アーキテクト・ファイブ
住宅|2003年
[生産─技術]
...《IRONY SPACE》(二〇〇三)は、構造家、梅沢良三の住宅兼アトリエである。建築の設計はアーキテクト・... ...ンプルな構成のこの建築が独特であるのは、《IRONY SPACE》の名前どおり、この建築の地上部分がすべて鉄...
『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.112-115
[鼎談]
...、そのなかでも構造家の梅沢良三さんによる《IRONY SPACE》はものすごく受けが良かったのです。もちろん... ...の建物では観賞するようにしていたけれど、《IRONY SPACE》では、建物の空間の良し悪しだけではなくて、...
『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.72-87
[事例]
潮待ちの港・鞆の浦 広島県福山市の沼隈半島に位置する鞆の浦は、瀬戸内海に面した小さな港町である。眼前の瀬戸内海には仙酔島・弁天島をはじめとする数々の美しい島々が...をはじめとする多業種の有志チーム「鞆・Heiwa Architect 5」の手で改修工事が進められている。改修工事に...
『10+1』 No.45 (都市の危機/都市の再生──アーバニズムは可能か?) | pp.107-112
[ラディカリズム以降の建築 1960s-1990s 7]
...ット放送局と連動した「情報発信型イベント・スペース」のe-style、六階にデジタルハリウッドを含む新... ...物に廃墟の都市を展示することは、磯崎新的なアイロニーのようだが、そういう諧謔精神は微塵もない...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.221-231
[グローバリズム 4]
...では済まないところまで達するはずなのだが。アイロニーなのか単に無神経なのか……(そのどっちも... ...わりする。そしてしばしばそれらは巨大な空きスペースを抱えたまま放置され、時に新築後何年もそう...
『10+1』 No.34 (街路) | pp.208-220
[翻訳]
...るとはいえ、「われわれ」が究極の武器であるアイロニーの力を手離すことはないだろう。そしてその... ...成する八つのオランダの町が、中央のオープンスペースに位置する国際空港ひとつで容易にアクセス可...
『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.173-197
[CONCEPTUAL 日本建築 8]
...旅行があった。事情はD・スペースの記述にくわしい(デヴィッド・スペース「ルートヴィッヒ・ミース... ...キッチュ(露悪的)という言葉では語りえないアイロニーが、あるいは深い絶望が、そこにただよって...
『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.222-237
[シンポジウム]
...ーニングという手法に基づき与えられた最小のスペースで、同じ素材を用いてわずかな差異を構成して... ...のだったのです。 そして、私たちが多用したアイロニー・挑発・矛盾という三段論法、理論的推定、テ...
『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.228-239
[インタヴュ―]
...ジャンプする力をイロニー(アイロニー)だと言ったことです。アイロニーであることが力を持つと考... ...方をしていた。エンバイラメントは、要するにスペースというスタティックなものに対して、身体性を...
『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.263-276
[論考]
...で体験されるものを髣髴させた。企業の看板がスペースを支配していた。数トンの重さのある「ターニ... ...ーリの反応は、全体として彼が言うところの「アイロニー」に傾きがちであるが、この立場には複数の...
『10+1』 No.24 (フィールドワーク/歩行と視線) | pp.156-175
[現代住宅研究 9-2]
...室内にはほとんど照明がなく、くすんだ白色のスペースとなっている。椅子やテーブル、引き出しなど... ...なかったのではないだろうか。それはけっしてアイロニーとしての家具とか、反重力としてのオブジェ...
『10+1』 No.26 (都市集住スタディ) | pp.13-17
[論考]
...って、儀礼化、シミュレーション化された生のスペースである)。このようなモデル論的な解釈を、吉... ...)。 ボードリヤールにはかろうじて見られたアイロニーを欠いてしまうと、こうした言説には何の魅惑...
『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.124-136
[論考]
...港でのみ、成功を収めているというのは二重のアイロニーに満ちているが……★七。都市と住居におけ... ...ベッドスペースを人数分つくるのである。したがって、ワンルームから人数分のベッドスペースによっ...
『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.133-143
[批評]
...供も楽しんで利用している。ただし非常に狭いスペースに押し込められた、ウェクスナー視覚芸術セン... ...ラウンとヴェンチューリの大衆主義は、彼らのアイロニーと「ポップ」な感性によって折衷されている...
『10+1』 No.16 (ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義) | pp.188-205
[論考]
...の会社が同居する「デラックス」という新しいスペースを開設した[図2]。ここでは頻繁にイヴェント... ...はない。かつてのラディカリズムの建築がもつアイロニーは蒸発した。代わりに九〇年代の若手建築家...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.134-145
[千年王国論(四)]
...ースのような理論家/実践家にとっての最大のアイロニーは、メトロポリタン・アーキテクチャーは決... ...トリフィケーションの美学は、ジェネリックなスペースがもち得る無頼や不気味な非実体性に対して、...
『10+1』 No.07 (アーバン・スタディーズ──都市論の臨界点) | pp.168-175
[批評]
...級と低級との区別が生みだす距離感の生みだすアイロニー。この日本における通念に意図的に反発して... ...ンタジー、カリビアン、タイフーン、シネマ、スペース、そしてユートピアもがここでは同列の単なる...
『10+1』 No.02 (制度/プログラム/ビルディング・タイプ) | pp.132-137
[論考]
...将来の駐車スペースとしてリザー ブするという計画を実際に建設した。この駐車スペースは当時はまだ... ...。 ここには建築史に関わる多くの意図せざるアイロニーがある。リシツキーが旧世界の秩序に楔を撃ち...
『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.34-51
[批評]
...いる。それに続く第二期、第三期では、小売りスペースも倍加され、面積は三九〇万平方フィートを越... ...酔的な施設によって表わされるということにはアイロニーがないでもない。ベーリング・ミュージアム...
『10+1』 No.02 (制度/プログラム/ビルディング・タイプ) | pp.233-244
[批評]
...。また、そういった柱廊は、階段あるいは中央スペースのアティクが見えることといった応用的なモチ... ...ーリングの「最良の意図」は、単なる形態上のアイロニーでは打ち克つことが期待できない文脈によっ...
『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.180-190