アメリカ・カリフォルニア州で、来年1月1日よりペットに関する新法が施行されることが決まったようだ。
夫婦が離婚することになり飼っていたペットをどちらが引き取るかで意見が食い違った場合、人間の子どもの親権争いと同じようなやり方で裁判官が最終的な判断を下せるというものだ。
これまでペットは「夫婦の共有財産」と見なされ、大型テレビよりちょっと上ぐらいの位置付けだった。
しかしこの法律が制定されることにより、ペットも立派な家族の一員としての権利を得たことになる。
ペットを飼育するのは夫か妻か?人間同様の裁判で決められる
ジェリー・ブラウン州知事が9月下旬に署名して成立した新法では、ペットは今まで同様「夫婦の共有財産」とされるものの、離婚の際、夫婦間で今後どちらが引き取るかでもめた場合、裁判で決めることができる。
「これまで、どちらがよりペットに食事を与え、獣医や散歩に連れて行き、愛情を持って育てていたか」など、人間の子供の親権を争うときの裁判と同じように、事実に基づき裁判官が判断を下せるようになるのだ。
かつてペットの親権をめぐって泥沼化したケースも
保護犬を引き取って飼っているというロサンゼルスの弁護士、メガン・グリーンさんは「いい法律だと思う」と新法に賛同する。
メガンさんは以前、ペットをどちらが引き取るかで泥沼の争いとなった夫婦の離婚案件を経験している。
妻は「この犬は夫からプレゼントされたもの。つまり私のもの」だと主張。しかし夫は「実際に犬の世話をしていたのは僕だ」と言い張り、ついに裁判直前までもつれこんだという。
また、他の弁護士は、
これまで、離婚する夫婦がペットの引き取りでもめてなかなか合意に達しないとき、裁判官が独創的な方法で解決することもあった。新法が施行されなければ今後もそうだっただろう
と証言する。
「独創的な方法」というのは、例えば犬に出廷を願い、離れて立つ夫婦の間にスタンバイさせ、犬自身にどちらか好きな方を選んでもらうといった方法だ。
犬が歩み寄った方が、犬を飼育するのにふさわしいと判決が下される。
また、2匹のペットがいた場合にはそれぞれ1匹ずつ分配することを提案した裁判官もいれば、1ヵ月交代または1週間交代で飼育することを提案した裁判官もいるようだ。
ペットにも人間同様の権利
これらはすべて苦肉の策だったが新法が施行されれば事実に基づいて判断されるのだから、人間にとってもペットにとっても納得のいく結果となるのかもしれない。
そして何より、ペットの権利がちゃんと認められたということが、ペットと暮らす人類にとってうれしいことなのかもしれない。
References:Snopesなど / written by usagi / edited by parumo
???「では両の手を引っ張りなさい」
ペットに親を選ぶ権利が与えられるのは当分先かな
家族としての権利はないよ。
ペットは物。
『物の所有権(ペット)をどちらに管理責任があったか』の判決でしょ。
日本でも遺産をペットに譲るという変死した富豪いたけど。
いくら愛情もっても、ペットは人間にはなれないからね。
その一線はハッキリさせないと、イルカに人権を与えるとか、おかしな理屈と、無駄な騒動を、引き起こすだけよ。
※3
まあ人間と畜生を混同するとそれはそれで良くないからね。
しかし畜生だって立派な命である以上、人間が作った「道具」と同列に考えるのもやっぱり違うわけで。
人間の勝手な都合に付き合わせているんだから、相応の責任を持って応えてやらなければならないというのは至極妥当な考えではないかと思う。
ペットをどうするかでもめること、日本でも時々聞くものね。
ここまで来たら動物虐待者ももっと重罪にして、外国人の場合は国外退去、帰化人の場合は帰化の取り消し、パスポート取り上げ、運転免許取り上げまで行けばいいね。
どっちが飼うかで揉めるならまだ良いよ
どっちにペットを押し付けるかで揉めるより
そういう人はもう一生動物に関わらないで欲しいけど、罪悪感も無いからすぐ新しい動物飼うんだろうな
まぁペットっつっても主人がその家庭の
最上位とは限らんけどね 🐕
👨 👩
下位主っていう位だから 👦 👧👴👵
餌を持ってたほうに行くんじゃね
「親権」っていう言い方は違和感あるけど
ちゃんと客観的で親身な判断基準ができるのはいいね
ペットが歩み寄った方が飼育するのにふさわしい…か。
よし!勝てる!と一瞬思ったが、愛犬にとっては「んーと。オヤツくれる可能性が高い方はー」程度の違いかな。
人間の都合で、大好きな人と離れるのは辛いね。
*3
同意見。
ペットは人を癒し、心に寄り添ってくれるが、同類にはなれない
うーんただ単に法廷(動物にとっては知らない場所・緊張する場所)に連れてきて近寄ったほう、ということならば虐待していない限りはより魅力的なご褒美を持っている人に近づくだろうね。
自分は犬しか経験がないけど犬は食べ物をくれる人と信頼する人が違う場合があり得る。この場合例えば
(1)緊張して信頼する人に行くケース
(2)怖くてその場から動かないケース
(3)最初に食べ物を取りに行って次に信頼する人のそばに近寄るケース
(4)関係ない他人のところに遊びに行っちゃうケース
(5)人を避けて逃げ出してしまうケース
が考えられるけど、犬が信頼している人を正しく選定できるのだろうか一抹の不安が。
ペットを愛しているから引き取りたい
ならいいけど
「元配偶者に取られたら負け」
みたいな動機で取り合うならやめてほしい
引き取られた後、ペットが大切にされるのか
疑わしい
うちの犬は母ちゃんの命令は絶対だから
餌持ってても母ちゃんが一声発したらあっちに行く
動物は人間世界における責任を取れないので権利を与えるわけにはいかない。ただ、飼う側の責任の所在を明らかにするという意味では良い手段だと思う。この法案が出来た背景を鑑みれば、別れて生活が不安定になるにあたって飼育を放棄してしまうという問題が発生していたであろうことは明白なので。人間だってハードは動物だから、ストレスに晒されれば問題行動を起こすもの。そこを法律というソフトで制御するのは常套手段。不幸な事例が少しでも減ることを願うばかり。
日本で同じ事やったら父親は子供どころかペットすら連れて行くことを許されないことになるな