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関東大震災が発生してから100年目にあたる今年9月1日、長く闇に葬られていた事件を描いた映画が公開され... 関東大震災が発生してから100年目にあたる今年9月1日、長く闇に葬られていた事件を描いた映画が公開される。タイトルは『福田村事件』(監督・森達也)。震災が発生した5日後、千葉県東葛飾郡福田村(当時)に住む100人以上の村人によって、香川から訪れた薬売りの行商団15人のうち、幼児や妊婦を含む9人が殺害された。 震災直後、関東各地で地域の「自警団」や住民による「朝鮮人虐殺」が行なわれた。行商団は讃岐弁で話していたことから、朝鮮人と決めつけられて殺害されてしまう。「善良な住民」は、福田村で、そしてほかの町や村で、なぜ「虐殺行為」ができたのか。100年後を生きる私たちにとって、それは「過去の話」なのか。 作品の中で重要な役割を果たす村の自警団のリーダーを演じた水道橋博士に、この映画は何を語りかけているか、私たちはそれをどう受け取るか、そして「自分がもっとも嫌いなタイプの人間」を演じた苦しさを聞いた