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マーケットは大きく失望 12月3日の欧州中央銀行(ECB)政策理事会の結果はマーケットを大きく失望させた... マーケットは大きく失望 12月3日の欧州中央銀行(ECB)政策理事会の結果はマーケットを大きく失望させた。事前に期待されていた「大規模な追加緩和策」が発表されなかったためだ。 マリオ・ドラギECB総裁は、前回10月22日の政策理事会後の記者会見で、12月に大規模な追加緩和策を実施する用意がある旨の発言を行った。この直後から、ユーロレートは大幅に下落した。例えばドル・ユーロレートは、10月の政策理事会前(10月21日)の水準である1ユーロ=1.1345ドルから、12月2日は同1.0573ドルへと6.8%も減価した。 このユーロ安の流れを受けて、ドル・ユーロレートは「パリティ(すなわち、1ユーロ=1ドル)」まで低下すると予想する金融機関も出てくる状況であった。 だが、12月3日にドラギ総裁が提示した追加緩和のメニューは極めて限定的であった。 具体的な追加緩和措置は、①金融機関がECBへ預け入れ
2015/12/10 リンク