「脱米国依存」迫られる欧州防衛の課題は　トランプ政権発足間近 | 毎日新聞

「脱米国依存」迫られる欧州防衛の課題は　トランプ政権発足間近 | 毎日新聞

欧州への防衛協力や、ロシアによる侵攻を受けるウクライナへの支援に消極的なトランプ米次期大統領が202...概要を表示 欧州への防衛協力や、ロシアによる侵攻を受けるウクライナへの支援に消極的なトランプ米次期大統領が2025年1月20日に就任するのを前に、北大西洋条約機構（NATO）や欧州連合（EU）では、防衛の米国依存脱却が議論されている。だが、変革には多くの難題が待ち受ける。 ＜防衛は非合法薬物と同じ？　欧州の資金調達障害に＞へ続く 「私たちには目覚ましの呼びかけが何回必要なのか。戦時の心構えを持つべきだ」。NATOのルッテ事務総長は24年12月12日、ブリュッセルでの講演で、ウクライナ侵攻の長期化などを踏まえて加盟国に訴えた。 トランプ氏は米国のNATOへの関与縮小を示唆するが、加盟国の危機意識には温度差がある。ウクライナやロシアに隣接するポーランドやエストニア、ラトビアで国防費が国内総生産（GDP）比3％を超えるのに対し、地理的に遠いイタリアやスペインなどでは2％にも満たない。 欧州政策センター（EP