パナソニックのカーナビ、「ストラーダ」シリーズがモデルチェンジを実施。2024年秋モデルのトピックは、“つながるナビ”への進化だ。フラッグシップモデルのCN-F1X10C1Dは、好評の高精細・高画質の大画面フローティングディスプレイはそのままに、さらなるエンターテインメント性を追求。クルマ時間はもっと楽しくなる!!
エンタメ性を再構築して進化パナソニックのAV一体型カーナビ「ストラーダ」は2003年のブランド誕生以来、クルマ時間をより楽しく豊かなものにするべく進化を続けてきた。2016年には今のストラーダの代名詞になっているフローティングモデルを投入。大画面カーナビを多くのモデルに装着できることや、エンターテインメント性にこだわることで多くのファンを獲得してきた。
最新の2024年モデルでは、近年の動画配信サービス市場拡大による生活スタイルの変化に合わせて、新たな道を選択。“つながる”カーナビとして新たにWi-Fi接続機能を採用した。これに伴いYouTubeやAmazon Prime Videoなど複数の動画配信サービスを手軽に視聴できる「ネット動画」機能も搭載。従来モデルにも採用する自宅のレコーダーの録画番組をリモート視聴できる「レコーダーリンク」機能と合わせて、多彩な動画コンテンツを大画面で楽しめるようになったのだ。
さらにApple CarPlayとAndroid Autoのワイヤレス接続にも対応。豊富なスマートフォンアプリと連携し、カーナビの大画面への表示とタッチパネルでの操作が可能となっている。
ナビ機能も進化。最長3年間(2029年12月31日まで)の無料地図更新サービスをオンライン化。地図データの更新があるとWi-Fi接続時にナビ画面上にポップアップで知らせ、タッチ操作で手軽にアップデートが行える「ワンタッチ地図更新」機能が加わった。鮮度の高い地図や施設情報がより手軽に得られる。
エンタメ性に関しては、“音”にも注目。フラッグシップの10V型モデルCN-F1X10C1Dは、サンプリング周波数1992kHzに対応したデジタルアンプを新たに採用する「新ストラーダサウンドエンジン」を搭載。これにより、ノイズの少ないクリアな音質を実現している。ストラーダ専用のカスタムコンデンサも刷新。低音の迫力が増してより立体感や広がりのあるサウンドが味わえるようになった。これらは音のプロ集団によるサウンドチューニング「音の匠」との最適化が図られ、さまざまな高音質化したサウンド効果を楽しめる。
ハード面では、ディスクメディアの再生機構を搭載しないメカレスモデルになった。一方で、新たにUSBタイプCコネクターをナビ本体の前面に搭載。スマートフォンの急速充電やApple CarPlay、Android Autoの有線接続に活用でき、ユーザビリティを高めた。
10V大画面モデルは、独自の有機ELディスプレイとフローティング機構を採用したDYNABIGスイングディスプレイを継続採用する。もちろん地図データも高精細を生かせる繊細でリアルな描写の「HD美次元マップ」だ。平面地図の視認性だけでなく、立体表示のリアルな地図描写にも注目したい。
一時停止や制限速度などを知らせる「安全・安心運転サポート」機能や、全国の市街地を100%カバー(無人島など一部離島を除く、1741都市)した詳細地図「全国どこでも市街地図」など親切機能も搭載。
10V大画面有機ELディスプレイ搭載のフローティングモデルは540車種以上に取り付け可能と、対応車種も拡大し続けているのだ。
540車種以上に装着可能!PanasonicStradaF1X PREMIUM10CN-F1X10C1D価格:オープン(編集部調べ想定価格:25万円前後)
複数のネット動画サービスを楽しめる新たにオンラインに対応することで、ふだん楽しんでいるネット動画を、従来から搭載している自宅のレコーダーに録画した番組などをリモート視聴できる「レコーダーリンク」機能とともに、多彩な動画コンテンツを家族の送迎やドライブの休憩時間などのちょっとした隙間時間にナビの大画面で楽しめるようになった。
最新スポット検索などもオンラインで取得カーナビ本体に収録する情報だけでなくWi-Fi接続によりオンライン検索にも対応。また、楽天ぐるなびや楽天トラベルなど、人気のコンテンツと連携した最新情報から検索できるなど、目的地設定時の利便性が高まっている。
地図更新もオンライン対応に無料地図更新サービスもオンライン化。最長3年間無料の全地図・部分地図更新は、従来モデルでは10V型モデルだけだったが、9V型(CN-F1D9C1D)が全地図更新に加え、新たに部分地図更新にも対応した。従来のPCからのデータ移行にも対応する
高精細でわかりやすい地図表現2021年に高速CPUの搭載やプラットフォームを刷新。これに合わせて採用したHD画質の高精細地図「HD美次元マップ」を継続採用。走行する先の交差点案内などを行うなどとにかくわかりやすさにこだわっているのも特徴だ
音にもこだわりあり!デジタルアンプを新採用。サウンド系回路を新設計することで従来のアナログアンプに比べ、SN比(信号雑音比)やセパレーション性能を大幅に向上。クリアなサウンドを実現した
つながる機能搭載の最新ラインアップ*:価格は編集部調べ9V型フローティング大画面モデルCN-F1D9C1D(16万円前後*)
7V型ワイドモデルCN-CA01WD(12万円前後*)
CN-CE01WD(10万円前後*)
7V型モデルCN-CA01D(12万円前後*)
CN-CE01D(10万円前後*)
〈文=ドライバーWeb編集部・兒嶋 写真=山内潤也〉
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