■自称 歴史に詳しいおじさんへ

週末、居酒屋で歴史に詳しいと自称する中年男性に会った。 色々話すもんだから、大学の一般教養で読まされた下記の論文リストの中でどれが好きかと聞いたらどれも読んだ事がないという。 これ読まずに戦争云々、文化云々 成長云々とか万死に値する。基礎的な教養を身につけないで社会に出た大人が多すぎないか？

『中央公論』６４年１０月号

「戦後日本を創った代表論文」特集より

１． 堕落論　坂口安吾

２． 超国家主義の論理と心理　丸山眞男

３． 日本社会の家族的構成　川島武宜

４． 第二芸術　桑原武夫

５． 原子党宣言　渡辺慧

６． 中国の近代と日本の近代　竹内好

７． 近代日本人の発想の諸形式　伊藤整

８． 真実は訴へる　広津和郎

９． 平和論の進め方についての疑問　福田恒存

１０． 前世代の詩人たち　吉本隆明

１１． 文明の生態史観序説　梅棹忠夫

１２． 自由主義者の試金石　鶴見俊輔

１３． 資本主義は変わったか　都留重人

１４． 共産主義のすすめ　大宅壮一

１５． 革新勢力の構想力　佐藤昇

１６． 「独占資本」と所得再分配政策　小宮隆太郎

１７． 現実主義者の平和論　高坂正堯

１８． 核時代の日中関係　坂本義和

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