君に恋して~Jewelry Box~

ますます美しく

Memories  2

俺と付き合い始めてYukiはみるみるきれいになっていったどんどん洗練されていった原石に磨きをかけてダイヤモンドに仕上げたのは俺俺が惜しみなく愛をささやき毎日のように抱いたからだよ大学を卒業する頃には眩しいほど綺麗に艶やかに成長したYuki俺は嫉妬ばかりして困らせたっけそのうち誰かに取られそうでいつも怯えてた最近になってから「実は俺 いつも怯えててんで」「浮気されてるんちゃうかとかいつも不安やったわ」そんな...

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香りに魅せられて

Real time  0

こないだふとすれ違った女性の香りにびっくりして思わず振り向いたYukiと同じ香りがしたから香りも記憶してるんだなそのことをYukiに話すと「私 香水なんかつけてへんよ」笑いや でも絶対Yukiの香りだった「シャンプーかそれとも ボディーソープかって思うんやけど」「えー 20年も同じもの使ってないし~」「うーん でも絶対Yukiの香りだったんだ って!」意地になって言うことでもないが「あ、 もしかしたらハンドクリーム...

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若さゆえ

Memories  0

俺たちは本音をぶつけ合った時にはもう遅かったあんなにたくさんの時間を共にしながら肝心なことは伝えていなかったつまらない意地とプライドを捨てられず相手の気持ちを確かめることに臆病になったりしてもっと 本音で話し合うべきだったあの時は二人とも若かったからそう言ってしまえばそれまでだけど...

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後悔

Memories  0

「浮気はバレへんようにしてや」「はいはい」浮気はしてもいいけど知りたくない 察したくないわからなければいいYukiの寛大な心に甘えて裏切った挙句に自らそのことを自慢げに見せつけたなんであんなことしたんやろうあの日に帰りたいそんなことばかり考えていた今でも ふと 思うバカだったな後悔が消えることはない...

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崩したのは俺

Memories  0

一緒に頑張ってきた大学時代論文やレポート就活 進学や将来への不安や悩み意見が合わず喧嘩したこと妊娠したかもしれないと君に言われて 俺がパニックになったこと俺が東京でやりたい仕事があると言った時最初は反対してたけど最終的に俺を尊重してくれたこといろんなことを乗り越えてきたそんな中 いつも君は言ってたね「浮気はバレへんようにして」って「あほか せーへんわ」「ナオトは浮気してもすぐにわかるし嬉しがって隠...

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いつかまた

Diary  0

新大阪に着いた「寮に着いたら連絡ちょうだいね」「うん 彼によろしくな」「もう、だからそんなんじゃないんだってば」俺の嫌みは最後まで止まらなかったYukihは一言も 腕時計をもらった女性の事には触れなかったのに女々しい男だな新幹線に乗り込んでから ずっとこう言い聞かせたこれでよかったんだ何年も付き合っていればこんな時もあるすれ違うこともあるさ山あり谷ありまだどちらかが結婚したわけではないいい関係でいれば...

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すれ違う思い

Memories  0

俺は仕事がトラブったから帰らないといけないと嘘をついた「えーそうなん?映画でもと思ってたのにでも仕事なら仕方ないね」「新しい彼にも悪いしな」あー俺ってどうしてこうゆうこと言っちゃうかな「何回も言うけど 彼じゃないって!とにかく新大阪まで送るね」Yukiはそうしない女だってことはわかっていたけどもっと残念そうにして引き止めてほしかった「うん ありがとう せやけど見送られるのせつないから 近くの駅まででえ...

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同じ思いに気が付いた

Memories  0

他に男ができたのならしょうがないな自分にはどうすることもできないその時ハッとした前回 俺はYukiに同じ思いをさせたんだきっとこんな気持ちになったんだ今更ながらに気が付いた他に好きな人ができたんなら仕方がない相手を責めたってねそれなら黙って去るのがいいきっとYukiも諦めたんだ今の俺なんかよりももっともっとYukihは辛かっただろう相手からのプレゼントまで見せつけられたのだからごめんな俺にできることはこれ以上Y...

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諦め

Memories  0

Yukiが眠るベッドを見ながら今までのことを思い出していたら無性に寂しさと不安が込み上げてきたここにいるYukiはもう俺の彼女じゃないYukiにはもう他に候補がいる俺は過去の男になったんだ崖っぷちだと思っていたが崖からとっくに落ちてたんだ俺はあの時完全に信用を失ったここからはどうやっても這い上がれないし取り戻せない関西にこだわるYukiの想いを振り切って関東に就職した俺にいい機会だと見切りをつけたのかもなそんなこ...

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悲しい朝を迎える

Memories  0

一つの部屋で別々に眠る俺たち手を伸ばせばすぐに触れることができるのに喧嘩したわけでもないのに「Yuki 起きてる?」「ん ・・うん」「ごめんな」「ん 何が?」「俺あほやから いろいろ嫌な思いさせて」「ううん」 優しいな Yukiは うとうとしては 目が覚めてまたうとうとして 時々 寂しくなって名前を呼ぶと寝ぼけながらも返事してくれるその安堵感でいつしか眠っていた気付くと明るくなっていたもう朝か ・・見上げ...

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