むかし私立中学に勤めていた時
入試問題で茨城県の旧国名および東京都の旧国名を問う問題が出された
千葉に住んでる受験生だったのだろうか、両方とも下総国とかいてあった解答用紙があり両方当然のようにバツがついていた
チェックしていた僕も当然やり過ごそうかと思ったのだが「まてよ」とおもい次の休憩時間に図書室の歴史地図をみにいった
そう東京の現在の葛飾区や墨田区、茨城の古河や取手など県西地区全体は下総国なのだ、
これをすぐ社会科の教師に言うとすぐに教科会が招集され、1時間ほど議論されたが結局正解とすることになり、以後こういう曖昧な回答を許す入試問題はなるべく出さないことになった
飛びぃ地とか細けぇ土地の編入とか割かしあるからなぁ… 明治の廃藩置県の前後を見ても完全な旧国域と県域が一致してねぇこともようある 穴を突く受験生がおりゃあ対抗できないのだ...
...
つい先日、何かの本を読んでいて下総国の範囲をぼんやりと知った。 房総だけではなく広い地域に渡っていたこと。 鎌倉から房総に上陸してきた関係で、上総国、下総国と命名されたら...
高校入試の地理で似た経験をした。 アメリカの現地時間を答えさせる問題で、 タイムゾーンとかサマータイムの情報を与えず、 解答不可能な問題になっていた。 出題者は経度の計算...