写真集『ひろしま』
2008年 09月 14日
石内都さんの写真集『ひろしま』を借りてきた。
一回見渡す。
(そういえば,この本のタイトルは『ヒロシマ』ではなく
『ひろしま』なんだ。国際的に有名な被爆地「ヒロシマ」以外に
こめたいものがあってのことなんだぁ・・・)
まず感じたのは,
・なんときれいなお洋服!手作りでとっても丁寧に作られていて
しかもモダンなデザイン。戦争中なのに,こんなに装っていたのか,
ってこと。
・くるみボタンだってすっごくステキ!
生活が大事にされていたんだなぁってこと。
そして疑問
・なぜこんなにきれいなままの洋服とズタズタになった服が
あるんだろう。
どういうかたちでこの服たちは残されてきたんだろう?
・どんな人がどんな風に着ていたんだろう?
・だれがどんな気持ちでこの服を大事にしてきたんだろう?
切れた服,血だらけの服,溶けたガラス,
そういったものだけがヒロシマの遺品ではないんだってこと。
個人の生活がここで途切れたのだということ。
悲惨という感情を持たなければいけないように,伝えられてきた
戦争・ヒロシマ。
でも,そうじゃないって今は思える。
その日のこと,その頃のこと,それから続いた今のこと,
いろんな記憶があるということ。
そこを忘れないで,自分の感じられる範囲で感じ,
知らなければいけないことは,知識として引き受けたい。
今年の夏にでた本『原爆詩集八月』
この本も感じるきっかけではなく,考えるきっかけにしか
ならないのだと思う。
感じるのはまた別のこと。
感じることを強制しない,素直に感じることをうけいれること,
そこから始まる気がした。
石内さんの写真集をみながら,なんとなく母を思い出した。
まだ健在だけれど,母の若い頃のこと。
また書きます。
一回見渡す。
(そういえば,この本のタイトルは『ヒロシマ』ではなく
『ひろしま』なんだ。国際的に有名な被爆地「ヒロシマ」以外に
こめたいものがあってのことなんだぁ・・・)
まず感じたのは,
・なんときれいなお洋服!手作りでとっても丁寧に作られていて
しかもモダンなデザイン。戦争中なのに,こんなに装っていたのか,
ってこと。
・くるみボタンだってすっごくステキ!
生活が大事にされていたんだなぁってこと。
そして疑問
・なぜこんなにきれいなままの洋服とズタズタになった服が
あるんだろう。
どういうかたちでこの服たちは残されてきたんだろう?
・どんな人がどんな風に着ていたんだろう?
・だれがどんな気持ちでこの服を大事にしてきたんだろう?
切れた服,血だらけの服,溶けたガラス,
そういったものだけがヒロシマの遺品ではないんだってこと。
個人の生活がここで途切れたのだということ。
悲惨という感情を持たなければいけないように,伝えられてきた
戦争・ヒロシマ。
でも,そうじゃないって今は思える。
その日のこと,その頃のこと,それから続いた今のこと,
いろんな記憶があるということ。
そこを忘れないで,自分の感じられる範囲で感じ,
知らなければいけないことは,知識として引き受けたい。
今年の夏にでた本『原爆詩集八月』
この本も感じるきっかけではなく,考えるきっかけにしか
ならないのだと思う。
感じるのはまた別のこと。
感じることを強制しない,素直に感じることをうけいれること,
そこから始まる気がした。
石内さんの写真集をみながら,なんとなく母を思い出した。
まだ健在だけれど,母の若い頃のこと。
また書きます。
by KATEK
| 2008-09-14 16:56