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こぶりなゴシックに気をつけろ(2)

まさか1年以上経過してから続編書くことになるとは思わなかった。
元ネタは前回起こした「こぶりなゴシックに気をつけろ」をお読みください。



で、タイトルは続編としてこぶりなゴシックってなってますけど、要は、前回起こしたネタには続きがあって、他のフォントの中にも同じ問題があったんですよ、と。
……ということを結構前から知ってて放置してたんですが、指令がくだったので今回改めて起こすことに。
今回は全データのスクリーンショットつき。

ということで前回のおさらいから。

「こぶりなゴシックStdN W3」には一部の文字で不具合があり、「ぉ」「び」「ツ」「ミ」「ヤ」の文字幅が、通常とは異なる数値が入っていて、それによって組版結果に影響がありますよ、という。
以下、TypeToolの全スクリーンショットを以下。前回はひとつだけでしたが。

121220_Hiragino_Width_01 121220_Hiragino_Width_02
121220_Hiragino_Width_03 121220_Hiragino_Width_04
121220_Hiragino_Width_05 121220_Hiragino_Width_06



で、ここからが追加分。

文字幅が違うフォントその2。「ヒラギノ行書 StdN W8」がそれで、「山」「侍」の文字幅が1001という。

121220_Hiragino_Width_07 121220_Hiragino_Width_08



なので「山男」とか「侍人生」とかの文章を普通にベタ組みなどしていると引っかかるおそれが。
もっともこのフォントでベタ組みするケースがどれほどあるんだか、って気もしますが。



最後。
文字幅が違うフォントその3が。「ヒラギノ丸ゴ Pro/ProN W4」です。これだけJIS90版も引っかかるという有様。よく気付かれなかったな……。ちなみにこれだけ、他と違って幅狭です。数値は999。

121220_Hiragino_Width_09 121220_Hiragino_Width_10

というか気付かれなくて当然というかなんというか。よく使う文字かというと……たぶん「なにこれ」とか思う人の方が多いような気がします。なにせ自分もそうだった。

てことでInDesignの字形パネルで表示させてみると……。



121220_Hiragino_Width_11

MASU MARKて……。



■2013.8.25追加:続き起こしましたのでそっちもどうぞ。

こぶりなゴシックに気をつけろ(3)

ただし完全解決かというと……。

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