2020/06/13
Acrobat 2020がでている
ということでひっそりとリリースされていて、どこのIT系ニュースサイトにも取り上げられてないんじゃないか案件。ちなみに6月1日なので、すでに半月近く経ってる案件だったりもするという。
ある意味どうでもいいことや、役立つかどうかもわからないような中身を、日々脳内から適当に垂れ流しまくりつつ、今日をなんとか生き存えることを思案してます。
しかし結局出た。
理由は前々から推測をしてるんだけど、「Acrobat製品は今やビジネスシーン向けのツールである」という点が大きいところ、ではないかと。
Adoeが提供している各種ツールは何かしらクリエイティブ系への提供を主としたもの。
Creative Cloudに含まれる各種ツールはもちろんだし、Elements製品だってフォトとビデオなわけだから、どこを切り取ってもクリエイティブ系なのは間違いない。
しかしAcrobatは事情がちょっと違う。
PDF自体が完成データとしての配布用電子文書としての、事実上のデファクトスタンダードになっていることを考えるとよくわかる。
その場合はクリエイティブとか無関係に、ビジネスシーンでもなんでも、ありとあらゆる場面で利用されてる、というのが実際のところ。
macOSは初代Mac OS XからPDFが生成できるし、Windowsも結局、Windows 10ではプリンタドライバーとしてPDF生成がどのアプリケーションでも行えるようになったし(生成結果はともかく……)、MS Officeでも2007からは別名保存や書き出しでやはりPDFの生成ができるようになってたという現実を考えればわかる。
その辺のツールで書き出しはされるって考えたうえで、ビジネス分野ではまだサブスクリプションに抵抗があるところも少なからずある、と考えると、まだまだ永続ライセンスを出さざるを得ないのだろうな、全部サブスクリプションに切り替えると競合他社に流れそうだな、というところがなんとなく垣間見えてくる。
さてAcrobat 2020自体の話に戻すとして。
まず、6/2時点で、必要システム構成・新機能・FAQまわりなどが全部出ていて、Googleでも検索キーワードできっちりとそれらページにたどり着けてた。
もちろんサポート期間についてもページが更新されてた。サポート期限はきっちり5年後の、2025年6月1日だった。
ちなみに2017が2017年6月6日リリースだったので、前回比較でいえば同時期なんだけど、もともとAcrobatはリリース月が結構バラバラなので、いつ出るかってのは実は読みにくい代物だったりする。
ちなみに価格は下記。
Acrobat Pro DC サブスクリプションの年間一括が18,960円+税、Standardが16,560円+税なので、前者で約3.8年分、後者で約2.8年分なので、その期間を切ると永続よりもサブスクのほうが安い、ということになる。
まあどのみち、コンプリートプラン使ってる人にはこれ自体使わないって話にしかならない、というオチですが。なんで自分も使わない。たぶん。
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