桃井先生による写真談義、みんぽす・モノフェローズ自由参加ミニイベントレポート
みんぽす・
モノフェローズを主催されている
WillVii株式会社の
塚崎社長と写真家
桃井 一至先生間でのネット上でのやりとりで、
東北地方太平洋沖地震 被災者支援チャリティー写真展(2011/4/25-5/7)観覧とその後写真談義などして頂けたら、などと言った感じでやりとりがあり、やりましょう、と言った感じで自由参加企画のお話がとんとん拍子で決まり、そちらに参加させていただきました。
前記事、
東北地方太平洋沖地震 被災者支援チャリティー写真展(Yodobashi INSTANCE)で写真展については記載しました。今回は写真展後に行われたWillVii社内での写真談義。
簡潔なまとめは、みんぽす、モノフェローズの stanaka さんが早速記事アップされています。
写真の撮り方談義 「写真のチカラで東北を救おう!」第二部@もろいことない?要点確認されたいかたは、 stanaka さんの記事確認してみてくださいね~。
うちでは、こぼれ話など含めて備忘録的に書き出してみます。
東北地方太平洋沖地震 被災者支援チャリティー写真展(Yodobashi INSTANCE)を観覧後、桃井先生と塚崎社長、モノフェローズの面々でWillVii社までぞろぞろ。
ちなみに、代々木駅の先にあるWillVii社
新宿から小田急線を越えて、
代々木駅
ここを越えて、ちょっと行ったところ。
WillVii社新オフィスが入居しているビル。こんな感じで聳えてます。(誇張アリ?!
(オフィス内はさっくり3倍?!広くなった印象(こじつけてます・・・))
チャリティ写真展会場でのお話犬はしつけられたり管理されたり従属的、使役的な面がある
オーナーさんとの絆や家族の一員的であったりするため肖像犬!が問題視されたりも
その点、猫はオーナーさんが居ても勝手気ままに出歩いているので、肖像権は問われにくく撮りやすい
今回の展示では、猫写真が憩い、安らぎの品としてなかなか人気
鉄道写真
銀塩時代に雪景色バックでの腰溜めノーファシンダー一発撮りなど神業だったりだとか
背景やシチュエーション生かした女性物は、大体の狙いがあって、いかにそこにもっていくか
星の写真と海と空の写真
フォトショップの大御所が腰すえてみっちり絵作り
花などは飾りやすく比較的ひきあい多かったり
花火写真を撮られているかた。ピント操作などで花火がまるで空に浮かんだ花のようになった写真。追求が高じて花火作りもやられたり。今年は震災の影響で花火自粛のとこともあり、なかなか厳しそう。
一品物などが出た場合、次の作品用意されている方もいらっしゃる様子
自家プリント
枠 持ち出しの先生も
一枚限定だったり、最初のオーダーに対してプレゼントだったり
山田久美夫先生関連のお話山田先生蔵出し?!
葉っぱ
宇宙
等々裏からごそごそ
桜、天空に舞い散る写真、凄かった
自分が最近、まぐれで桜散る写真撮れたのはこれ
雑誌への簡単な紹介記事への写真だとコンデジも多用
雑誌での小さな画像の場合、ボケまでは出てきづらく被写界震度深くコントラストはっきりしたものなどの方が、形状など分かりやすいなんてことも多いため
確かに小物を撮る際、商品やアイテムを紹介となると一部に焦点があっているよりも、全体にピントが行渡っている方が確認しやすいなんてことはある
撮像素子が小さく被写界深度が深くなるコンデジの方がはっきり見せるには断然楽
HDRをほどほど利用してメリハリ付けて見せたりも
作品を撮りに行くと決めての撮影では、雨降られたことが無い
どういう何を撮りに行くか決めていく
そのため設定は必然的に決まってしまい現地で設定調整など殆ど無い
桃井一至先生関連のお話ポスターなどの大判だと兎も角、A3くらいまでだと600万画素あれば画素は足りる
コンデジは兎も角として最近のデジタル一眼なら、ノイズも特に気にならないレベル
普通に一段程度搭載されているノイズ処理を入れておけば殆ど問題ない
ぱっと見での違和感なく絵として成立していれば良いし、最近のデジタル一眼なら、自分的には問題にならない
表現として成立していればいい
アートフィルターなども表現を広げるものとして使っていく
実は今回の作品でもコンデジで撮影されたものもあり
(ただし、Olympus の XZ-1)
桃井先生、今回の展示会出品作はolympusのデジ一で
アートフィルター活用した作品
ジェットコースターと観覧車、ぱっと見横浜のコスモワールド?と見間違えるけど、
良く見ると濃いオレンジで、ジェットコースターのサイズもかなり大きめそれに対して観覧車が小さめ
遊園地のジェットコースターは日本じゃないよ~と
最大公約数的なとこで選んでみたけど、出品作選びはなかなか難しい
WillVii社での桃井先生との写真談義普段どのくらい機材使っているのか?
新製品貸出機などで、7~8台はなんだかんだとある。
フィルムカメラの時はトラブルに備えてメイン・サブ必ず常備していたが、最近のデジタル機の場合、国内であれば最悪出先で調達してしまえば良いか、なんてことも場合によってはある
2台持ちで望む方がいらしたりするが2台持ちはまあ普通
イベントなどでレンズ交換の手間が惜しい場合や、シチュエーションによって交換中のごみ混入を恐れる場合、広角・標準/広角・望遠など役割決めて切り替えて使うことはある。
式典などでは2台持ちしないと対応しきれない
最近はズームレンズでカバーする事が多い
フィルム時代に比べたらエントリー機の底上げが凄い
秒間10コマと言ったらフルスペック機の性能だけど今では中級機でもある
秒間3コマでもフィルム時代なら中級機
昔はRGB毎に3回露出などしている時代もあった
雑誌向け撮影だと、掲載されるサイズ的にもJpegで済ませてしまうこともある
RAW現像は?RAW現像はSILKYPIXや純正のソフトで済ませることが多い
(新機種に対しての対応が早いため)
使わないコマをどうするか?は写真家の間でも結構問題として話題に
Picasaを使うとサーバー側でタグわけしてくれたりとても便利だが、撮影した写真データの管理は?
(昔から溜め込んでいるため)(それらを日々変わっていくソフトに入れ替えていくのが手間のため)
特にソフトを利用しての管理はしていない
基本的に日付、そしてカメラやレンズ情報をフォルダやフォルダ名に反映して管理
一部、コレクションしているような対象、アイテム、ジャンルは専用フォルダー用意してそこにコピー
(で、この辺の撮影後の管理の煩雑さも手伝って、結構ズームレンズで行ってしまう、なんてところもあるようです)
picasaも勉強して本出さなきゃ~と半分冗談、半分本気発言も飛び出したり
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(フォルダで管理するお話聞いていて、自分も同様なのでなるほどな~と。当初は日付付けて放り込み。次にざっくりどこで何を撮ったかを日付の後ろに付加。場所が変わったら、日付同じでも別フォルダ。コンデジも利用するようになって、日付+カメラ+簡単なシチュエーション
その下でレンズ毎にフォルダ振り分けと言う感じに変えてきました。階層を深くすると面倒なのでなるべく階層少なくすることでぱっとみて探し出せるように
フォルダーで管理なら、コピーだけ。HDDの移動も楽。
巨大な管理ファイルを作られてしまって扱いどうしよう、なんてこともありませんし。)
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測光やモードは?
評価測光が多い
絞り優先かマニュアル
ヒストグラムあてにしない
ヒストグラムで綺麗なカーブ描いた良いデータが欲しいのではなく、写真としての成立性が大事
(そう言われてみると、ハイキー、ローキー、シルエットを見せるなんて場合ヒストグラムは関係なくなっちゃいますね)
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等倍確認などは?
雑誌など紙面向けではレタッチ可能
Web向け作例など拡大して見られるため、レタッチNGの場合があり厳しい
そこまで拡大してみても、作品としての写真は評価しづらいだと思うのだけれど
スタジオの女性ポートレートなど、ファンデーションの塊や、刷毛の毛先ですらゴミとして写ってしまう
大御所ともなると年齢域的に老眼となってしまっていて近くで細部見えなかったり。
モデルさんに超接近でジロジロ観察となるため、女性アシスタントなどがチッェク役として任命されたり
どうしたら構図決められるか、どう構図決めるか?
良く言われる3分割線の交点のどこかに主題やピントを持っていくと動きや間が出やすくなる
兎に角写真を沢山見る
いい写真を沢山見て、その構図や構成を頭にインプットして引き出しを増やしておく
写真を撮りに行ったときに、今まで見た写真に近そうな構図やシチュエーションが無いか照合する
で、それを自分なりに再構成する
海外は撮影はどうしているの?
海外など現地コーディネータさんの力によることも大きかったりする。
また、お付き合い長いコーディネータさんだと、こちらの趣向知っていて、逆に提案してくれたりすることもある
saika先生の動画の場合の余談動画の場合、現地に割りと多い人数で出向いての撮影となる
現地撮影で構図探しなどはしていられないので、事前のロケ、絵コンテ書き起こし等々充分な準備をして、当日の余分な出費を如何に抑えるかが重要だったりする
雲なども狙う場合海、山など景色で雲を入れる場合、しばらく待ったり、一回りして再度撮ったりなど
雲は割りと流れて表情変わるので待ったり、タイミング変えて同じ場所で何回かに分けて撮るのもおすすめ
アシスタントの有無
雑誌などだと、担当者同伴で夜になってくるとそろそろなんて声がかかったりするので返って良かったり
一人だとペース配分無しについついいつまでも撮り続けて疲れてしまったり
風景写真家さんなどは、朝と日が傾いてからの写真が絵になるので、日中は休憩して体力温存していたり
鳥などは兎に角ベスト狙えるまでの待ちを楽しめるかどうか
たまたまくるまでコ一時間の釧路の雪の中の鶴を撮りに行くとなった時は、甘く見ていた
雪の中平気で半日、一日粘っていたりするのが極当然で防寒対策半端でなかった
海外で写真お勧めの国とかある?
ポルトガルは良い感じ
イタリヤ・スペインなども良い感じだが泥棒が多く気を遣う
ダンボールに何か書いたもの見せ付けて注意惹きつけて、その隙にポシエットごそごそだったり
信号待ちで追突してきたり
海外製のレンズ
海外製のレンズなどは特別に気にしない
ラベルが付いているだけと言った感じ
趣味が高じた方などでは、ドイツ製のレンズの修理をドイツでやれなんて話があったり
レンズとレンズの間の空気(空気レンズ)がドイツの空気で無ければならないなんて話があったり
趣味に対しての夢や思い入れは尽きないものですからそれはそれで
量産前のテスト機よりは、発売された製品の方が確実に良くなると言っている
初めて行くような場所のときは?初めて行く場所は画像検索等で下調べ。
街の雰囲気などを掴むようにしている
アップされている月日で季節を確認
写真家仲間に聞く
地元の人に聞くなどなど
花、カレンダー風などは飾りやすく、特定の人物のポートレイトなどはは部屋に飾りにくい
今回の二枚は作品に振りすぎない
作風が知られている人であれば、その作風を出していくのが良いと思われる
今回は最大公約数みたいなとこにしてみた
今回の出品はアートフィルター適用したもの解像度・ノイズ抑制はあまり気にしない
表現の幅、シチュエーションに似合う
やりすぎるとおどろおどろしくなる
明るいレンズは何故ぼけるの?短時間での説明余裕が厳しい
宿題~
はみだした方が主要な部分がより明確になり、切れることで想像で補完される
引き出し貯める
真似る
退職後の老夫婦など男はどうしても独自、自分なりを探そう、走ろうとする
一方で女性はとりあえず素直に従う。
結果、基本を吸収する
また、花、料理等々これを撮りたいというのがある
そのために必要に駆られて出費する
出費した分以上には回収に走る
で、上手くなる
一方男性は、これがあればと集めること、収集することに走りがち
集めて、揃えて満足だったり
レンズもオーナーかレンズユーザーか
どうせなら、レンズもオーナーで貸し出し制
Supported by なんてのがあれば~
E-システムでのリビングフォト講座食品をどちらが良い?
ビンに詰めたられたブーケ
鏡を使うことで印象随分変えられる
目が粗めの黒のストッキングがあると、ソフトフォーカスに持っていける
傘と長靴でレイアウト検討の事例アートフィルタの一覧表調べて表に起こすの大変だった
アートフィルタのダイナミックフォト曇りで使うといい感じ
晴れの日に使っても効果が分かりにくい
曇りでもやもやした様子を、アートフィルター利用で迫力ある一枚に持っていける
リビングフォト写真の周囲に花や草花をフレーム的に
更に、被写体との距離を置き、レンズ近くにおけば前ボケで色調追加
さらにそこにアートフィルターで優しい感じに
なければ、目が粗いストキングを被せることでも
ただし、ストッキングは黒
黒以外だと色被りをおこしてしまうためあまり積極的にすすめられない
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場数のこなしかた
何でも撮っていく
抽斗の多さ
新機材、新機能もどんどん取り入れていく
こだわるけど、こだわり過ぎない
さりげなく、パワポ使い
写真と説明だと、資料作りは必然的に多くなるか
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写真談義終わっていただいたPost Card
貴重な作品達と生のお話、滅多に無いとても良い機会ありがとうございました。
基本やシーン毎、レンズフィルター、カラーマネージメント、X50など多彩な桃井一至先生著書、共著書(AMAZON)
テーマ:写真日記 - ジャンル:写真
ありがとうございます。いずれか一押し、励みになります。
<!GoogleAdsense>
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[ 2011/05/04 04:22 ]
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