そもそもなんでそんなことできるのかっていうと、かなり以前から持ってる「MacBook 2008(Alminium)」には現在、パーティションを分けて、10.11/10.10/10.9/10.8/10.7/10.6/10.5が入ってたりします。
要はハード的に動作対応するOS全部がいつでも動かせるようになっているという。検証機バンザイ。
で、そのうちの一部を使って実際に入れてみた、というわけです。
そういうことでまずは10.9から。
とりあえずインストーラーはSafariで検索してダウンロードして入れてみました。
インストーラー叩いて動かしました。
入りました。
起動しました。
開きました。
……なんじゃこりゃあ。
ということで頭のほうに出てくるアプリケーションは「互換性がありません。」とか出てきます。
そもそも最初から対象になっていないXDはともかくとして、他も。
……といっても、各バージョン、最新が10.12/10.13/10.14が動作保証、一つ前が10.11/10.12/10.13が動作保証だから、それ以下が出てくるわけがないので、ある意味当たり前といえば当たり前なところ。
ということで全部スクロールさせて確認して繋げてみました。
かろうじて入るのがLightroom CC(2015)と、永遠のベータ版であるFuse CC(Beta)だけ。
オンライン系サービスについては別として、あとは全部「互換性がありません。」としか出てこねえ……。
ほぼ使えん。
といっても、環境設定にも注目しないといけないわけで。
環境設定の「Creative Cloud」タブには「古いアプリケーションを表示」という設定がある。
(ちなみにこのスクリーンショットだけ手抜きでWindows版)
ということでこれを入れた場合はどうなるか、というと……。
下のほうにつらつらと。
おお生きてたのかCS6。Fireworksだけど。というかお前大丈夫だったのか。
他にもアプリケーションとしては放棄開発終了するなどしたバージョンが続々と出てきたわけです。
これらは現状「2019とか2018に相当していないものが出ているので最新とみなされている」か「忘れ去られた不憫な子」のいずれかだと想定されるところです。
後者だと、思い出されるか、環境設定での該当項目がなくなった時点で消えるだろうと予想を。
ともあれまあ、10.9は実質的には全く使い物にならん、という結論に達しました。
まあすでにAppleのサポート終了して久しいしなあ……。
てことで次は10.10。
起動してすぐに出てくるのが「Photoshop CC(2017)」で、インストールボタンが使える。
実はこいつだけ、今回のポリシー変更に伴ってアップデートがかかり、「従来の18.1.6までは非認定になったけど、アップデートして18.1.7になると認定されて使えるようになる」という意味不明なバージョンだったりする。
まあ昔から、Photoshopだけは動作確認OSを引っ張りまくったりしてるので、なんか特例でやったんだなっていうのがわかる。
ということであとは手抜きで、「古いアプリケーションを表示」のOFF/ON状態を。
10.9と比較すると、インストール可能なアプリケーションが増えてるのがわかる。
ひとつはDreamweaver。これは実は非認定バージョンにはなっていないので、よく考えると本来は10.9でも出てこないとおかしい気がする、のだが、なぜか10.10だとボタンが生きる。ちなみに今回、個々のアプリケーション自体のインストールは一切行っていないことを今更記載しておく。
もうひとつは……Dimension CCなのだが、そもそもお前、最初から10.10の動作保証してないはずなのになんで出てくるんだ、おい。
そしてもうひとつ肝心なことが……互換性云々はともかくとして、InDesignのアイコンがそもそも出ていない 場所が明らかにおかしいところに飛んでる(※)。
何をやらかしているのかもうさっぱりわからない。
(※)ご指摘により5/24 21:21訂正
さあ10.11ですよ。
この3つの中では当然ながら新しいですよ。
でも10.14が出る直前とかにセキュリティアップデートされなかったので、最終アップデートが終わってもう10か月も経過しているよ、という代物だったりするのよね。
ということで、リストで見えてる頭のほうでの各バージョンできっちりインストールボタンが押せる状態に。
10.10では出てこなかったInDesignもきっちり見えている。
インストールボタンが出てくるのは、2018の対応が10.11は含まれているから、と推測できるので、たぶん次のバージョンでがっつり梯子外されるのは目に見えてます。
XDがインストールできないのは、もともと動作対象ではないため。
そしてやっぱり、手抜きとして「古いアプリケーションを表示」のOFF/ON状態を。
XDは駄目、Premiere Rushはそもそも2018年10月アップデートではじめて出てきた、一番最新環境を求めるアプリケーションなのでインストールできないのは当たり前。
そういう意味ではきっちり全部インストールボタンが押せる。
……と思うのは実は甘い。
実際にはどれもこれも、出ていないものがあるのだ。
それは何かというと「Acrobat」。
なんでAcrobatが出てこないかというと、なんとなく推測できる理由はふたつある。
というかですね、公式見解的には「デスクトップアプリケーションでもAcrobatは例外で最新版のみ入手可能」というあたりもあるんですが。
ともあれ、その辺いろいろ考えると……使えそうで使えないところがある、というオチになるわけで。
まあ「OS X 10.11以下はAppleのサポートが終わっているという現実がある」わけだから、そこを大前提にしないといけないわけですよ、はい。
古い環境を利用できるためにする環境構築(再構築を含む)はもともと大変ではあるんですが、その期間が異様に短いのはどこの誰のせい、という話にならざるを得ないわけでして……OSの見た目が動いてても、デベロッパ側はそうはいかないってのが実際のところだもの。
コメント
No title
2019/05/31 17:30 by Ten URL 編集
管理人のみ閲覧できます
2019/05/25 09:37 by 編集
あっれーと思ったら……確かにありました。
思いっきり見落としてたようで。
ご指摘ありがとうございます。
2019/05/24 21:22 by あさうす URL 編集
No title
2019/05/24 12:06 by もち URL 編集