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昨今の出版事情から最初は部数を絞るケースもあるので 重版が一度かかった=ものすごい売れている、というわけではないのですが、 出版社が想定していた数字を超えた反響があった、という意味はあります。 重版がかかるほど反響が大きければ、 次巻以降では当然初版の数字に影響してきますし、 基本的に出版物は部数が出れば出るほど各書店に配本される数も増え、 売れやすくなる傾向があるので重版がかかると好循環になりやすいわけです。 雑誌を読まず、自ら発売日をチェックする熱心な読者は実は一部で、 多くの人は書店で平積みにされてるような人気作の中から 購入する書籍をチョイスしています。 人気や知名度がある作品ほどより売れて、 その逆は多くの人に気づかれないまま目に留まる機会もなく そのまま絶版になってしまうことも多いです。 返本率が高いと(つまり売れ残ってしまうと) 次回以降の部数が減らされてしまう結果になるので、 出版社としても慎重にならざるを得ないという事情もあります。 最初から初版で強気の部数を出せれば良いんですが、 現実にはなかなかそうはいかず、恐る恐るの初版部数になりがちなので、 無名の作品・作者ほどスタートが厳しくなってしまうという構造があります。 よって重版がかかるというのは作者・出版社・ファンにとっても、 そしてその本の需要になり得るまだ見ぬ読者にとっても みんなで嬉しい出来事なわけですね。
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「売れていないわけではない」だけです。 極端な大部数を売り上げる作品は、初版の時点で桁違いの数を刷ります。 最小限の部数しか刷らないものなら、「まあまあ売れた」程度でも重版となりますし、長期連載の人気作品なら、何年間も継続して多数の版を重ねるのが当然なので、わざわざ宣伝しません。