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ちまたに「うまい、やすい、はやい」があふれるようになったのはいつ頃だったか。いまや街中にはチェー... ちまたに「うまい、やすい、はやい」があふれるようになったのはいつ頃だったか。いまや街中にはチェーン店が軒を連ね、何でもすぐに口に入る生活が当たり前のように浸透しています▼29日の「土用の丑(うし)」を前にウナギ商戦がピークを迎えています。昔のごちそうも最近はスーパーやコンビニ、回転ずしや牛丼店にまで登場。ヨーロッパに続いてニホンウナギも絶滅危惧種に指定されながら、相変わらずの過剰ぶり▼世界のウナギの7割は日本人の胃袋に収まっているそうです。稚魚もどんどん減るなかで中国や台湾から大量に輸入。手頃な値段で食べられる最後の年かもしれない、と関係者が不安を示す現状にも、国内の保護対策はほとんどとられていません▼ウナギは、地球環境を語る魚といわれます。ニホンウナギは日本から2千キロも離れたグアム島近くの海で生まれ、海流に乗って移動します。黒潮に乗り換え、姿を変えながら陸地に近づき、川をさかのぼる。潮
2014/07/27 リンク