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日常って、微妙な差異こそ大事かなと思います。


by KATEK
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たけのこだ。

風邪がなかなか治らない。
ということで,今日は今まで寝ていたのです。

今日は実家からたけのこが送られてきました。
たけのこの皮をむきながら,
「うーん。たけのこ生活とはよく言ったもんだ。」
なんて思ったり。
はいでもはいでも,なかなか本体が見えてきません。
鼻があまりきかなくなってはいるものの,柔らかい皮が見え始めると
ほんのりたけのこが香ってきます。
手を洗っても,爪の間からまだ香りがします。

ところで,たけのこは神経にいいといわれています。
(うつ病などにはいい食べ物です。)
むきながらつくづく思いました。
この今はつまっている一節一節が,ぐぐんとのびて20センチくらいにまで
なるんだと。
毎日毎日数十センチものびて・・・
こんなに元気なたけのこだから,人間がいただいたら,元気が出るはずだ
そんなふうに実感です。

萩原朔太郎の,詩も思い出します。
地下でぐんぐんと伸びていくたけのこの詩。
今日は風邪ひきなので,本探しはせずに,明日になったら
読んでみたいと思います。

萩原朔太郎といえば,
高校の頃,国語の教科書に詩が載っていました。
(国語ということばはおかしいと,井上ひさしさんがいっていましたっけ。
「日本語」というべきだって。わたしも賛成です。)
わたしは,その頃かなりアホなこと考えていました。
詩というものも,プロレタリア的に解釈できなくてはならないって。
ですから,萩原朔太郎の詩の感想を書かされたとき,
これは,そういう視点がないと批判を書いた覚えがあります。
なんて凝り固まっていたことか。
まぁ若かったといえばそうなのですが,
国語の先生はどう思っていたのでしょうか。
何だかよくわからないコメントが書いてあったような気がします。
きっと困ったのでしょう。

今日のご飯はたけのこづくし。
もちろん相方が作ってくれます。
でもちょっとわたしが指示しました。
えっへん。
わたしのほうがよく知っていることは,これでもあるのです。
というわけで,おなかがすいた状態で書きました。

おしまい。
by KATEK | 2006-04-15 19:08