bonotakeの日記

ソフトウェア工学系研究者 → AIエンジニア → スクラムマスター・アジャイルコーチ

書籍

「アジャイルソフトウェア開発という概念」の源流は日本なのか 〜『日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか 』を読んで〜

夜中におもむろに書評を書き出す第2段。 日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか~増補改訂版『日本“式”経営の逆襲』~ (光文社新書)作者:岩尾 俊兵光文社Amazon この本自体はとても面白いし首肯できる部分も多いが、1箇所だけイチャモンをつけたい。 そもそも…

『質的研究を科学する 』を読んだという話

夜中の変な時間に目が覚めてしまったので、以前読んだ本の感想をおもむろに書き出そうとしてみる。2ヶ月くらい前に読んだやつだけど。 質的研究を科学する作者:高木 廣文医学書院Amazon 自分は今初めて質的研究というのをやろうとしていて、何かと言うとイン…

『単体テストの考え方/使い方』が大変良かった話

単体テストの考え方/使い方作者:Vladimir Khorikovマイナビ出版Amazon 支援先のジュニアエンジニアにテストの書き方を、それも、テストを書く意義から教えることになって、なんかいい参考書ないかなぁ、と色々物色する中で出会った本。 そこいらにある教科書…

『コーポレートファイナンス第10版』を読み始めた

何かめっちゃ久しぶりにブログ書く気がしますが。 唐突ですが、とある人の勧めで最近これを読み始めました。 コーポレート・ファイナンス 第10版 上作者:リチャード・A・ブリーリー,スチュワート・C・マイヤーズ,フランクリン・アレン日経BPAmazon コーポレ…

追記:ディープラーニングをやる人向け『仕事ではじめる機械学習』のオススメと注意点

一昨日、このような記事を書きました。 bonotake.hatenablog.com そしたらまぁ、自分の想像を遥か超える勢いでバズりまして。1日も経たないうちにブクマが軽く100を超えてしまいました(これ書いてる時点で171)。 今まで、1記事につきブクマ1桁しかもらった…

ディープラーニングをやる人向け『仕事ではじめる機械学習』のオススメと注意点

はじめに 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 たまたま昨年末に、Facebookの謎な対応により始めてしまったはてなブログ、「次書くかどうかわからない」とは書きましたが、次も書いてみることにしました。 なぜそう思ったか、理由…

『抽象によるソフトウェア設計』(Alloy本)発売しています

もうすっかり放置してしまっているはてなですが、さすがにこの記事を書かないまま放置するのはまずい。ので一言だけ書いておきます。"Software Abstractions"(通称Alloy本)の邦訳しました。現在、全国各書店で発売中です。抽象によるソフトウェア設計−Allo…

Alloy本翻訳レビュー始まります&Alloy 4.2 RCリリース

以前、"Software Abstractions"翻訳のレビュワーを募集しましたが("Software Abstractions"翻訳本のレビュアーを募集します - たけをの日記@天竺から帰ってきたよ)、予想よりたくさんのご応募いただきました。元々は片手で数える程度の方にお願いするつも…

"Software Abstractions"翻訳本のレビュアーを募集します

注:既に募集は終了しました。参考:こちら twitterではぼそぼそとつぶやいていましたが、現在下記の本の翻訳を進めています。Software Abstractions: Logic, Language, and Analysis作者: Daniel Jackson出版社/メーカー: The MIT Press発売日: 2006/03/24…

中和剤

先日の日記にあるnucさんのコメント: ぺぎおさんは体を張って「知の欺瞞」をやっているもんだとばかり思ってましたが。 私は現時点でそう思ってますよ。ただ、何かやり損なっちゃったのかも。 でふと思いましたが…このご時世にペギオさんを追ってる人は当然…

買った本

サイエンス・イマジネーション 科学とSFの最前線、そして未来へ作者: 瀬名秀明,山田正紀,堀晃,円城塔,飛浩隆,小松左京出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2008/08/25メディア: ハードカバー購入: 15人 クリック: 267回この商品を含むブログ (32件) …

参考文献

上で参考にした本、というか量子関係のお勉強に使った本。Quantum Computation and Quantum Information (Cambridge Series on Information and the Natural Sciences)作者: Michael A. Nielsen,Isaac L. Chuang出版社/メーカー: Cambridge University Press…

今読んでる本

風邪で動けないので、ベッドで寝っころがりながら本読んでます。ディオニュソスの階段 上 (ハヤカワ文庫NV)作者: ルカ・ディ・フルヴィオ,飯田亮介出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/09/20メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (11件) を…

数学と音楽

The Math Behind the Music with CD-ROM (Outlooks)作者: Leon Harkleroad出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2006/08/07メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見るまた要らぬものを買ってしまった…だから…

テンソルの本を読む

さて以前の日記で書いた、「この本を読めば幸せになれる」という噂の『非線形有限要素法のためのテンソル解析の基礎』ですが、確かに幸せになれましたってか、すごくわかり易くていい本です。実際。1章に関してだけ言えば、有限要素法も何もなく、ただのテン…

書籍いろいろ

どうやら、下界ではLL魂なるイベントやってるようですが、天竺にいる私には全く縁のないことでございます。何ですか?和田先生まで担ぎ出されてるんですか? 楽しそうだなぁ('A`) まぁ、天竺は天竺で楽しくやっています。 以前、、こっちで知り合った物理系…

Binary Hacks

職場でも私生活でも、周辺がこの本ですごく喧しいので、実はちょっと引いてみてたんですが。自分はハッカーじゃないし。 とか思いつつ、今日何気に立ち読みしてみたらおもしれぇ。。つい買っちゃいました。Binary Hacks ―ハッカー秘伝のテクニック100選作者:…

ヘネパタ

第3版、会社の後輩からタダで譲ってもらえることになった。わーい。Computer Architecture, Third Edition: A Quantitative Approach (The Morgan Kaufmann Series in Computer Architecture and Design)作者: John L. Hennessy,David A. Patterson出版社/…

ç•°å‹•

今日を最後に職場が変わることになりました。そして、会社の先輩にずっと借りっぱなしだったこれを返しました。Categories for the Working Mathematician (Graduate Texts in Mathematics)作者: Saunders Mac Lane出版社/メーカー: Springer発売日: 1998/12…

ウェブ進化論

を読みました。ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02/07メディア: 新書購入: 61人 クリック: 996回この商品を含むブログ (2377件) を見るなんかまぁ、ビール煽りながら、しかも"W…

Introduction to Lattices and Order

ヒビルテより。 あれ?俺この本買った覚えないんだけど、 この本を買った人はこんな本も買っています Communicating and Mobile Systems: The Pi-Calculus Robin Milner (著) Categories for the Working Mathematician (Graduate Texts in Mathematics) Sau…

処分

いい加減本が増えてきたので、要らなくなったものは処分しようかと本棚をガサゴソ。 そして、今回やり玉にあがったのがこんな本。Bruce EckelのJavaプログラミングマスターコース―徹底探究!Javaのしくみとオブジェクト作法〈上〉作者: ブルースエッケル,Bruc…

ついに買ってしまった。

数学関係で(といっていいのか?)気になる読み物を2冊購入。 まず1冊目。檜山さんも書いてくれてますが、昔の自分のエントリーで紹介した本(『位相のこころ (ちくま学芸文庫)』)が文庫になりました。驚き。*1 こんな本が文庫で復刊するというのもなんとも…

位相のこころ / F.W.Lawvere

以前の日記の続きといえば続きなのだけれど、コンパクトとハウスドルフ空間についてはまだイマイチよくわかっていなかった。定義はそんなややこしいもんじゃないのでまぁわかるのだけど、だから何だという感じで。 そんなうち、図書館でこの本を何気なく借り…

アフォーダンス 続き

24日の日記でアフォーダンスの本を図書館で借りてきた、と書いたけど、どうにも意味不明で半分くらい読んだところで挫折。 代わりに読んだのがこれ。アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12))作者: 佐々木正人出版社/メーカー: 岩波書店…

Stone Spaces

昨日の日記で続きを書く、とかいいつつ、続き書いてる時間ありませんでしたorz。 まぁ、たいした続きなんてないんですけどね。続きはとりあえず夜にでも(書けたら)続き書くならもうちょっと落ちついて、理解深めてから書くとして、この本を今しがたamazon…

四国はどこまで入れ替え可能か

四国はどこまで入れ換え可能か (新潮文庫)作者: 佐藤雅彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/10/28メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 177回この商品を含むブログ (120件) を見る元の「ねっとのおやつ」なども知らず(後書き読んではじめて知った)、タイ…

アフォーダンス

例えば椅子があったとき、椅子を見た人間に座らせようとするのか、天井の電球を換える足場にさせようとするのか、そこの分岐点はどこにあるんでしょう。んー通り一遍の話をかじっただけではわかりそうもないので、近所の図書館で本を借りてきてしまいました…

注:bonotakeは、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、 Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。