株式投資の世界では、株価が上昇すると新規参入者が増え、株価が下落すると株式をやめてしまう人が増えるということが繰り返されており、裾野が広がっていきません。
株式投資をやめてしまう方は、株式投資を始めて間もない時に下落局面に遭遇し、耐えられなくなってやめていくことが多いと感じています。
景気は循環しますし、株価のサイクルも存在します。したがって高値圏にあるときは警戒して投資をしなくてはいけないのですが、株価上昇局面では何をやってもうまくいくため、そうならなかったケースを想定することを意識しなくなるのでしょうか。「一括投資」とか「機会損失」とかは危険なワードで、登場する頻度が上がれば警戒度も上げていく必要があります。
最近のネットの書き込み等を拝見するに、また、経験の浅い株式投資の入門者が退場させられるというような事態が起こるのではないかと危惧しています。投資経験の浅い新規参入の投資家がなぜ大きなリターンを上げられると思い、リスクを過大にとるのか不明ですが、マーケットはそんなに甘くはありません。絶対に儲かる手法などがあれば、だれもが金持ちになれますが、現実はそうなっていません。絶対に儲かる方法などというものは存在しません。
まずは株式投資に慣れること。マーケットで生き残って株式投資を継続することが最優先事項だと思います。
とは言え、具体的にどうすればいいのか分からないという個人投資家も多いかと思います。そこで、最善ではないにせよ、生き残るための策を考えてみました。リターンの極大化は狙っておらず、長く続けられるということを優先した手法です。
大型優良優待株をドルコスト平均法を使い、ネオモバイル証券で1株ずづ買っていく。というものです。
ネオモバイル証券は、取引総額50万円までは、実質手数料20円で取引し放題となります。従来の端株の手数料に比べて破格であり、このサービスの登場がこのような手法を可能にしました。
銘柄は以下の4銘柄としました。
JT、オリックス、日本取引所グループ、KDDIです。
いずれの銘柄も倒産可能性は極めて低く、キャッシュフローを安定的に生み出すコアビジネスを持っています。また、オリックス、日本取引所グループ、KDDIは長期保有することで優待がグレードアップするという長期保有特典があり、長期保有のインセンティブがあります。
人間が心理的にダメージを受けるのは損失を出した時です。そのダメージを緩和するために、株価が下がった時には、1株買うことで、平均取得単価が下がり、また、100株保有すれば優待がもらえることから、優待をもらえるまでの道のりを一歩進んだと前向きにとらえることで心理的なケアをおこなっていきます。
具体的には以下のような手順となります。
①まずは、4銘柄を1株ずつ保有
②4銘柄とも含み益の時は、一番含み益の少ない銘柄を1株買う
③4銘柄とも含み損の時は、一番含み損の大きい銘柄を1株買う
④含み益と含み損の銘柄がある時は、最も含み損の大きい銘柄を1株買う
以上を1週間1回買い付けをおこなうというふうに定期的に買うというルールを設けて着実に実行していきます。マーケットに慣れることが目的ですので、多少含み益が乗ってきても売却はしませんし、含み損で損切りもしません。
色々な投資手法は存在していますが、投資入門者の方は、まずは生き残ることを優先させた方が、いいのではないかと感じています。
ブログで記載しきれないこともつぶやいていますので、興味のある方はフォローいただければ幸いです。
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