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大阪府忠岡町と町商工会が泉州産のタオルを使ったキノコ栽培に乗り出す。甲南大の田中修特別客員教授(... 大阪府忠岡町と町商工会が泉州産のタオルを使ったキノコ栽培に乗り出す。甲南大の田中修特別客員教授(69)=植物生理学=が開発した、おがくずを使わない栽培技術を活用した試み。ノウハウを地元業者に無償で提供し、来年度中の事業化を目指す。面積が3.97平方キロと町として日本一小さい忠岡町は「狭い場所でも栽培できるキノコを町のブランドに育て上げたい」と意気込んでいる。 田中教授によると、一般的なキノコ栽培は、おがくずに菌糸を付け、養分として米ぬかを加えて容器で育てる。収穫後におがくずが廃棄物になるデメリットがあるが、田中教授は米ぬかから養分となる液体だけを抽出し、繊維に浸してキノコを育てる方法を見つけた。この技術は今年2月に特許登録された。