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韓国の独裁政権時代に北朝鮮のスパイなどとして拘束され、死刑判決を受けた大阪市の在日韓国人、李哲(... 韓国の独裁政権時代に北朝鮮のスパイなどとして拘束され、死刑判決を受けた大阪市の在日韓国人、李哲(イチョル)さん(67)に対する再審で、韓国大法院(最高裁)は26日、検察側の上告を棄却し、無罪が確定した。 李さんは韓国に留学中だった1975年、下宿先に数人の男が押し入り、「聞きたいことがある」と言われ、連行された。当時の韓国中央情報部(KCIA)で厳しい拷問を受け、国家保安法違反などの罪で死刑判決が確定した。その後、減刑され、88年になってようやく釈放されたものの、改めて無罪を訴えて、再審を請求していた。 判決後、李さんは支援者らから花束を受け取り、「当然無罪なのに、これを聞くのに40年かかった。亡くなった父、母に報告したい」と述べた。そのうえで「韓国にはこのような悔しい気持ちで亡くなった方がどれほど大勢いたことか。私の無罪判決が亡くなった方々に対する慰めになれば」と語った。(ソウル=東岡徹
2015/11/27 リンク