1941年生まれ。建築家。
(最終更新:2010年8月10日)
[論考]
...住宅』は、住宅芸術派ばかりではなく、再び、〈黒沢隆─山本理顕〉らの社会派も活性させた。そして... ...子供の間を媒介すると言っているが、基本的には黒沢隆や山本理顕が想定する〈社会─家族─個人〉と...
『10+1』 No.05 (住居の現在形) | pp.130-145
[CONCEPTUAL 日本建築 1]
...001)関東地方にみる戦前型のすまい(左側が南。黒沢隆研究室採集)★1 左から①──10帖+(8帖+6帖... ...(SD選書、2002)右──岩波貸別荘プラン 出典=黒沢隆研究室採集03 縁側 ENGAWA(side verandah) 高床系が日...
『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.214-224
[現代住宅研究 3-3]
...先鋭化させた《わたしの個室、ヒロコの個室》(黒沢隆、一九七一)[図8]は、個人をシンボライズす... ...の増築であり、《ホシカワ・キュービクルズ》(黒沢隆、一九七七)は二つある個室の一方を貸室にし...
『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.25-33
[論考]
...として見えてしまうような具合に特別に傑出した黒沢隆の「個室住居群とは何か」(一九六八)は、「... ...個人』という直接の関係に転化してしまった」(黒沢隆『個室群住居』住まいの図書館出版局、一九九...
『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.58-65
[CONCEPTUAL 日本建築 2]
07 四帖半 4 1/2 sheets TATAMI ROOM 私性はここで育まれた 『四畳半襖の下張り』という春本(好色文学)が知られている。文豪・永井荷風...というようになるのである。 吊り床と置き床 黒沢隆研究室作成[column]倚松庵 文豪・谷崎潤一郎(186...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.208-221
[CONCEPTUAL 日本建築 5]
25 京間 ZASHIKI in Kyoto way measuring 関西普請は日本を席巻した 昔は、畳や襖をもって引越したものだ、そういう話を聞くことが...隅は塗りまわして「洞床」に描いた。 [袋床] 黒沢隆研究室作成30 オイルステイン拭きとり Stained oil fi...
『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.306-319
[CONCEPTUAL 日本建築 8]
43 JAPONISME──「近代」に向かってめくられた最後の頁 Last pages towards the MODERN, which western so...期にわたる、長文の、しかも細字印字の連載におつき合いいただき、ありがとうございました。 黒沢隆...
『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.222-237
[現代住宅研究 2-4]
...9]とSOHO型個人用居住単位の別名を持つ《KAO》(黒沢隆、一九九八)[図10]は、いくつかの類似した特... ...ら2階平面図、1階平面図、断面図 縮尺1/40010──黒沢隆《KAO》 上から2階平面図、1階平面図、断面図 ...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.21-25
[住居の視点、住居の死角 7]
...から個室群住居」へという三〇年来提唱してきた黒沢隆の、待望久しかった新著(『個室群住居──崩... ...の図書館出版局)から抜き出して補ってみよう。黒沢隆のいう「近代住居」とは、 (1)基幹産業としての...
『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.42-44
[現代住宅研究 2-1]
... 別の解答としては、《住宅館キュービクル》(黒沢隆、一九六九─七五)[図5]をはじめとする一連の... ...《プーライエ》 平面図、断面図 縮尺1/600 5──黒沢隆 《住宅館キュービクル》 平面図 縮尺1/1506──...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.12-15
[論考]
...った住宅の残滓を拾い集めることにする。 4──黒沢隆《武田先生の個室群住居》 出典=『都市住宅』19... ...築』一九九八年五月号、新建築社)。 ★六──黒沢隆「個室群住居とは何か」(『都市住宅』一九六八...
『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.111-120
[CONCEPTUAL 日本建築 3]
13 一堂一室 Plan was the plot: 'ARCHITECTURE' was brought within proselytism 布教を鍵に文明はもたらされる 面積で世界最大といわれる仁徳陵は、おそらく五世紀はじめにできた。九州政権にすぎなかった天孫族勢力(倭(わ))が瀬戸内海を渡って難波(なに...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.194-207
[CONCEPTUAL 日本建築 4]
19 土台 Sill(DODA'I = foot lyer wood): Civilization stage of wooden building 木造建物の「文明」段階 青森の市街南陵に三内丸山遺跡が発掘されたのは一九九四年のことだ。直径一㍍余におよぶ巨大木柱六本の痕跡などもみつかり、C₁₄測定によって縄文...
『10+1』 No.39 (生きられる東京 都市の経験、都市の時間) | pp.220-233
[CONCEPTUAL 日本建築 6]
31 入母屋屋根 IRIMOYA (semi-gabled) ROOF 屋根型の意味作用 日本建築は屋根の建築だとしばしばいわれる。その屋根の代表は入母屋だとも思われてきた。それでは、入母屋は日本に固有の屋根なのだろうか──。 ちがう。仏教とともに朝鮮からもたらされた。その朝鮮には、おそらく仏教以前に中国からもたら...
『10+1』 No.41 (実験住宅) | pp.188-201
[CONCEPTUAL 日本建築 7]
37 犬走り──屋内外を媒介することの実相 INU-BASHIRI (Eaves’ dropper’s lane): To be interflowed between in-side & out-side 縁側は、近世までは動線としても便利に使われたが、主として屋内と屋外とを媒介する役割を負うものだと説いてきた。し...
『10+1』 No.42 (グラウンディング──地図を描く身体) | pp.186-200
[論考]
1 戦後も五○年を経過してくると、戦後的なるものはイビツになりながらも根をおろし、その理念的な主張をやめないでいるものがある。「ゆらぎの中の家族とnLDK」とい...張がこれまでなかったわけではない。たとえば、黒沢隆の「個室群住居」という住居像の提出があった...
『10+1』 No.05 (住居の現在形) | pp.67-72
[論考]
郊外住宅の周辺から 芹沢──僕は現在茨城県の牛久に住んでいますが、今度別のところに住もうと思っているんです。三人の子供のうち二人が家を出たものですから、なるべく...う点ですが、個室住居みたいな動きがあって──黒沢隆さんの作品がそうですが──それぞれの個室が...
『10+1』 No.05 (住居の現在形) | pp.40-55
[キーワード]
レンタル──住まいを借りるということ このような話を聞いたことがある。東京では家賃が高いから、物を持っているとその分広い場所を借りなければならずランニングコスト...の対象となってきた。その成果のひとつとして、黒沢隆による一連の「個室群住居」や山本理顕によっ...
『10+1』 No.28 (現代住宅の条件) | pp.100-119
[論考]
1 ペリフェリー われわれの眼前には多くの新しいリアリティがある。未だかつてないような動きが展開されると、既存の規範(デイシプリン)(概念、手法、価値基準ほか)...入りで分析される連載コラムがある。数年前には黒沢隆というれっきとした建築家がこれを担当してい...
『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.34-51
[鼎談]
建築と身体、ジェンダー 五十嵐── 今回の特集は、もともとは身体、ジェンダーなどの問題からスタートしました。僕は一九九〇年頃から美術史におけるジェンダーの問題に...る興味深い分野なのですが、七〇年代後半すでに黒沢隆は『住宅の逆説』(レオナルドの飛行機出版会...
『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.62-81
[Yellow Page2]
建築行為って、一番の環境破壊とイワレテイル。実際、建築解体作業含めて、建設作業現場って沢山のゴミが発生している。そう考えると、使えるものはできるだけ使った方がイ...経済局調査情報課)/『通信白書』(郵政省)/黒沢隆『集合住宅原論の試み』(鹿島出版会、一九九...
『10+1』 No.21 (トーキョー・リサイクル計画──作る都市から使う都市へ) | pp.100-105
[景観の視学/史学/詩学 4]
一月の末に話題のホテル《CLASKA》を取材した。フランスの建築雑誌の特集記事のためであったが、実際に担当者の説明を聞くうちにここが居住空間として面白いケースス...ではないだろう。核家族のためのnLDKタイプも、黒沢隆の「個室群住居」の考え方も見直されて久しい。...
『10+1』 No.34 (街路) | pp.31-33