アメリカ、フロリダ州で外来種のビルマニシキヘビが捕獲された。その体長は5.8mとフロリダ史上最長だった。
その巨大さから捕獲は大変だったようで、パイソンハンターの男性が、地面に転がりながら捕獲する姿はまるで映画を見ているかのような迫力だ。
フロリダ史上最長のビルマニシキヘビが捕獲される
フロリダ州ナプレス近くのビッグサイプレス国立保護区で、侵略的な外来種に指定されているビルマニシキヘビが捕獲された。
本来東南アジアに生息するビルマニシキヘビは、美しい模様と普段はおとなしい性質から、爬虫類愛好家に人気のヘビだ。
だが、獲物を絞め殺せるほど大きくなり、飼いきれず野生に放たれることも多く、捕食上位者であることから繁殖してしまうのだ。
その捕獲も困難を極めた。フロリダの保全協会に依頼されたパイソンハンターのジェイク・ワレリ氏は、ヘビの口を押え、地面で格闘しながら、なんとか捕らえることに成功した。
その長さは約5.8m、体重は約56.7kgだったという。長さではフロリダ史上最長となった。ちなみにこれまでのフロリダの記録は2020年10月に捕獲された5.7mのものだ。
このビルマニシキヘビを捕獲したワレリ氏は、2020年からパイソンハンターとなったそうだが、この大きさのヘビを捕獲するのは至難の業で、まさに命がけだったという。
ビルマニシキヘビは在来種の野生生物に対して極めて有害だ。そのため、フロリダ州ではビルマニシキヘビの捕獲と人道的な殺害が合法化され、その個体数の削減が図られている。
フロリダの自然保全協会は、科学的かつ人道的な手法でビルマニシキヘビの脅威を取り除く努力を10年以上にわたって行っている。
彼らはこれまで、フロリダ南西部の約388.5平方キロメートルの地域からビルマニシキヘビ、約13,607kgを捕獲したそうだ。
ワレリ氏は、毎年ビルマニシキヘビが大きくなっていることを懸念している。
先週捕獲されたビルマニシキヘビのメスは60個の卵を持っていたそうで、「こういった巨大な外来種を生態系から取り除く必要がある」とコメントしている。
ビルマニシキヘビは地球上で最大級のヘビの一種である。体長は5~7mで胴まわりは電柱ほどの太さにまで成長する。
若いうちは木の上で過ごすことが多いが、成長すると体の重みにより木に登ることが難しくなり、地上で過ごすようになる。泳ぎも得意で息継ぎなしで30分間も水中に潜ることが可能だ。
だが生息地の東南アジアでは皮肉にも、生息地の破壊や人間による捕獲により個体数が減少しているという。
References:American python hunters in Florida catch longest Burmese python ever found / written by parumo
喰えないかな?
昔だったら「うおースゲー!」と思っていたんだけど、時代の流れなのか人間の業の深さの方が際立って見えてしまう(^^;)こういうのこそ革製品とかで活用できたらいいけど、産業として成立してしまうと今度は意図的に殖やしたり原産地で乱獲したりと、新しい問題が生まれるのは目に見えてますからね。
5.8mあっても体重は60kgもないんだな
ほんとに全身筋肉で、腕とか巻き疲れたら最後、粉砕骨折とかやもんね
これは命がけ
一年中温暖だし餌も豊富なフロリダは生き物にとっては天国だろうな
そりゃ繁殖するわけだな
こういうのは発見都度対応だと解決しないのよな
行政が本気で金出して一斉駆除に乗り出さないと
繁殖ペースに対抗できない
自分より重いのにビックリした。
首根っこ取り押さえた後も、掴んでる腕プルップルしてるの怖すぎ
ニシキヘビ系がどれだけ全身筋肉なのかがよくわかる。こんなんに締め付けられたら骨折も当然だわ
最大7mにもなる生き物を飼おうと思う人間がいるのが信じられん
大きすぎてやがて持て余すのは目に見えてるし、ましてや蛇は寿命も長いし。
格闘技のこと全然わからんけど、ひょっとしてこの人柔術経験者?