2011/02/02
意味合い的には「JIS X 0213:2004における文字集合をすべて収録したフォント」と「JIS X 0213:2004において示された例示字体168字を基準にした字体に、その168字が従来(JIS X 0208の198やか1990の一覧表における基準字体)と切り替わった状態で出力されるフォント」の2種類があると思うんですが、先般掲示した言葉だけを見聞きしたときにどちらかだけしか思い浮かべないのだろうか、という。
これが扱い的に難しいところがあったりします。
前者は、まず現在のフォントがJIS準拠よりもUnicodeを基準とした収録になっていることが多く、JIS X 0213:2004の文字集合を基準に考えることが難しい側面があるように思います(たいていはすべて含むことが多いはずですが)。
そして後者の場合も結構あり、文字集合字体は実質的にShift_JIS範囲しか含まれていないことなんていう可能性も少なくないわけで……Adobe-Japan 1-3のJIS2004対応版とか。
自分的にはJIS X 0213:2004の文字集合を基準に考えることが普段あまりないこともあって、先般上げた言葉はどちらかというと例示字体を示す言葉として扱うことが多かったりします。
ただまあ、それって結局は思いこみなので、周囲や相手などがどちらを基準に話をしているのか確認しないと怖いかもしれない、と思った次第です。やむを得ないですけれど、ごっちゃになってしまっている人も多いですし。
……ということでこの気持ちを誰にぶつけていいのかわからんので書き殴りました。自分の反省から出た課題、ともいえますけれども。ああ。
コメント
つまりプレーンテキスト(Shift_JIS、Unicode等)で渡された時に該当する168字がどう表示されるか、が基準になっています。
なので、Windows VistaでJIS2004に対応したっていう際に、マックユーザーの「Mac OS Xは以前から既に対応しているぞ。またマネしたなw」という反応に違和感があって仕方ありませんでした。
まあ、それまでのWindowsではフォントを買ってこないと表示すらできなかったのですが。
なにか問題が起きたようで、自分も気を付けていきたいと思います。 >確認
2011/02/04 10:27 by ota URL 編集