この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 記事中に背景と同色で記述されている文章を反転、閲覧する際は、 自己責任でお願いいたします。 |
長い黒髪と左右を飾る赤いリボンが特徴的な少女。
年齢は18歳(あるイベントで判明する)。
加賀剛曰く「中々のべっぴん」とのことで、容姿は整っている方であるようだ。
普段着は黒いセーラー服だが、あるイベントでは常とは違う衣装を披露してくれる。それがべらぼうにかわいい。
ある雨の晩に、友人の神代由佳から受けた電話からただならぬものを感じ、様子を見に神代家へと訪れたことで一連の怪異事件に巻き込まれていく。
・基本的な性格
公式サイトで公開されている設定によると、文学系で騒がしいことは苦手、休日は家でのんびりと過ごすことが多い、とのこと。
作中でも基本的に大人しく気弱な少女として描写されており、押し出しの強い加賀や威圧的な物腰の保坂里美などにはおっかなびっくりとした対応を見せていた。
反面、窮地に陥った時の行動力は目を瞠るものがあり、その場にあった鈍器を武器に撃退を図ったり、武器が無い場面でも素手で突き飛ばしたり、あまつさえ走行中の電車から敵を突き落としたりと、普段の気弱さをかなぐり捨てたアグレッシブさを見せる。大人しい子ほどキレると怖い、ということか。
・人と向き合う姿勢
初対面の相手には、大人しい性格の為か歯切れの悪い言動が多くなり、消極的な会話に終始しがち。実際にCHAPTER2ではそんな性格が災いし、不安定な精神状態だった保坂里美にあらぬ誤解を与えて襲われる羽目となる。
一方で気を許した相手に対しては、積極的に行動するようである。友人の由佳から深夜3時に掛かってきた電話で只ならぬ雰囲気を感じるやいなや、即座に相手の家まで駆け付けている。
・異性関係
性的な物事に関しては、どうやらかなりの奥手らしい。探索の最中に偶然えっちな本を見つけて驚いたり、コンビニに人目に付く形で成年向けの雑誌が陳列されていることに疑義を呈したりしている。
CHAPTER4では、舞台となる旅館が色事を目的とした施設という側面があることについて、霧崎から事前に(ぼかした形とはいえ)説明があったにもかかわらず、証拠となる物品(バスローブや大人の玩具怪しげな道具)を発見するまでピンときていなかったようだ。
そのくせ本人は天然でプレイヤーがドキッとするようなセリフをポロリと漏らすことも。
・植物大好き美琴ちゃん
怪異に命を狙われている状況にも関わらず、探索中に植物を調べると、実にいろいろなコメントを残してくれる。このためプレイヤーや動画視聴者には「美琴ちゃんは植物が好きなのか?」と思われがち。
特に発育のいい植物を目にした際には、万感のこもった何ともいえない感想を聞かせてくれる。
・実はゲーマー?
CHAPTER3の舞台は美琴の夢の中であり、建造物などは彼女の記憶を元に構成されている。特に後半部分を占める廃墟は、子どものころにプレイしたゲームのステージに関する記憶を反映したものらしい。追跡者を倒すための罠のスイッチなども、このゲームに登場したものとのこと。また前半部分の警察署も現実では考えられないギミックが満載されている。バイオ2もプレイ済みなのだろうか。
・身体能力
休日はほとんど家で過ごすインドア派、という触れ込みながら中々の体力を持つ。
まっすぐな道を走っている限り、あらゆる追跡者に捕まることが無い脚力。赤電話やパソコン、消火器など、大の大人でも重く感じる代物を、咄嗟に掴んで振り回せる腕力。短期間中、立て続けに巻き込まれる怪異の中で、これらの能力を連続して発揮できる体力などなど。お前のようなインドア派がいるか。
なお、彼女が追跡者との遭遇にあたって、撃退の為に使用する武器は全て鈍器。CHAPTERの中には銃器や刃物などが存在する場所もあるのだが、刃物は縄を切ったり梃子代わりにしたりと戦闘に用いることはなく、銃器に至っては持とうさえしない。どこまでも頑なに鈍器を使用する。
・霊的な能力
霊的な事物への抵抗力が高く、常人なら間違いなく死んでいる、とされる規模の怪異と遭遇しても、幾度となく生存を果たしている。例として、見るだけで発狂するくねくねが相手でも、接触しない限り正気を保っていられる。身じろぎひとつできないはずの猿夢の中でも行動が可能などなど。
実は、彼女の家系は400年前の呪術師・姫野家の子孫であり、その影響から怪異に対して『免疫力』とも評される強い抵抗力を備えていたのだった。CHAPTER4ではそのことを自覚するとともに霊能力が飛躍的に成長。遠い場所にある怪異の現況を察知する、祖先の霊の声を聞く、ついには姫野家の秘法とされる呪術を駆使して、怨霊に立ち向かうことが出来るようになるにまで至った。
ジェニファーかと思ったらアリッサだったというか鬼なった(リアル話)。
ここから先にはネタバレ防止の反転処理がなされていないので注意されたし。
◆ CHAPTER1 ◆
「わぁ・・・・・・大きい」
美琴ちゃんと言えばこのセリフである。特に観葉植物を調べた際に言ってくれる。
18歳の女子高生に、嬉しそうにこんなことを言われると、見ている側としたら困ればいいのか喜べばいいのか判断に迷う。もちろん、全力で喜ぶべきだが。
実は全てのCHAPTERにこのセリフを見られる場所が設置されている。CHAPTER3、4のものは見過ごしやすいので、見たい人はじっくりと余すことなく探索しよう。
またバリエーションとして「すごいおっきい・・・・・・」というのもある。うほっ・・・・・・・。
ちなみに「わぁ・・・・・・」は彼女の口癖らしく、いろいろな場面で見ることが出来る。氷室の「ふっ」も同様。
「この暖炉・・・まだ使えるのね」
「何よ・・・・・・・何なのよ・・・・・・」
何気ないセリフのようだが、実はクロックタワーゴーストヘッドのオマージュだったりする。他にも恐怖演出や展開、氷室と加賀のキャラ造形など、GHの影響が強い。というかクロックタワーシリーズの影響が強い。
制作者も他作品オマージュの行き過ぎを感じていたのか、公式サイトで反省の弁を述べていたりする。
「人の家の仏様にお願いしても仕方ないけど
どうか助けてください・・・・・・」
神代家の仏壇に向かって一言。困った時の神頼みならぬ仏頼み。
余所の家の仏様にすがる滑稽さを自覚しつつも、それでも祈らずにいられないでいるあたりがいじらしい。
「やだ・・・・・・・いやらしい本が入ってる」
由佳の兄の机を調べての一言。年頃の男である、机の中にそういうものがあったって仕方ない。
思わず何度も調べてしまうのも男性プレイヤーなら仕方ない。
「その三。ぬいぐるみに向かって『私の勝ち』だと三回言う」
パソコンで確認した『呪われた人形』の撃退法。
しかし、この言葉を人形に向かって発することなくCHAPTER1は終わってしまう。音読までしたのに。
これを言わなかったら次々と怪異に巻き込まれることになったのでは? との懸念も湧くが、公式によると暖炉で燃やした時点で退治成功らしい。私の勝ちとはなんだったのか。
◆ CHAPTER2 ◆
「こうゆう本って人目に触れちゃだめなんだと思うけど・・・・・・」
コンビニのブックラックを調べての一言。美琴ちゃん、割と潔癖である。それはそうと、どういう本なのか、君の口からしっかりと聞きたいな。
また『怪異症候群』では全編「いう」となるべきところが「ゆう」になっている。今後のバージョンアップで修正されることに期待。
「あの・・・・・・私・・・・・・道に迷ったみたいなんです!」
氷室に助けを求める電話を掛けて。パニックに陥っているのか、無理やり物事を時系列順に説明しようとして、かえって分かりづらくしている。案の定、氷室からは「落ち着くんだ!」と一喝される。慌てる美琴ちゃんかわいい。
「何なの・・・・・・アレ」
異常な言動を取る保坂里美に抱いた感想。大人しい美琴ちゃんにしてはかなりキツい言葉である。
まあ、目の前で無銭飲食はするわ、こちらを小馬鹿にするわ、怒鳴るわと散々されているので、そう思うのも無理もない。また、保坂の異常な言動に怪異に近いものを感じ、同じ人間として見れなくなってきているのかもしれない。
「お爺さん・・・・・・私、これからどうすればいいのでしょうか」
神社の老人に相談しての一言。CHAPTER2もいよいよ終盤。いけるところは大体探索しつくしているころの場面なので、プレイヤーも何をするべきか真剣に知りたくなってくる頃合いである。プレイヤーと主人公の気持ちが限りなくシンクロした言葉とも言える。
「・・・・・・わかりました。実は今も、凄く眠くてフラフラしてるんです」
氷室に休むよう促されて。眠くてフラフラしている美琴ちゃんを想像してほっこりしたプレイヤーも多いだろう。
実はかなり切迫した事態なのだが。
「きつい顔してる・・・・・・。あまり眠れてないからかな・・・」
悪夢の中の警察署内、女子トイレの鏡を調べて。
年頃の女の子にとっては悩ましいことだろう。命が危ない事態とはいえ、男性と長時間行動を共にしなければならない身である。身内以外の異性の目は、同性のそれ以上に気になるもの。美琴ちゃんの場合、特に氷室辺りには疲れでくたびれた顔を見せたくはないだろう。ちくしょう。
ちなみにこれもクロックタワーGHのオマージュである。
「こんな仕掛け・・・普通じゃありえないよ」
悪夢の中の警察署で三つの卵の仕掛けを解いて。一般的な警察署に対してならごもっともであるが、ラクーン市警ではよくあることである。
「それは・・・・・・こっちの台詞よ・・・・・・」
追跡者である小人(青)を電車から突き落とし、アナウンスに人殺しと罵られての反論。まったくそのとおりである。
ちなみにアナウンスを行っているのは『悪夢の車掌』という二体の追跡者とはまた別の怪異。ゲーム中では姿を見ることはできないが、公式サイトにてグラフィックを確認できる。
「私を揺さぶろうってことね・・・。由佳をダシに使うなんて、許せない」
悪夢の世界の一室に置かれていた、脅迫状とナイフを見て。
手紙には、由佳の名前で自分も死んだから美琴も死のうよという文面が。
真剣に怒っているあたり、由佳との間には相当に篤い友情を感じているようだ。
ちなみに置いてあるナイフには一切触れようとしない。持っていけば武器になりそうなのだが。刃物系など花拳繍腿! 鈍器こそ王者の武器よ! とでも考えているのだろうか。
「あれ? このモンスター、ゲームで見たことある。もしかして、この世界は私の記憶の・・・・・・?」
「この場所・・・・・・この雰囲気・・・・・・。昔、私が遊んだゲームと似てるかもしれない」
どちらも悪夢の世界の図書館にて。美琴ちゃん、ゲーマー疑惑。
前者は怪物の図鑑を、後者は不気味な背景画が表紙の本を見ての感想である。
ダークな雰囲気のRPGが好みなのだろうか。
「私をからかってるの・・・? これは間違いなく罠よ」
悪夢の世界の工場二階、机の上に置かれていたプリンを調べて。ですよねー。
横に添えられたふざけているとしか思えない詫び状といい、どう考えても罠である。
「ふざけないで・・・・・・! 誰が挽肉よ・・・・・・!」
悪夢の車掌にしつこく肉呼ばわりされて。美琴ちゃん、ご立腹。この後もさらに「お肉~お肉~」と肉呼ばわりされる。ダウンロードが可能になったのが2011年秋ということもあり、思わず『はがない』を連想する人も多数。
どうでもいいが、CHAPTER3は他のパートと比べると美琴ちゃんが怒りっぽい気がする。まあ、追跡者が他パートより神経を逆なでするタイプだというのもあるが。
「うわぁぁぁん・・・・・・!」
「怖かったよぉ・・・・・・! 怖かったよぉぉ・・・・・・・!」
悪夢の世界から帰還して、氷室に泣き付く美琴。今まで驚いたり怯えたり嘔吐したりした美琴ちゃんだが、大声を上げて泣くのは珍しい(倒れていた由佳を見つけた時も?)。よっぽど猿夢の恐怖が堪えたのだろうか。あるいは氷室に対し、生の感情をぶつけられるだけの信頼を寄せ始めたのだろうか。
尋常じゃなく長かったCHAPTER3の、ようやくの終わりに、プレイヤーの方も泣きそうになる。
「私は・・・・・・もう、逃げない・・・・・。もう、迷わない・・・・・・」
霧崎に過去の因縁にどう対処するかを問われて。まあ、この後も撃退ポイントを探して逃げ惑ったり、広いマップで迷ったりする羽目になるのだが。
「感じるんです・・・・・・ずっと向こう・・・・・・西の方角」
事件の元凶の気配を感じて。いつの間にかすっかりと霊感少女になってしまった。
「・・・・・・」
旅館の個室トイレを調べて。この後、画面の暗転と同時に衝撃的な効果音が流れる。
余談だが、全てのトイレに小便器が備えられていることから、神代家の旅館のトイレは全て男女共用らしい。一応、高級旅館と言う触れ込みなのだから、ちゃんと女子トイレも整備するべきなのでは?
「・・・・・・ゴクリ」
「これが噂のフォアグラ・・・・・・!」
「あ、キャビアだ!」
旅館の厨房を探索中の一コマ。作りかけの料理や高級食材の数々に、食指をそそられている。
このまま何事も無ければ、彼女も思う存分に食事を堪能できたのだろうが、それも最後の怪異によってあえなくご破算に。可哀そうである。
「お化粧すると肌が荒れるから嫌なのよね」
別館・着物の間にて、化粧台を見てのコメント。美琴ちゃんはすっぴん派らしい。
「ていっ!」
「やぁあ!」
「とおぅ!」
「 と り ゃ ー っ ! 」
ラストバトルにて、怨霊を倒すための秘法を放つ掛け声の数々。音声素材をフル活用して、存分に声を聞かせてくれる。ごっつかわいい。なまらかわいい。美琴ちゃん可愛すぎる天使か。
なお、この戦闘では非常に処理落ちがキツい。最新バージョンでは軽減が図られているが、それでもPCのスペックや同時に起動しているソフト次第で処理落ちの恐れもある。事前にデフラグなどの対策を取っておいて、しっかりと美琴ちゃんの晴れ舞台を堪能しよう。
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最終更新:2024/12/24(火) 11:00
最終更新:2024/12/24(火) 10:00
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