｢男子高校生のキス経験率22%､性交経験率12%｣自慰経験率だけが上昇する"性離れ"が暗示する日本の行く末 日本の子供たちは人の触れ方をどう学ぶのか

｢男子高校生のキス経験率22%､性交経験率12%｣自慰経験率だけが上昇する"性離れ"が暗示する日本の行く末 日本の子供たちは人の触れ方をどう学ぶのか

日本性教育協会が1974年から6年ごとに行っている「青少年の性行動全国調査」（速報）によると、高校生の...概要を表示 日本性教育協会が1974年から6年ごとに行っている「青少年の性行動全国調査」（速報）によると、高校生のキスや性交の経験率は下がっていることがわかった。コラムニストの河崎環さんは「日本での性行動に対する“免疫”の付け方は、『実践型』ではなく『予防接種型』だ。子どもたちは性教育で、ポジティブな性についてのメッセージよりも先に、ネガティブなメッセージを受け取っているのではないか」という――。 データに表れた高校生の“性離れ” 日本の高校生が、“性離れ”をしているという。日本性教育協会が2023年に行った調査（速報）によると、キスをしたことのある男子は22.8％、女子は27.5％。35年以上前、1987年の水準に戻ったそうだ。性交経験率は男子12.0％、女子14.8％で、20年近く減少傾向が続く。一方で自慰経験率は増加。これを報じる朝日新聞は「相手がある性行動は減少する一方、相手のいない性行動は増