して言えば,我が家はもう「巣」と化していて,きっと
この「惨状」をみたら人はびっくりするだろう。
でも,住めば都,なのである。
そういうなかで日々をおくっていても,なんとかなる。
あぁ,なんだか個人的なことばかり,というより情報として
価値のないものばかり書いた気がする。
いちおうこんな本を読んでいるというご報告だけ,つけたし。
・内田樹 『こんな日本でよかったね
構造主義的日本論』 バジリコ株式会社
・苅谷剛彦+増田ユリヤ
『欲ばり過ぎるニッポンの教育』 講談社現代新書
・島村菜津 『バール・コーヒー・イタリア人
グローバル化もなんのその』 光文社新書
と,こんなところ。
ではまた。
毎回,最近はというのもへんだという気がするが,
「むかしむかしあるところに・・・」というお決まりの文句と
いっしょだと思って・・・まぁ使ってしまいましょう。
最近わたしはようやくいろんなことをちょっと遠くで感じる
ことができるようになったようだ。
小さい頃のわたし。
けっこうがまんするてことを強いられて,辛い思いをしてきた
らしい。
「らしい」と書くのは,当時辛いという感覚がなかったから。
つらいというより,思ったように出来ない自分が悔しかった
気がする。
人前でトイレにいけず,がまんにがまんをしておもらしして
しまったときだって,つらいというより悲しくて情けなかった。
(小学校に上がった前後,数年家以外のトイレに行けなかった。
緘黙していた時期と重なるけれど,トイレに行けなかった
期間のほうがずっと長いから,けっこうしんどかった。)
なんでそうなのか,小さい頃はもちろん考えたこともなかったし,
親もおもらししたという結果しか知らないから,わたしの
気持ちをきくということもなかったようだ。
そういう小さい頃のの自分に,今ごろになってやっと
「つらかったねぇ。よくがまんしたねぇ。」といってあげる
ことができるようになった。
親を責めるよりも,まず自分に声をかけてあげられる。
親のこと,家族のことをここ十年くらいずっと考えてきたけれど,
いまさらそんなこと考えるより,今の自分を楽にさせてあげたい,
そう強く思うから。
ここの部分については,感情と理屈が一致してきた。
なかなかだ。
ところで,そうやって育ったわたしなんだけど,
傍目には,わりと落ち着いているようにも見えるようだ。
でも,実は頑固者だし,乱暴物だし,攻撃性が高い。
なかなか弱みを見せられないというか,殻にこもる。
結婚したての頃は,相方とけんかして,本を破いたこともある。
(当時,持っていた本が重なっている場合が多々あって,
そういう本の中から一番破いてもさしさわりがないものを破いた。
何を破いたかというと・・・『家畜人ヤプー』ちょっと変?)
ある時期から怒りをむき出しにすることがいけないことだと
思い始めて,たぶんかなり自己規制していたから,相方と
いっしょになったとき,一時的に噴出したんだろう。
まぁ,なんやかやとあって今にたどり着いたわたし。
今が今までで一番怒りを怒りとして感じられるし,
(怒っている自分がいることをちょっと遠くで見られるし)
イライラしている自分も感じられる。
ここまでくるには時間がかかったけれど,それでよかった
そう思っている。
ブログにはなんだかかっこよさげなことばかり,
いかにも「ステキな」生活をしているかのような書き方を
しているけれど内実は違う。
住処に関して言えば,我が家はもう「巣」と化していて,きっと
この「惨状」をみたら人はびっくりするだろう。
でも,住めば都,なのである。
そういうなかで日々をおくっていても,なんとかなる。
あぁ,なんだか個人的なことばかり,というより情報として
価値のないものばかり書いた気がする。
いちおうこんな本を読んでいるというご報告だけ,つけたし。
・内田樹 『こんな日本でよかったね
構造主義的日本論』 バジリコ株式会社
・苅谷剛彦+増田ユリヤ
『欲ばり過ぎるニッポンの教育』 講談社現代新書
・島村菜津 『バール・コーヒー・イタリア人
グローバル化もなんのその』 光文社新書
と,こんなところ。
ではまた。
by KATEK
| 2008-09-22 21:33