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副業がバレた意外な理由!税金より言い訳できない驚くべき「きっかけ」とは?

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副業がバレた意外な理由!税金より言い訳できない驚くべき「きっかけ」とは?

近年、生活費や将来の不安に備えるため、副業を希望する人が増加しています。また、収入を補うだけでなく、新たなスキルを身につけたり、趣味を活かしたりする場としても注目されているようです。

そんな副業に関するさまざまな情報をお伝えしてきました。今回は、副業がバレる瞬間は、どんな時が多いのかを紹介します。

気のゆるみ・脇の甘さに注意

副業の話題を盛んに耳にするようになった現在、大手を振って副業をする人も当然、いるはずです。しかし、会社が副業を認めていなかったり、副業を認めていても、なんとなく言いにくい空気があったりして、こっそり始めた人(やるなら黙って始める人)も少なくないと思います。

その場合、本業の会社には、なんとかバレないように配慮しながら副業を継続する日々が始まりますが、人間は常にミスをする生き物です。慣れてくると気の緩みも生まれてくるはずです。

副業の年月が長くなるほどに隠し通すハードルも高まっていくはずですが、実際に副業をする人たちの中で、副業がバレた経験を持つ「先輩」たちは、どのような瞬間にしっぽをつかまれてしまったのでしょうか。

株式会社ビズヒッツが2021年に、副業がバレた経験のある294人に対してインターネット調査を行っています。

その調査の中に「副業がバレた理由は?(複数回答可)」と問う項目があり、その回答が以下のようになっています。

1位・・・副業中に見られた(109人)
2位・・・PC・スマホを見られた(35人)
3位・・・給与・税金関係の手続き(28人)
3位・・・ついしゃべってしまった(28人)
5位・・・うわさ、人づて

3位の「給与・税金関係の手続き」については、一定のお金を副業で稼ぐようになると住民税の納付額が大きくなるので(本業の)経理担当者に見抜かれる危険性がどうしても高くなります。

しかし、その他の理由については、ちょっとした気のゆるみ、脇の甘さを徹底的に注意すれば、かなりの部分で回避できるのではないでしょうか。

意外にも、副業中に見られたという最も言い訳の難しいケースが最多のようです。どうしてもバレたくない事情がある人は、副業の職種選びから徹底的に対策を取りたいです。

「会社の人に見られた」が最多

その他の調査ではどういった結果が出ているのでしょうか。

起業18フォーラムが、副業のバレた経験のある人38人を対象に行った2021年の調査によると、副業がバレた理由として上位に以下のような回答が並んでいます。

1位・・・副業中に、会社の人に会った(11人)
2位・・・会社のPC・スマホを使用した(5人)
2位・・・会社の人にしゃべってしまった(5人)
4位・・・住民税からバレた(4人)
5位・・・WEB上の情報でバレた(2人)

こちらの回答も、ビズヒッツの調査とほぼ同じ結果になっています。

隠し通したいのであれば、会社の人に見られてしまうリスクの高い副業をそもそも選ばず、PCやスマホは自分専用の端末を使い、Web上での露出に注意をしつつ、住民税が不自然に上がり過ぎない範囲で副業をするといった工夫が共通して考えられます。

ただ、ビズヒッツの調査も、起業18フォーラムの調査も、副業がバレた後、どうなったか(何に困ったか)との問いに対して、最多の回答は「副業を認めてもらえた」「(困ったことは)なし」となっています。

もちろん、副業を辞めさせられたケースも、決して少なくない(いずれの調査でも2位)点は事実ですが、重大な事情がない限りは、隠し通す労力を考えると、事前に副業を申告してしまった方が楽な場合もあるようですね。

[参考]
294人に聞いた!副業がバレた相手や理由ランキング【バレて困ったときの対処法も解説】 – Biz Hits
副業がバレた体験【アンケート調査】退職やクビになった人はいる? – 起業フォーラム18

〈bizSPA!〉元編集長。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉創刊編集長。国内外の媒体に日本語と英語で寄稿し、翻訳家としては訳書もある。技能五輪国際大会における日本代表選手の通訳を直近で務める。東証プライム上場企業の社内報や教育機関の広報誌でも編集長を兼務しており、広報誌の全国大会では受賞経験もあり。

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