シャープは1月5日(米国時間)、予告していたVR対応ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)の試作機を同日開幕したテクノロジー見本市「CES2023」の会場で公開した。スマートフォン開発で培った独自デバイスや小型化技術を応用し、重量を約175gに抑えた。 スマートフォンに接続するタイプのHMD。軽量のため長時間使用しても疲れにくく、使用しないときはコンパクトに折りたためる。 表示部には液晶パネルを搭載。片目2K×2で120Hz駆動による滑らかな表示を可能にした。 ポリマーレンスを採用したRGBカラーカメラモジュールを搭載している。ポリマーレンズはレンズの厚みを変えてピントを合わせる仕組みで、一般的なカメラより合焦までの時間が短い。ピントの位置が動いても画角が変わらないため「映像に酔いにくい」という。 このカメラを利用して周囲の様子を映像として取り込み、カラーで表示する「カラースルー映像表
Acerは、米国時間1月5日にラスベガスで開幕するCES 2023に合わせ、発電機能を備えるバイク(自転車)デスク「eKinekt BD 3」を発表した。ユーザーがバイクデスクのペダルを漕ぐと、生み出された運動エネルギーが電気に変換される仕組みだ。毎分60回転のペースで1時間漕ぎ続けると、75ワットの電力を自家発電できる。 eKinekt BD 3はUSB Type-Aポート2基とUSB Type-Cポート1基を搭載し、複数のモバイル機器を一度に充電できる。背面にはLEDインジケーターがあり、ペダルを踏むと点灯し、運動エネルギーが変換されていることが分かる。 また、専用のアプリがスマートフォン向けに提供され、画面上で運動と発電の進捗状況をリアルタイムで把握できる。提供される情報は、ペダルを漕いでいる時間、距離、速度、消費カロリー推計値、発電した電力だ。アプリに身長、体重、性別、年齢などの情
トヨタ自動車は1月7日、あらゆるモノやサービスがネットを介してつながる都市「コネクティッド・シティ」を静岡県に建設すると発表した。2020年末に閉鎖する東富士工場(静岡県裾野市)の跡地を利用し、21年初頭に着工。将来的に約71万平方メートルの街を作る計画だ。自動運転・ロボット・スマートホーム技術などを試験的に導入し、有用性を検証する。 街には「Woven City」(ウーブン・シティ)という愛称も付ける。初期はトヨタの従業員やプロジェクトの関係者など2000人程度が暮らす予定だ。住民は、室内用ロボットなどの新技術を利用できる他、センサーが取得した体調のデータをAIで分析し、健康状態を管理できる。 都市内部の道は、走行できる乗り物に応じて3種類に分け、それぞれを網の目のように織り込んだ構造にする。 道の種類は(1)多目的電気自動車「e-Palette」など、完全自動運転車や電気自動車のみが走
ある新興企業が開発したアプリは赤ちゃんの泣き声を「翻訳」し、お腹が空いているのか、不快なのか、疲れているのか、おむつ替えが必要なのかを教えてくれるという。ラスベガスで開催中の「CES 2024」でその技術を披露したCappellaは、人工知能(AI)と機械学習を使って乳児のニーズを読み解くという。 Cappellaによれば、この技術の精度は約95%。赤ちゃんのニーズを推測しようとする人間の精度が約30%であるのとは対照的だ。なお、アプリの解釈が正しくないと思えば、「同意しない」ボタンを押すことができる。 アプリは月額10ドルだ。睡眠、授乳、おむつ替えを記録できるので、より一般的な育児アプリとして使うこともできる。 また同社は、温度の分析(赤ちゃんが泣くのは暑いからか寒いからか)や、AIを使って赤ちゃんをあやすことにも取り組んでいる。 「画期的なAIを搭載した赤ちゃんの泣き声翻訳機によって赤
期待度大、シャープが作る国産VRヘッドセット2023.11.10 20:0028,788 武者良太 水中ゴーグルくらいのサイズ感。持ち運びもしやすそう。 11月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催されているSHARP Tech-Dayにやってきましたよ。右を見ても左を見てもシャープのロゴ。シャープだらけのテックフェスです。 グローバル企業としての道を爆走しているシャープゆえに、展示されている製品や技術はバリエーション豊か! 高効率な太陽光発電パネルもあるし、鮮やかで低ノイズな映像・写真が撮れる1/2インチ6400万画素カメラセンサーや、背負って運べる5G基地局などなど、興味深い展示ばかりです。 その中でも一番気になったのがコレ。今年1月のCESで公開されたシャープのVR用ヘッドマウントディスプレイです。 最新プロトタイプはやや重くなったけどそれでも軽いPhoto: 武者良太ミラー加工
トヨタ自動車はアメリカ ラスベガスでテクノロジーの見本市が始まるのを前に現地で発表会を開き、静岡県内に広さ70万平方メートル余りの実証都市を建設し、自動運転車や、AI=人工知能などに関する技術やサービスの開発に乗り出すと発表しました。 ラスベガスで7日から世界最大規模のテクノロジーの見本市「CES」が始まるのを前に、各社がメディアに最新の製品やサービスを披露しました。 トヨタ自動車は豊田章男社長が発表会を開き、静岡県裾野市内にある閉鎖予定の工場の跡地に、広さ70万平方メートル余りの実証都市を建設すると発表しました。 プロジェクトの詳細は決まっていないということですが、工事は来年着工し、公募などによって最終的に2000人余りの住民が暮らす予定だということです。 実証都市では日常の生活の中で自動運転車やAIに関する実験を行い、新しい技術やサービスの開発を進めるとしています。 発表会で豊田社長は
トヨタの実験都市構想や、ソニーの電気自動車のコンセプトモデルが発表されて盛り上がりを見せている、米ラスベガスで開催中の「CES 2020」で、アンテナを刺したジャガイモを展示するブースが話題になっている。 開発したのはフランスのスタートアップ、POTATO。POTATOを立ち上げたニコラス・バルデックさんは、「スマートフォンやコーヒーマシンなどさまざまなものがインターネットにつながる中、誰かがジャガイモもつながるようにしなければならないと感じた」と語る。 バルデックさんは、ジャガイモと機械をつなげるポテト-マシンインタフェースとして「NEURASPUD」(SPUDはジャガイモの意味)を開発。NEURASPUDの電極は金と亜鉛で、これをジャガイモに刺すことでジャガイモから電力を得るという。ちなみに、食物に電極を刺して発電する仕組みは「レモン電池」を代表に知られている方法だ。
フルカラーKindleの可能性。新型E-Inkディスプレイを見てきました #CES20202020.01.11 17:0048,652 Andrew Liszewski - Gizmodo US [原文] ( たもり ) E-Inkで雑誌も読みたい。 E Inkはタブレットの到来(iPadが電子ペーパー採用の電子書籍リーダーを全滅させると大勢が予想していた)に耐えただけでなく、成長を続けています。しかし、ラップトップやスマホの天板に置かれる省電力性スクリーンとしてだけではありません。E Ink社はCESで、AmazonのKindleなどのデバイスをフルカラー化するかもしれない次世代の電子ペーパーをお披露目したのです。 CESでのこの数年間、E Ink社はカラー電子ペーパーのプロトタイプを、大きなデジタルフォトフレーム上で有名な絵画作品を表示して展示してきました。E Inkのテクノロジーはサ
あらゆるモノやサービスがつながる実証都市「コネクティッド・シティ」を東富士(静岡県裾野市)に設置。「Woven City」と命名し、2021年初頭より着工 企業や研究者に幅広く参画いただき、CASE、AI、パーソナルモビリティ、ロボット等の実証を実施 デンマークの著名な建築家であるビャルケ・インゲルス氏が街の設計を担当 トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、2020年1月7日(火)~10日(金)に米国ネバダ州ラスベガスで開催するCES 2020において、人々の暮らしを支えるあらゆるモノやサービスがつながる実証都市「コネクティッド・シティ」のプロジェクト概要を発表しました。本プロジェクトでは、2020年末に閉鎖予定のトヨタ自動車東日本株式会社 東富士工場(静岡県裾野市)の跡地を利用して、将来的に175エーカー(約70.8万m2)の範囲において街づくりを進めるべく、2021年初頭に着工する予
世界最大級の家電見本市であるCES 2023が2023年1月6日からスタートしています。この中でソニーがプレスカンファレンスを開催しており、PlayStationの開発・販売を行うソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のジム・ライアンCEOが、PlayStation 5(PS5)の世界的な在庫不足がついに解消されたと発表しました。 Sony says the PlayStation 5 shortage is over - The Verge https://www.theverge.com/2023/1/4/23539918/sony-playstation-5-shortage-over PS5 Shortage Is Over, According To PlayStation | GameSpot News - GS News Updates - GameSpot h
ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2022年12月24日から2023年1月6日までの年末年始期間について集計し、まとめた。 明けましておめでとうございます。今年もITmedia NEWSをよろしくお願いします! 2023年一発目のトップテンは、年末年始のアクセスランキングだ。クリスマスの記事も入っていて、すっかり「過ぎ去った日々」のイメージもあるが、お付き合いいただきたい。 1位は、“ネタツイ”にマジレスした「サーバルームへ“お呼ばれ“した時の正しいコーデ」指南だ。コーデのポイントは「出っ張りに引っかからないこと」「物を落とさないこと」など。一般的なお呼ばれとはひと味違ったコーデが必要になるので、機会がある方はぜひ参考にしてほしい。 CESに現れた変態ガジェットたち さて、年明
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは日本時間の1月5日(木)に配信された「CES 2023」のプレスカンファレンスにて、PS5用の新たなコントローラー「Project Leonardo」を発表した。 Introducing Project Leonardo for PS5, a highly customizable accessibility controller kit designed to help players with disabilities play more easily, more comfortably, and for longer periods. More info: https://t.co/qqCfpnPJr6 pic.twitter.com/IM0iulP0Fk — PlayStation (@PlayStation) January 5, 20
Accenture の「Technology Vision 2024」とその前身 Image Credit: Accenture Accenture は8日、CES 2024で「Technology Vision 2024」を公開したが、その中で AI が大きな役割を果たしていることは驚くことではない。 このビジョンは、人類とテクノロジーの関係が変曲点を迎える変革的な未来を予測している。テーマは「ヒューマン・バイ・デザイン:AI は人間の可能性をどのように引き出すのか」だ。このビジョンは、テクノロジーが人類に悪影響を及ぼすというディストピア的な描写とは一線を画す、楽観的なものである。Accenture は、今週ラスベガスで開催される「CES 2024」でこの報告書を発表した。 千年後の人間のディストピア写真を見たことがあるだろうか?猫背、浅黒い肌、大きく繊細な目——物理的な世界から切り離さ
パナソニックは先に開催されたCES2022で、環境関連や北米事業に関する様々な展示を開催した。その中で注目したいのが、軽量・高画質なSteamVR対応VR(仮想現実)グラス「MeganeX」や、人体冷熱デバイス「Pebble Feel」、大きな声を出しても外部に音が漏れない無線マイク「Mutalk」といったメタバース(※)関連のアイテムだ。 中でもMeganeXはパナソニックが一昨年のCESから展示を行っており、今回遂に具体的な製品に仕上がった。そこで今回は、パナソニックにお邪魔して、MeganeXの映像を体験させていただくとともに、本機の開発を手がけたデジタルプロセス開発センター XR開発部 部長の柏木吉一郎さんと、事業開発センターXR総括の小塚雅之さんに製品の詳細や今後の展開についてお話をうかがった。(編集部) ※メタバース:コンピューターやネットワークの中に構築された現実世界とは異な
シャープが公開した軽量型VR HMDを試す。独自開発のパンケーキレンズは,競合よりも約1.6倍明るい自信作だ ライター:西川善司 CES 2023に合わせて,シャープは,会場近くのホテルにプライベートブースを設け,アメリカ市場への再参入を表明したAQUOSシリーズのテレビを筆頭に,同社が得意とする液晶パネルや太陽電池パネル,半導体関連の技術を展示した。中でも注目を集めていたのが,初公開となるVRヘッドマウントディスプレイ(以下,VR HMD)のプロトタイプだ。 シャープ製VR HMD。ミラーシェードを採用しており,SF映画に出てきそうなサイバーなデザインとなっている シャープがVR HMDを開発したワケ まず,押さえておきたいのは,シャープが公開したVR HMDは,あくまでもプロトタイプであり,直近で製品化を予定するものではないということだ。ではなぜ,開発したのかというと,シャープが独自に
NVIDIAは1月3日(米国太平洋時間)、新型GPU「GeForce RTX 4070 Ti」を発表した。同GPUを搭載するグラフィックスカードは、パートナー企業を通して順次発売される。米国では1月5日から販売を開始する予定で、想定販売価格は799ドル(約10万5000円)からとなる。 GeForce RTX 4070 Tiの概要 GeForce RTX 4070 Tiは、NVIDIAが2021年9月21日に登場を発表し、同年10月14日に発売の中止を発表した「GeForce RTX 4080」の12GB版の商品名称を変更したものである。 名称を変更したことと、想定ベースの販売価格が100ドル値下げされたこと以外は、以下の通り発表当時のスペックを据え置いている。 GPUコアアーキテクチャ:Ada Lovelace CUDAコア:7680基 稼働クロック:2.31GHz~2.61GHz グラ
5G&Wi-Fi 6対応のモバイルルーター、これさえあれば自宅はまるっとOK #CES20202020.01.09 20:0045,548 Andrew Liszewski - Gizmodo US [原文] ( 塚本直樹 ) 1台ですむというロマン 小型なモバイルルーターを自宅でも利用している、という人も多いことでしょう。そしてNetgearの「Nighthawk M5 5G WiFi 6 Mobile Router」なら、自宅だけでなく外出先へも高速な通信環境を持ち運べるはずです。 ギズ読者の皆様はご存じの方も多いと思いますが、次世代の5G通信では最大1Gbps〜2Gbpsの高速なダウンロード速度が提供されます。これにより、4Kコンテンツの視聴からオンラインゲームまで、さらに快適に楽しめるのです。 そして今回のNighthawk M5 5G WiFi 6 Mobile Routerは、
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