だいじょうぶ,でした。
2006年 06月 13日
蟻地獄にはまるかと思ったら,入りこんだのはちっちゃなへこみだった。
やった。それからホッ。よかった・・・
(皆さんにはご心配おかけしたかもしれません。
失礼しました。)
なんだか昨日は焦ってしまったらしい。
やらなくちゃいけないことがいっぱいなのに,からだがしんどいなぁと,というのが
頭の中でぐるぐる。
からだとこころがうまくいっていなかったとき,頭では正確にものを考えているはずだと
思っていた。(1年前くらいまでのわたし)
「認知のゆがみ」といわれる症状にも自分は当てはまらないと「信じて」いたようだ。
それが,蟻地獄からぬけだしてみると,まさにそう信じていたこと自体が,「認知の
ゆがみ」だったことに気づく。唖然とした。
と同時に,こわさもおぼえた。
蟻地獄に入ったのがわからなくなる怖さ。
蟻地獄のなかでの怖さ。
そんなものから,もういいかげん,おさらばしたい。
仕事復帰のために,そして気分転換にと,スカートを買いにいった。
今まで,仕事も日常もほとんどがパンツ姿。
でも,術後はパンツというのが結構痛いもんだということがわかって,最近は
スカートをはいている。
スカートをはかなくなったのは,教室での子ども達の反応のせい。
ずいぶん長いこと,男子しかいないクラスで授業をしていた。
そこでは,あきらかに,スカートをはいていったときにはうるさくなったり,文句が
多くなったりした。
もちろん,そんな子どもじみた反応をしないのが普通だろうけれど,
そこの学校では,劣等感の解消を,「女性」教員にむけていたのだろう。
「だから女は嫌なんだ」といわれることがいやで,パンツをはかなくなったのだ。
これからは,女性であることにとらわれないで,スカートもパンツも,好きなときに
はいていきたいもの。
ところで,頭にすんなり入らなくなっている本だけれど,
気になる文章を見つけた。
前からチョビチョビ読んでいる『憲法と平和を問いなおす』筑摩新書から。
ハンナ・アーレントの民主主義の考え方
=討議や決定に参加することが人間らしい生き方
にたいして,ヒステリカルな民主政治観だっといっているのである。
著者の長谷部さんにいわせると,少なくとも現代の民主政治について考える限り,
一人ひとりの発言や投票が全体の結果にもたらしうる影響力はほぼゼロに等しいと。
そして,そういう社会であることのほうが人間にとって好ましいのではないかと。
人生には政治以外にも重要なことがいろいろあるものである。
とのこと。
うーん。
こんなにはっきりといっちゃっていいのかなぁとおもいつつも,
長谷部さんの考え方に大いに共感してしまう面もある。
そこを出発点にして語るってこと,大事だなぁと改めて感じた次第。
さてこれからどんな展開になっていくのか,
ぼちぼち読んでいくことにする。
やった。それからホッ。よかった・・・
(皆さんにはご心配おかけしたかもしれません。
失礼しました。)
なんだか昨日は焦ってしまったらしい。
やらなくちゃいけないことがいっぱいなのに,からだがしんどいなぁと,というのが
頭の中でぐるぐる。
からだとこころがうまくいっていなかったとき,頭では正確にものを考えているはずだと
思っていた。(1年前くらいまでのわたし)
「認知のゆがみ」といわれる症状にも自分は当てはまらないと「信じて」いたようだ。
それが,蟻地獄からぬけだしてみると,まさにそう信じていたこと自体が,「認知の
ゆがみ」だったことに気づく。唖然とした。
と同時に,こわさもおぼえた。
蟻地獄に入ったのがわからなくなる怖さ。
蟻地獄のなかでの怖さ。
そんなものから,もういいかげん,おさらばしたい。
仕事復帰のために,そして気分転換にと,スカートを買いにいった。
今まで,仕事も日常もほとんどがパンツ姿。
でも,術後はパンツというのが結構痛いもんだということがわかって,最近は
スカートをはいている。
スカートをはかなくなったのは,教室での子ども達の反応のせい。
ずいぶん長いこと,男子しかいないクラスで授業をしていた。
そこでは,あきらかに,スカートをはいていったときにはうるさくなったり,文句が
多くなったりした。
もちろん,そんな子どもじみた反応をしないのが普通だろうけれど,
そこの学校では,劣等感の解消を,「女性」教員にむけていたのだろう。
「だから女は嫌なんだ」といわれることがいやで,パンツをはかなくなったのだ。
これからは,女性であることにとらわれないで,スカートもパンツも,好きなときに
はいていきたいもの。
ところで,頭にすんなり入らなくなっている本だけれど,
気になる文章を見つけた。
前からチョビチョビ読んでいる『憲法と平和を問いなおす』筑摩新書から。
ハンナ・アーレントの民主主義の考え方
=討議や決定に参加することが人間らしい生き方
にたいして,ヒステリカルな民主政治観だっといっているのである。
著者の長谷部さんにいわせると,少なくとも現代の民主政治について考える限り,
一人ひとりの発言や投票が全体の結果にもたらしうる影響力はほぼゼロに等しいと。
そして,そういう社会であることのほうが人間にとって好ましいのではないかと。
人生には政治以外にも重要なことがいろいろあるものである。
とのこと。
うーん。
こんなにはっきりといっちゃっていいのかなぁとおもいつつも,
長谷部さんの考え方に大いに共感してしまう面もある。
そこを出発点にして語るってこと,大事だなぁと改めて感じた次第。
さてこれからどんな展開になっていくのか,
ぼちぼち読んでいくことにする。
by KATEK
| 2006-06-13 16:05