2016・4・5(火)METライブビューイング「マノン・レスコー」
東劇 7時
3月5日、メトロポリタン・オペラにおける上演のライヴ。今シーズンの新制作プロダクションの一つで、バーデン=バーデン音楽祭との共同制作の由。
このプッチーニの「マノン・レスコー」、私はもともとあまり好きなオペラではないのだが、今回はヨナス・カウフマンのデ・グリュー、クリスティーナ・オポライスのマノン━━という主役陣の魅力で、観ようと最初から決めていた。
もっともそのカウフマンが出演不可能となり、急遽ロベルト・アラーニャが代役で出たことは周知の通り。それならそれでまた別の魅力が生じる。
そのアラーニャは、この役を手がけるのが初めてだったそうだが、とてもそうは信じられないほど見事な歌唱と演技で、情熱的な舞台をこなしていた。立派なものである。
一方オポライスは、第2幕ではマリリン・モンローばりの衣装(自分でそう言っていた)で活躍。ただし歌唱は、細かい感情の変化の表現という点では、未だこれからというところだろう。
指揮はファビオ・ルイージで、この人はイタリア・オペラを振った時には流石に鮮やかなものがあり、プッチーニの音楽の熱っぽい劇的な起伏を生かして余すところがない。
演出はおなじみリチャード・エア、舞台美術はロブ・ハウェル。豪華で大がかりな装置の中で、写実的な演出ながら細かい表情に富んだ演技が展開されていた。バランスの良い舞台である。
10時16分頃終映。
3月5日、メトロポリタン・オペラにおける上演のライヴ。今シーズンの新制作プロダクションの一つで、バーデン=バーデン音楽祭との共同制作の由。
このプッチーニの「マノン・レスコー」、私はもともとあまり好きなオペラではないのだが、今回はヨナス・カウフマンのデ・グリュー、クリスティーナ・オポライスのマノン━━という主役陣の魅力で、観ようと最初から決めていた。
もっともそのカウフマンが出演不可能となり、急遽ロベルト・アラーニャが代役で出たことは周知の通り。それならそれでまた別の魅力が生じる。
そのアラーニャは、この役を手がけるのが初めてだったそうだが、とてもそうは信じられないほど見事な歌唱と演技で、情熱的な舞台をこなしていた。立派なものである。
一方オポライスは、第2幕ではマリリン・モンローばりの衣装(自分でそう言っていた)で活躍。ただし歌唱は、細かい感情の変化の表現という点では、未だこれからというところだろう。
指揮はファビオ・ルイージで、この人はイタリア・オペラを振った時には流石に鮮やかなものがあり、プッチーニの音楽の熱っぽい劇的な起伏を生かして余すところがない。
演出はおなじみリチャード・エア、舞台美術はロブ・ハウェル。豪華で大がかりな装置の中で、写実的な演出ながら細かい表情に富んだ演技が展開されていた。バランスの良い舞台である。
10時16分頃終映。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
https://concertdiary.blog.fc2.com/tb.php/2405-9bceb6c3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)