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2025年新卒社員の66%が副業希望!稼いだらお金は何に使う?

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2025年新卒社員の66%が副業希望!稼いだらお金は何に使う?

1年の終わりが近付いてきました。今年新人だった人も、後輩を持つ時期が迫ってきましたが、来年度に入ってくる新卒者たちは、どのような意識を仕事に持っているのでしょう。特に、副業に関してどのような考えを抱いているのでしょう。今回は「マイナビ 2025年卒大学生活動実態調査」から来年度の新卒社員の副業事情を紹介します。

副業を検討する新卒社員の割合は66%

会社に入ったら、少なくとも慣れるまでは、わき目もふらずに頑張るという考え方がかつては一般的でした。しかし、時代は変わって、2024年度新卒社員のうち55.8%の人たちが入社前から副業に興味を持っていたと、アン・コンサルティング(現ココナラテック)の「HR白書 2024 vol2~新卒編~」が明らかにしています。

この副業希望率は、2025年度の新卒社員になると、さらに高まるようです。「マイナビ 2025年卒大学生活動実態調査」によると、就職後に副業を検討する人の割合は66%となっています。

もちろん、積極的に副業を行いたい人の割合は15.1%にとどまっていて、金銭的に苦しくなった場合(26.7%)、就業先の業務に慣れたら(22.9%)という条件付きの人が大半ではあるものの、副業への関心の高さがうかがえます。

そもそも、何にお金を使いたいのかといえば、副業を行いたい理由として、

  • 貯蓄や自由に使うお金・・・61.6%
  • 生計維持・・・38.8%
  • 新たな知識や経験の獲得・・・33.6%
  • 自分自身の知識や能力を試したい・・・23.9%

が上位に来ています(複数回答)。

新卒社員なので、扶養家族のいない人が大半と考えられますから、自分自身に使うお金を増やすために副業を考えているのですね。

2025年も副業のトレンドは続く

新卒社員の関心の高まりを考えると2025年も引き続き、副業の上昇トレンドは続きそうな気がしますが、どうなのでしょう。

パーソナル総合研究所「労働市場の未来推計2035」によると、就業者の副業希望率は今後も上がり続けていきます。

総務省「就業構造基本調査」で示された2000年代、2010年代の副業希望率と比較すると、来年どころか2035年まで、倍以上のレベルに到達するくらい副業希望率が右肩上がりを続けていくと「労働市場の未来推計2035」で予測されています。

当然、その右肩上がりの途上にある2025年も、副業希望率は上昇トレンド。

現実問題として副業が可能かどうかは、副業内容、時間外労働の上限、健康管理問題など、さまざまな要因が関係してきますが、少なくとも2025年も、副業希望率は高まっていくと予想されています。

当然、副業の話題も身近に増えるでしょうから、興味があっても年内に始められなかった人は、その上昇トレンドに乗って2025年こそ、副業デビューしてみてはいかがでしょうか。

[文/坂本正敬]

[参考]
2025年卒大学生活動実態調査 (6月) – マイナビ
労働市場の未来推計2035 – パーソナル総合研究所
副業・フリーランス、働き方の多様性が進む2024年度入社の新卒社員実態調査 – ココナラテック
※ 副業・兼業の場合における簡便な労働時間管理のポイント労使双方の負担を軽減する「管理モデル」 – 厚生労働省
※ 令和6年4月からは、36協定のない残業は、違法です! – 富山市

〈bizSPA!〉元編集長。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉創刊編集長。国内外の媒体に日本語と英語で寄稿し、翻訳家としては訳書もある。技能五輪国際大会における日本代表選手の通訳を直近で務める。東証プライム上場企業の社内報や教育機関の広報誌でも編集長を兼務しており、広報誌の全国大会では受賞経験もあり。

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