ガスクロマトグラフィーのバッチ分析やAutoSamplerによる連続測定は、夜間〜翌朝まで自動で動かすことは危険なのでしょうか? 最後のシャットダウンプログラムも設定しているのでFIDの温度は下がっていますすがそれでもFIDの火はついてるのでしょうか? GC2014です。

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ガスクロマトグラフィー(GC)の夜間〜翌朝にかけての連続運転は、分析現場においてオートサンプラーを用いた一般的な運用形態で多くの施設で常時実施されておりそれ自体が珍しいことではありませんが、運転が連続的であっても安全上・管理上の責任は、それぞれの施設や事業場の運用ルールに強く依存します。無人で運転する際の緊急時の対応や管理体制について、所属する組織の規定を確認し、順守することが極めて重要です。 注意すべきは、使用している機器の挙動です。特定のモデル(GC-2014など)では、シャットダウンプログラムを設定して分析温度を下げたとしても、水素炎イオン化検出器(FID)の炎は自動では消えない仕様となっています。水素と空気の供給が続いているためです。 通常はシャットダウンプログラムの完了後、手動で、あるいはガス供給を制御する自動的な仕組みを別途組み込むことによって水素と空気の供給を停止し、炎を消す処理を行う必要があります。炎がついたまま無人状態にならないよう、シャットダウン手順と機器の状態を確実に確認しておくことが、安全な運用における最も重要な確認事項となります。