[Android-x86] デレステ・リッチモード と ミリシタ動作
2019/07/03
情報の追加あれば、別で書きます。
まとめるほどでもないタイムリーなのはこっちで。
Androidx86関連の報告・質問があれば下記にて。
[Androidx86関連の情報交換先にどうぞ]
デレステVer.3.0.5の追加・変更点
ざっくり述べると。
- リッチモードが追加された。
- レンダリング解像度は3k付近が上限に。
- センター以外のキャラも、センターと同じ衣装モデルになる。(細部が潰れなくなる)
- ライティング処理が変更。
解像度変更と、デバイスに対しての要求
左:Ver3.0.1 / 4kネイティブ / 8k化 解像度変更 7680x4320
右:Ver3.0.5 / 4kネイティブ / リッチモード・高画質
- 以前の方法で解像度変更するメリットが無くなった
- 2k以上の表示が、容易に可能になった
- 高解像度液晶・端末を選ぶメリットが増えた
- 表示に対する負荷が増えたので、GPU性能が必要になる
補足すると。
- 演出と衣装での『画質の底上げ』がされている
- レンダリング解像度は4kが上限。(あおかび さんから情報提供)
- 解像度変更によるアンチエイリアス化が出来なくなった
- レンダリング解像度は、表示デバイスの実効解像度に伴った物になる (DbyD)
ipadの機種によってリッチ設定時のFPS落ちるという話。
恐らく解像度が高いのにGPU性能が低いから。
今後スマホ・タブレットを選ぶ場合、解像度とGPUのバランスを考慮する必要がありそう。
リッチ対応曲との演出の違い
左:Ver3.0.1 / 4kネイティブ / 8k化 解像度変更 7680x4320
右:Ver3.0.5 / 4kネイティブ / リッチモード・高画質
リッチ対応は、標準よりもライティング処理が豪華になっている。
ステージ上を見ると反射処理がある。全体の照明光量も上がってる。
投射される部分に対して『照明の色』が反映されやすくなった。
逆光演出もある。あと観客設定が可能になるので、観客部分が違う。
コントラスト感が上がって、動くとダイナミックに見える。
画面奥行きが出て3Dらしさが生きてくる。
全体に白飛びしてるような感じもするけど、ステージらしさ・空気感はリッチの方がある。
こうなるとキャラを注視する見方でなく、ステージ全体と流れを見る楽しみ方が増える。
優れたカメラワークとモーションに加えて、ステージ演出をより楽しめるようになった。
上の画像のシーン、被っていた立ち位置が直って、向きも見栄えするよう変更されていました。
このように違和感を感じなくなったり、逆に違和感を感じる時、観察すると何かしら仕込まれてる。
演出の幅が増えた。と考えると…DirectX 9と11の違いみたいな感じ?
Unityのver.が上がったとの話を見たのですが、これで表現の幅が増えたのでしょうか?
リッチ対応してない曲の演出
まだリッチ対応していない曲も、わずかに変更されました。
いつもの"き・ま・ぐ・れ Cafe au lait!"の冒頭部分。
センター以外のキャラを見ると、違いがわかりやすい。
このシーンだと、画面左から当たる照明・光量が増えてます。
髪はわかりやすいとして。右脇部分にも光量の強い部分がある。
脇から脇腹にかけての辺りと左腕を見ると、立体感というか生々しさが増えている。
センター以外の衣装モデル変更
左:Ver3.0.1 / 4kネイティブ
右:Ver3.0.5 / 4kネイティブ / リッチモード・高画質
センターのキャラと、それ以外のキャラを比較すると。
腰のアクセサリー部分、手首のアクセサリー部分の立体。
スカート裾、手首のフリル裾、太もも衣装の裾などの、輪郭頂点数が違う。
スターリースカイ・ブライトだけかもしれない。
センターのキャラは以前と同じ。
つまりセンター以外のキャラが、センターと同じ衣装になった。
なのでつまり、センター以外の衣装モデルが良くなった。
全体の表示するポリゴン数が増えた。表現・画質が上がってる事に。
SSRキャラの衣装に変更があるかどうかは確認できていません。
比較するためのSSRのサンプル画像を撮っていなかったためです。
解像度の適用と上限
ここからは解像度の比較。
結論から述べると、
レンダリング解像度が実効解像度(液晶の解像度)に設定されるようになりました。
言い換えるとDbyD(ドットバイドット)にしかなりませんし、DbyDが解像度の上限になります。
SS比較から推測すると2.5k以上・4k以下の解像度がレンダリング上限になっています。
恐らく4kに達してない = 上限は3k辺りだと思われる。恐らく3.5kまでいっていない。
これらの制限があるため。
解像度とレンダリングへの影響確認するために、解像度の違う液晶に交換して撮影しています。
SSでの解像度比較
Ver3.0.1とVer3.0.5との比較
& 4k以上の解像度適用・レンダリング上限
左:Ver3.0.1 / 4kネイティブ / 8k化 解像度変更 7680x4320
右:Ver3.0.1 / 4kネイティブ
左:Ver3.0.5 / 4kネイティブ / リッチモード・高画質 8k化 解像度変更 7680x4320
右:Ver3.0.5 / 4kネイティブ / リッチモード・高画質
Ver3.0.5 リッチモードでは、8k化は適用されなくなっています。
Ver3.0.5 リッチモードでは、8k化したのと、4kネイティブでの画質が同じです。
Ver3.0.5のリッチモードと、Ver3.0.1のSSを比べると。
Ver3.0.1よりも輪郭・境界を見ると4kの画質が落ちています。
Ver3.0.5での4k/2.5k/2kとの比較
Ver3.0.5 / 2kネイティブ / リッチモード・高画質
左:Ver3.0.5 / 2.5kネイティブ リッチモード・高画質 / フォトショリサイズ・2k化
右:Ver3.0.5 / 4kネイティブ リッチモード・高画質 / フォトショリサイズ・2k化
Ver3.0.5での4k/2.5k/2kを比べると、解像度によって画質が違っています。
2.5kネイティブ環境よりは、4kネイティブ環境の方が画質が優れています。
2kネイティブは、2.5kよりもアンチエイリアス処理が小さく画質が劣っています。
Ver3.0.5での2k化・4k化
左:Ver3.0.5 / 4kネイティブ / リッチモード・高画質(端末上で2k化 1920x1080)
左:Ver3.0.5 / 2kネイティブ / リッチモード・高画質(端末上で4k化 3840x2160)
以前の手法での解像度向上(変更)した際の画質の違い。
4kネイティブでの2k化や、2kネイティブでの4k化は画質が悪化する。
これは以前の解像度変更レンダリングと結果と異なっています。
レンダリング処理が変わらないまま、リサイズが入っています。
そのリサイズ処理も悪いようで、細部がボヤケて眠くなっています。
ここが『もしかするとレンダリング上限が3k近辺では』という話に繋がる部分です。
この悪化するリサイズ処理が入る4kは、悪化を招いてる可能性がある。
SSでの解像度比較 おまけ
左:Ver3.0.1 / 4kネイティブ / 8k化 解像度変更 7680x4320
右:Ver3.0.5 / 4kネイティブ / リッチモード・高画質
左:Ver3.0.5 / 2.5kネイティブ / リッチモード・高画質
右:Ver3.0.5 / 2kネイティブ / リッチモード・高画質
左:Ver3.0.1 / 4kネイティブ / 8k化 解像度変更 7680x4320
右:Ver3.0.5 / 4kネイティブ / リッチモード・高画質
左:Ver3.0.5 / 2.5kネイティブ / リッチモード・高画質
右:Ver3.0.5 / 2kネイティブ / リッチモード・高画質
左:Ver3.0.1 / 4kネイティブ / 8k化 解像度変更 7680x4320
右:Ver3.0.5 / 4kネイティブ / リッチモード・高画質
左:Ver3.0.5 / 2.5kネイティブ / リッチモード・高画質
右:Ver3.0.5 / 2kネイティブ / リッチモード・高画質
Cより引いた位置での具合。
ポーズは合わせたのに背景が位置が異なっている。
恐らく演出方法変更と合わせて、立ち位置そのものが変更されてる。
リッチ専用演出が無い曲
左:Ver3.0.1 / 4kネイティブ / 8k化 解像度変更 7680x4320
右:Ver3.0.5 / 4kネイティブ / リッチモード・高画質
左:Ver3.0.5 / 2.5kネイティブ / リッチモード・高画質
右:Ver3.0.5 / 2kネイティブ / リッチモード・高画質
光の当たり方が以前と異なっています。
(き・ま・ぐ・れ Cafe au lait!)
ソフトフィルター
左:4kネイティブ / リッチモード・高画質
右:4kネイティブ / リッチモード・高画質/ 2k化 解像度変更 1920x1080
随分前に追加された機能だけど、良い機会なので比較。
画質の粗を隠すのにソフトフィルターが活躍していますが、このような感じ。
Ver3.0.5 デレステ・リッチモードの動作状況
Android x86 とGPUの動作確認。
6.0 r3 & 4k (実質3k付近)だと…
- Radeon HD 7870 / ok 60fps 維持
- Radeon R9 280X / ok 60fps 維持
- Radeon R9 390X / MV入るとクラッシュ。
390Xはロード中に落ちる事が多い。
運良くローディング抜けても、キャラが描画された辺りで止まる。
通常画質では動くので、リッチモードにすると落ちる。
7.1 rc1 & 4k (実質3k付近)だと…
- Radeon R9 280X /ok 60fps 維持
- Radeon R9 390X /ok 60fps 維持
- Radeon RX 470 /ok 60fps 維持
RX4xxがやっと動作した。480もいけるそうです。
Nvidia Shield k1では…
たまに60fps以下になっている印象。
HDMIが2.5k解像度を出力出来ない。
※後記するレンダリング解像度3k上限の問題
※リッチモード・高画質・紙吹雪設定で再生
PassMarkのスコアを基準に。
Ver.3.0.5で4k(3k)・60fps達成するには。
"Radeon HD 7870"のスコア、4,300以上あれば動くという事に。
最近のだと、RX460・RX560がこの付近。
だだし、Ver.3.0.5では4kといっても実質3k付近なので。
今後、ちゃんとした4kであったり。それ以上の解像度が出る可能性を考慮にいれると。
4kするなら、"R9 280X"クラスのスコア、5,200は欲しい。
8kを期待するなら、"R9 390X"クラスのスコア、7,300は欲しい。
7.1 rc1以降でRX 4xx系が使えるようになったので。今後OSが安定するなら。
性能対費用のコストパフォーマンスを考えると、RX 470? RX480?が良いのかな。(RX 5xxとか)
(Nvidia Geforceは…最適化が進んだのかな?)
7.1 RC1での解像度変更
7.1 rc1ではScreen Shiftが使えないので、試したい方はこれで。
端末エミュレータから解像度変更。
変更は[su]取って、[wm size 3840x2160]とかお好みで。ADBいらない。
[wm size reset]で実行解像度(ディスプレイ最高解像度)に戻る。
ミリシタ起動 (Android-x86での)
AS-ISさんの情報を参考に起動できました。
ミリシタ、Android x86 6.0 r2にて起動確認。
? AS-IS (@as_is_prog) June 30, 2017
設定のApps compatibilityからEnable native bridgeにチェックを入れる必要有り。 pic.twitter.com/Wt7impPmwc
手元で確認した限り、6.0 r3でもok。
7.1-rc1は従来通り起動できず。
解像度変更しての画質向上は無し。
起動が怪しい時もあるけど、リセマラしてる感じでは落ちること無い。
あとは長時間Liveやってどうかですね。
スマホではUIのボタンが操作しにくかったので、Android-x86使うと画面大きいと操作しやすい。
それと電池を気にせず動かせる事、スマホ持ってる手が熱くならないのはホントありがたい。
蛇足ですがApps compatibilityの設定したら、その他のアプリで動くものがありました。
同じ用に『これまで動かなかったアプリが動いた』との報告を頂きました。
動作を諦めていたアプリが動くかもしれないので、検証をし直さないといけない。
ひとまず検証終わった。けど探せばまだありそうなのがデレステ。
勢いで書いた感もあるので、間違ってるかもしれません。間違いがあれば踏み台にしてください。
ここから以下は、検証作業中の過程・経緯です。
雑然としていますが情報として残しておきます。
SS比較前の推測
SS検証する前、推測してた時の話し。
衣装はこの時点では気付いていなかった。
他にもなんとなく、といった程度の事もありましたが。
SS撮って見比べないと、わかんないもんです。
リッチモードで解像度変更を試した感じ。
実行解像度以上にあげても、効果が無い様子。
これはリッチ追加前と同様。リッチ適用時、解像度を変更しても効果がない。
逆に実行解像度"以下"にすると画質が荒れる。下げるのは、やっぱ効くようで。
4k液晶で解像度を8kにあげても、4k止まり。
というか、画質が2k(1920x1080)くらいな気もするけど…。
2k133TPで見ると。4k液晶使った時よりも画質が落ちてるような。
すると『2kよりは良い』って事で、4k表示液晶・端末は無駄にならないのかな。
4k未満な感じから。その中間で美味しい所だと、
スマホ向けに多い2560x1440が上限? PS4Proみたいな。
というか、ipad解像度ですね。
感覚が麻痺してきた。希望的観測してそう。
画質
まず印象統括。
リッチ対応は演出が効いてるので、随分綺麗になった。
ただ4k化・8k化出来ないのもあって、輪郭・境界描画は以前よりも落ちた。
アンチエイリアスもどきが効かなくなった影響。
輪郭線が滑らかじゃないので、動くとシャリシャリしてる。
キャラにズームした時が良くない。
6.0r3と280Xでも、以前の8k画質になってない。
後は2k-4kとか試してみないと。
他の環境も比較・見ないとわからないのですが、これまで解像度いじってきた人からすると、画質が下がってるってことになるのかな?スマホ・タブレットでADB解像度変更してた状態含めて、どうなんだ。
Shield k1だとリッチモード、そこそこ動きました。
ちょっとfps落ちてる感じ。
曲の出だしチェックした程度なので、またあとで確認。
スマホ・タブレットで十分な画質が得られるようになった、って事はとても良い。
画面の小さい端末なら以前でもそこそこ見れてたのですが、タブレットが残念だった。
開発オプションとGltoolsのアンチエイリアス入れても反映無いか。
そもそも。AMDのVSRや、NvidiaのDSRみたいに、上の解像度を出してから潰す事でアンチエイリアス化してたので、アンチエイリアスさえ入ってくれればと思ったのですが。
私感では。ドットバイドットでのアンチエイリアスよりも、
VSR/DSRの方が細部の表現、精細感が優秀に思えるので惜しい。
ただし負荷も大きいので、多くの人が喜んで貰える、楽しめる事を考えると。
遊び方の制限の無さ、あまねく恩恵を享受出来る事を考えると、ユーザーの多い環境に合わせる。
解像度は1・2段階向上に留めて、演出を増やす方が優れているのかなと。
ネイティブ4kで2k表示させると、ちょっぴりボヤケてソフト気味に。
解像感は落ちるけど、エッジ感は薄くなる。
処理のプロセスだけ見ると、これが以前の2kネイティブでの4k化に近くなる。
ただし、画質が向上したのかどうか、SS比較して精査すべき。
ソフトフィルタもエッジ感は無くなるけど、相変わらず白飛びする。
リッチ専用・対応曲以外でも、光源と反射の処理が変わった?
髪ツヤツヤ。陰影の見え方も違う気がする。
デレステ・リッチモードを調べる目的
- どう画質があがったのか
- 4kまで対応しているのか
- Android x86を使う意義がこれからもあるか
画質が上がった。Android/ios、スマホ・タブレットでも十分味わえる。
もしかしたらAndroid x86・GPU用意しても同じ程度なのでは?
もし画質が良いなら、そこより上が得られるか。別のメリット性があるか。
追記 2017/07/12
じっくり遊べる時間が出来たので、ミリシタ遊び始めたのですが…。
下記のは結局使い物にならなかった。別の根本的な問題があるそうで。
念のため、予め再起動。ミリシタをインストール。"Apps compatibility"をOFFの状態で一度起動。"Failure to initialize!"が出ますが、一旦終了。念のため再起動。復帰後、"Apps compatibility"をONに。ミリシタを起動。画面が暗転したままなので、アプリ終了・切り替え。[設定]-[アプリ]から、ミリシタを選択。"強制終了"を行う。ミリシタを起動する。
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