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回答(3件)
あなたの状況を伺って、心からお察しします。10年という長い時間を茶道に費やし、助講師の許状を5年前に取得されたのに、その後進みが止まってしまったこと、そしてコロナ禍や仕事の影響で休みがちになったこと—これらは決して珍しい話ではなく、多くの門下生が経験する道のりです。ホームページに「3年以内に次のレベルへ」とあるのを見て、「もう遅いのかな」「見捨てられた?」と不安になるお気持ち、よくわかります。でも、安心してください。あなたは決して見捨てられていません。 茶道の世界は、厳格なルールがある一方で、個人のペースや人生の事情を尊重する柔軟さも持っています。以下で、裏千家の制度の概要と、あなたの状況へのアドバイスを、信頼できる情報に基づいてお伝えします。裏千家の許状制度のポイント(特に助講師から次のステップ)裏千家では、許状は「次の段階のお稽古を許可するもの」(修了証ではなく、許可証)で、資格は習熟度を示すものです。助講師(上級資格)は、行之行台子・大円草・引次の3種目を揃えることで得られ、ここから指導者としての道が開けます。次のレベルは主に「講師資格」(真之行・大円真・正引次)で、その後「専任講師(茶名・紋許)」へ進みます。目安の期間について: 公式サイトや関連資料では、入門から初級が2〜3年、中級から上級(助講師)までさらに数年、茶名まで全体で7〜10年を目途とされています。例えば、助講師から講師への移行は、引次取得後「1年以上の経過」が推奨されることが多いです。 soumikai-3.jimdofree.com ホームページの「3年以内」という文言は、おそらくこうした目安(例: 和巾から上級へ1年、引次から講師へ1年など)をまとめたもので、厳格な「期限」ではなく「推奨ガイドライン」です。実際、進級は先生の判断と申請次第で、遅れても再開可能です。コロナ禍(2020年頃)の影響で多くの教室が休止し、進級が遅れたケースは全国的に多く、裏千家もそれを考慮した運用をしています。 遅れの対応: 制度上、5年経過で「失効」や「見捨てられる」ルールはありません。むしろ、最近1年半ほとんど欠席せずに通われているのは、素晴らしい回復力です。Yahoo!知恵袋などの門下生の体験談でも、仕事や家庭の事情で5〜9年止まった人が、意欲を伝えれば先生が申請を進めてくれた例が複数あります。 detail.chiebukuro.yahoo.co.jp +1 許状申請は先生経由なので、先生の考え方(「納得いくまで待つ」タイプか「どんどん進める」タイプか)でペースが変わりますが、茶道は「一期一会」の精神で、過去の空白を責めず、今の心構えを重視します。 あなたの場合、どう進めればいいかあなたのように「茶名まで取りたい、その後も続けたい」という明確な目標があるのは、大きな強みです。見捨てられたのではなく、むしろ再スタートのチャンスです。以下、具体的なステップを提案します。先生に正直に相談する: まずはお教室の先生に、現在の不安と意欲を伝えてみてください。「5年経ってしまいましたが、最近は欠席せず通っています。次の許状(講師資格)を目指したいのですが、可能でしょうか?」と。先生はあなたのこれまでの努力を知っていますし、コロナの事情も共有されているはず。申請の目安期間が過ぎていても、先生が家元に「再開希望」として申請してくれます。もし先生の反応が薄い場合、淡交会(裏千家同門組織)の相談窓口を活用するのも手です。 進級の目安と準備:講師資格(次のステップ): 助講師から1年以上の稽古を積めば申請可能。実技試験はないので、基本のお点前を丁寧に復習するだけでOK。目安費用は申請料3〜5万円程度+先生へのお礼(相場1〜2万円、先生に確認を)。 茶名(専任講師): 講師資格後、さらに1〜2年で目指せます。全体10年経過なので、ぴったりです。茶名は「茶の湯の名」を授かり、指導者として本格的に活動できる節目。費用は10万円前後が目安ですが、詳細は先生へ。 助講師(上級) 行之行台子、大円草、引次 5〜7年 弟子を取れる、教室開講可能 講師 真之行、大円真、正引次 7〜9年 より高度な指導、淡交会正会員 専任講師(茶名) 茶名・紋許 9〜10年 茶名授与、履歴書に記載可 (表は裏千家公式・門下生体験に基づく目安です。 urasenke.or.jp +1 ) モチベーションを保つ工夫:最近の欠席なしは立派ですが、負担にならないよう、社中(同じ教室の仲間)と軽くお茶を点てる機会を増やしてみて。茶道は「和」の場なので、そこで共有すれば孤独感が和らぎます。 裏千家学園の公開講座や淡交会のイベント(オンラインも多い)に参加すると、刺激になります。コロナ後、こうした機会が増え、再開しやすくなっています。 茶道は、完璧な速さより、心の深みを重視する道。10年の積み重ねが、あなたの茶碗に静かな味わいを加えています。あなたはすでに十分に「選ばれた」存在です。先生の一言で道が開けるはず—ぜひ一歩踏み出してみてください。何か追加の相談があれば、いつでもどうぞ。わびさびの心で、お茶を点てる喜びがまた訪れますように。
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裏千家では、助講師を取ると淡交会に入会できます。 入会金1,000円と年会費3,000円を納めると淡交会員の資格が出来ます。 この会費を納めていて1年以上経てば、次の講師申請が出来ます。 更に次の一年以上の精進で茶名となります。 コロナ禍で思うようにはかどらない事情もありますが、 月謝を納めて教室に通っている限り、 あるいは、特別なことが無い限り茶名の申請はできます。 先生からの言葉がけを待つだけでなく働きかけをなさったら如何でしょう。 とかく習い事は先生如何で停滞することが多いです。 茶道の精進がなによりも大切ですが、今日庵の規定も積極的に知り、 取りこぼしの無いようにしましょう。
裏千家の教室とのことですので、 しっかり修行していたら、 生徒から申し出て申請してもらえる、風通しのいい流派だと思います。 今日庵のホームページで明確な昇格の規定があります。 お師匠さまを敬う気持ちさえあれば、案ずるより産むがやすしです。
表千家に携わっていますので参考にならないかもしれませんが... お弟子さんの多い社中ですと、誰にいつどの許状をとりついだのか覚えておられないこともあります。 また、高額になる上級の許状を押し付けるようなことはしたくないと、希望される人のみ取り次ぎをされることもあります。 習う人の多かった古い時代の話になりますが、社中で入門の許状を申請する人がある機会に、私たちも先の許状をいただきたいが今回はお許しいただけないでしょうか、と、自ら師にお尋ねをしていました。 助講師から次の許状の期間は、他に条件があるかもしれません。 一度先生にお伺いされたらいかがでしょうか。