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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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ノラ猫の手。

まいった。まいった。
昨日は本棚を見ていて,向きを変えて歩き出したとたん,
ひざに衝撃がはしった。
それからは・・・

家に帰ってきてひとたびからだを休めたら,もう動くのがつらくって,
座っていることができず,もちろんパソコンも開けずじまい。

手と首とひざ,ぜんぶ年相応に軟骨が減ってきているらしい。
あとは体重のコントロールだって。
まじめに,真剣に体重落とさなくちゃ。

今年の目標は「階段をかけのぼれるようになることです」と表明したら,
「あなたにとっては,その目標はけっこう高いハードルになるね。」
と応援?忠告?された。
いままでの体調を考えたら,ひととびにそこには行きつけないらしい。
もっと,もっとスモールステップで,からだと気持ちをアップさせて
いくようにとのこと。

そうか。
ゆっくりか・・・
ここで一気に体重減を求めて動くのも危険。
動き過ぎないようにと,整形外科の先生からもいわれた。
ちょっとづつなのだ。

山に行くためにも,モモの筋肉だけはもうちょっと強化したいなぁ。

悲しいこと。
雨に洗い流された空は澄んでいた。
その空の下で,日を浴びながら,我が家近くに住んでいたノラ猫が
死んだ。たぶん。
道路の真ん中で。

声もあげないで,手を伸ばしピクピク苦しそうに動いているネコ。
もう車にぶつかったあとだった。
5本の指をせいいっぱい開いて・・・
ショック死か,打撲死か。
きれいなからだのまま動かなくなってしまった。
こんなに空が青いのに。

どうしていいかわからず,なんの手配もしないままその場を離れた。
今日のわたしには,死を看取る元気はなかったから。
わたしひとりに注目されながら,息をひきとったノラ猫。
助けてはあげられなかった。

わたしに会うと,いつも警戒した顔でがんつけあい,
相方には,にゃーといって近づいてきたノラ猫だった。
たぶん,あいつだ。
あの太りぐあいから考えたら。
あいつにもう会えないのか・・・

もう会えないということ。
ネコだからといって悲しくないなんてことはなかった。
なんだかとっても寂しい。
もう会えない。

そのあとに見えたたくさんの木々がまぶしかった。
千差万別の緑色。
土からドクドクと水分を吸い上げ,生きている。
風にそよいでいる。
生きている。
この生に抱きつきたくなった。
そこここでそれぞれの命をまっとうしている。

どちらも真っ青な空の下。

なんだか疲れてしまって昼寝した。
by KATEK | 2008-04-11 18:25