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クロレラの光合成能力を利用し、心停止から時間が経過した膵臓(すいぞう)内の酸素、二酸化炭素濃度を... クロレラの光合成能力を利用し、心停止から時間が経過した膵臓(すいぞう)内の酸素、二酸化炭素濃度を改善、機能まで回復させることに、山岡一平・大塚製薬工場主任研究員らのチームが動物実験で成功した。世界で初めて動物と植物の間で、酸素と二酸化炭素のやり取りを実現させた成果で、心停止後の臓器を移植する道が開かれる可能性がある。11日に宇都宮市で開かれた日本蘇生学会で発表した。【永山悦子】 チームは、呼吸不全状態にしたラットの腹膜上に酸素が溶け込みやすい液体とクロレラを入れてLED(発光ダイオード)を照射。低かった血液中の酸素濃度が、光合成を行ったクロレラからの酸素によって高まる一方で、高濃度だった二酸化濃度はクロレラに取り込まれ、元通りに近づいた。 また、心停止から3時間放置したラットの膵臓を摘出。同様の仕組みの液体に30分間膵臓を入れ、別の糖尿病のラットに移植した。その結果、移植された全6匹の血糖
2010/09/11 リンク