ルーネにかぎる。
2008年 04月 13日
今朝はブクステフーデ。
パイプオルガンの音が,悩ましげでもなく,豪華絢爛でもなく,
ちょうどいい感じに響いてくる。
オリンピックの聖火リレーが社会問題となっている。
オリンピックはもちろん,スポーツが政治的に利用されてきたことは
明らかであって,これはこれあれはあれ,といってすませていいことでは
ないと思いながら,ニュースを聞くたびいやな気持ちになってくる。
小耳に挟んだ話。
高校の文化祭で「9条の会」に関連した催し物をしようとしたことが,
その学校で問題となって,出し物を中止させられたとか。
高校の職員室,お茶を飲んだりご飯を食べたりするコーナーに,
組合のビラをはっておいたら,管理職がはがしてほしいといってきた
ところがあるとか。
先日の立川ビラ裁判は,こういう世の状態であることを
見せ付けるもののようだった。
自衛隊の官舎に,反戦のビラをまいた(ポストにいれた)ことは,
読みたくないものを読まされた人たちの権利を侵すものだから,
ということで,ビラまきをしたことを最高裁が違法行為と認めた。
読みたくないものを読まされる・見せられるというのは,
ポルノに関して週刊誌に云々・・・と問題になっていた時期がある。
反戦ビラとポルノと,同列扱いってこと?
住民の空間に立ち入ることが,今後もっと厳しく監視されていく
であろうなんてコメントをどこかで聞いたが,禁止や監視やらが
あふれていく世の中だ。
国が社会を経ずに直接「国民」に立ち入り始めたこと。
みすず書房がだしている出版ダイジェストという新聞を
送ってもらっている。
4月のものに,『ヒトラーを支持したドイツ人』という本の書評が
のっていた。
>・・・強制収容所は次々と増設されて「市民の庭先に出現」し,
>被収容者の公開処刑も日常的なできごとになっていく。
>情報操作を徹底し,事実を隠すよりは公開したのである。こうして
>「同意」と「強制」は一貫して縺れ合った。
>反ユダヤ主義がそれ以前から国民に浸透していた事実はなく
>戦争突入が大きな契機になったことを実証した。
>国民の協力の仕方は,密告がもっとも多かった。しかも家族や
>知人間の諍いや恨みから密告を利用した。
小さなできごとを侮ってはならない,ということ。
立川談志『文句と御託』(講談社)を読んで終わった。
働くのは嫌だ。働くくらいならメシくわねぇほうがいい・・・
家元ルーネ(寝る)だ・・・
というなんともすがすがしいものいい。
自民党や宗教関係者やいろんな人たちと関わって,遊んでという
ことに政治的な立場から疑問を呈する場合もあるかもしれない。
でも,根本的なところで,この人の言い分はよくわかる気がする。
でも,どんどん行き難くなって,病気で疲れるようになっていく
ときの文章を読んでいたら,なんだかこちとらも疲れてきた。
談志は雨が好きらしい。そしたら今日はいい日ってことか。
ブクステフーデも終わったし,食べたら(食ったら)
ルーネにかぎる。かな・・・
パイプオルガンの音が,悩ましげでもなく,豪華絢爛でもなく,
ちょうどいい感じに響いてくる。
オリンピックの聖火リレーが社会問題となっている。
オリンピックはもちろん,スポーツが政治的に利用されてきたことは
明らかであって,これはこれあれはあれ,といってすませていいことでは
ないと思いながら,ニュースを聞くたびいやな気持ちになってくる。
小耳に挟んだ話。
高校の文化祭で「9条の会」に関連した催し物をしようとしたことが,
その学校で問題となって,出し物を中止させられたとか。
高校の職員室,お茶を飲んだりご飯を食べたりするコーナーに,
組合のビラをはっておいたら,管理職がはがしてほしいといってきた
ところがあるとか。
先日の立川ビラ裁判は,こういう世の状態であることを
見せ付けるもののようだった。
自衛隊の官舎に,反戦のビラをまいた(ポストにいれた)ことは,
読みたくないものを読まされた人たちの権利を侵すものだから,
ということで,ビラまきをしたことを最高裁が違法行為と認めた。
読みたくないものを読まされる・見せられるというのは,
ポルノに関して週刊誌に云々・・・と問題になっていた時期がある。
反戦ビラとポルノと,同列扱いってこと?
住民の空間に立ち入ることが,今後もっと厳しく監視されていく
であろうなんてコメントをどこかで聞いたが,禁止や監視やらが
あふれていく世の中だ。
国が社会を経ずに直接「国民」に立ち入り始めたこと。
みすず書房がだしている出版ダイジェストという新聞を
送ってもらっている。
4月のものに,『ヒトラーを支持したドイツ人』という本の書評が
のっていた。
>・・・強制収容所は次々と増設されて「市民の庭先に出現」し,
>被収容者の公開処刑も日常的なできごとになっていく。
>情報操作を徹底し,事実を隠すよりは公開したのである。こうして
>「同意」と「強制」は一貫して縺れ合った。
>反ユダヤ主義がそれ以前から国民に浸透していた事実はなく
>戦争突入が大きな契機になったことを実証した。
>国民の協力の仕方は,密告がもっとも多かった。しかも家族や
>知人間の諍いや恨みから密告を利用した。
小さなできごとを侮ってはならない,ということ。
立川談志『文句と御託』(講談社)を読んで終わった。
働くのは嫌だ。働くくらいならメシくわねぇほうがいい・・・
家元ルーネ(寝る)だ・・・
というなんともすがすがしいものいい。
自民党や宗教関係者やいろんな人たちと関わって,遊んでという
ことに政治的な立場から疑問を呈する場合もあるかもしれない。
でも,根本的なところで,この人の言い分はよくわかる気がする。
でも,どんどん行き難くなって,病気で疲れるようになっていく
ときの文章を読んでいたら,なんだかこちとらも疲れてきた。
談志は雨が好きらしい。そしたら今日はいい日ってことか。
ブクステフーデも終わったし,食べたら(食ったら)
ルーネにかぎる。かな・・・
by KATEK
| 2008-04-13 11:51