疲れて寝落ちする寸前に、取り止めのないことが頭に浮かぶことがある。
中には支離滅裂なことがある。たとえば「猫が飼いたいけどバイトで倉庫の確認だから筋トレしよう」みたいな何の繋がりもないことだったり、「はやく学校いって宿題しなきゃ」みたいなほんとにありそうなことだったり。私はバイトではないし、学生でもないのに、だ。
おそらく白昼夢の類なのかもしれない。不思議なことに、それが頭に浮かんでいる時は、それが事実だと思い込んでいる。
我に返った瞬間、全部おかしいことに気づくのだけれども。
そういえば、統合失調症の人は、あとから考えると明らかにおかしいのに、妄想に頭を占拠されている間はそれが現実のように思ってしまっていた、というのがあるけれど。
考えてみれば、夜に夢を見てる間も、その夢が素っ頓狂な内容であっても、見てる間は真実のように思い込むことが多い。